FANTASY GIRLS

お引越ししました! 特に内容も変わらずにTMFA女子サッカー世界の未来のお話しっす この世界の女子サッカーは熱いんだぜぇ(笑)



「わーわーわー、ハナちゃんハナちゃんだー」
クラウディアの隣でリリー・キャロネロが画面を見ながらピョンピョン跳びはねている。
あまりの騒がしさに一瞬眉をひそめたクラウディアだったが、思い直して微笑んだ。

「良かったわね」
「うん!はやく会いたいなー」
「そうね、私も早く会いたいわ」

目を細めたクラウディアがそう呟いた。









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18歳以下イタリア女子代表はこの日軽い練習に留まった。
先週のホンジュラス戦から間を置かず、非公開でACミランとフィオレンティーナフルメンバーとの練習試合を行ったからだ。
ホンジュラス戦では抜群の仕上がりを見せた彼女らだったが、疲れが残ったままの状態で挑んだ2試合では十分なパフォーマンスを見せられず、また相手が連携の取れたクラブチーム相手と言うこともあり、接戦だったが2試合とも負けていた。
今後はコンディションを調整しながらベストなパフォーマンスを維持する方向に舵を切るということになり、来週には日本に移動して2次合宿というスケジュールだった。


選手たちが思い思いに休憩時間を過ごしている中、キャプテンであるクラウディア・アンジェリは部屋から持ち出した自前のノートパソコンをロビーの回線に繋いでインターネットを始めた。
その様子を見たチェチーリア・ボッシが首にぶら下がったリリー・キャロネロを抱きかかえた格好で近づく。相変わらずリリーはチコをお気に入りに定めたままだった。

「クラウ、何しているの?」
チコはクラウディアの隣の椅子に腰掛け、首に巻き付いているリリーを反対側の席に座らせた。
クラウディアは顔に縦線を入れて疲れ切った様子のチコを哀れみに近い眼差しで見てからニコリと笑った。

「ええ、色々情報収集をね」
「もしかして、ハナ?」
「ハナちゃん?キャプテンハナちゃんのこと探してるの?」
顔を近づけたチコ、そして身を乗り出すリリーを交互に見てクラウディアは笑顔で頷いた。 

「ええ、でも日本代表は今のところ情報が少ないのよね」
クラウディアは様々な検索サイトを駆使して調べているが、日本の静岡という場所で合宿をしていること以外は殆ど情報が出ていない。当然羽奈に関しての情報も殆ど出ていない。
クラウディアはOSを日本語版に切り替えた。
羽奈の兄と文通を進めていく中で、クラウディアはメールのやり取りもしていきたいと思って日本語の勉強にも着手していた。
元々才女であるクラウディアはもの凄い勢いで日本語を習得しており、不慣れながらも日本語の読み書きも出来るレベルまで達していた。

そして調べる。
すると、ひとつのサイトに行き当たった。

「何かしら、『ぬこぬこ生放送』って……」








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「あー、腹減ったー」
早朝、芹澤鈴香はげんなりとした表情でそう吐き捨てた。
朝食30分前のロビー、鈴香の向かいに座る羽奈は何と答えればよいかわからずただ愛想笑い。乾いた笑い声がロビーに響いた。

昨夜、警備班である「アネックスヒーローズ」のアーカムとの戦いでボディブロー一発で倒れた鈴香。
その際に胃の中のもの全て吐き出してしまった為にこの発言なのだが、羽奈から見れば鈴香はもっと落ち込んでも良さそうなのにケロッとしている風に見える。

「ちっきしょーあの野郎手加減無しでやりやがってさ-、でもまさかワンパンでやられるなんてさー、あーこれでも結構自信あったんだけどなー」
テーブルに肘を突いて口を尖らせる鈴香を見て、やっぱりそうでも無いんだなと少しだけ安心する羽奈だった。







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「こっちだ」
黒いスーツの女性、アーカムは建物の間を縫うように先頭を歩く。
その後ろには眉間に皺を寄せたままの芹澤鈴香。そして居心地の悪そうに羽奈が続いていた。

「ね、ねえ鈴香先輩…… 戦うって」
前を歩く鈴香の背中に向かって羽奈は恐る恐る声をかけた。鈴香は羽奈に振り返り、にこりと笑った。

「悪いな羽奈。でも誰かに見ておいて欲しいんだ」
鈴香の笑顔は戦いに赴くような悲壮な決意にはほど遠い、放課後ファーストフード店に友達と行くような気軽な雰囲気があった。
でも、その瞳だけはギラギラとしているように羽奈には写った。





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フィレンツェ市にあるカルチョ専用スタジアム、スタディオ・アルテミア・フランキ。
フィオレンティーナのホームスタジアムであり、収容人数4万7000人を誇る。
その客席の半分ほどが埋まった今、選手入場口にはU18イタリア代表のスターティングイレブンとU22ホンジュラス代表イレブンが並んでいる。
イタリア代表の青いユニフォームに身を包み、左腕に黄色いキャプテンマークを巻いた少女、クラウディア・アンジェリは後ろに並ぶ仲間たちを見て、感慨深げに微笑んだ。

「やっと、ここまで来れたわ」
クラウディアは小さな声でそう呟いた。






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エンジェル・イレブン選手名鑑 No.22
神崎 理恵 17歳 身長164センチ Po.MF
愛媛柑橘中学 → 愛媛風華FC

今回唯一TM2部からの選出。ただ年代別代表では16歳以下から選出されており、これまではほぼレギュラーポジションを務めている。
視野の広さと守備力から、ボランチを任されることが多いが中盤後ろからのドリブル突破にも魅力を感じる。みかんとこたつが大好き


エンジェル・イレブン選手名鑑 No.23
主人 恵 16歳 身長163センチ Po.MF
響野中学 → 響野エンジェルス

今回年代別代表初選出。
所属チームのポジションはSBということだが、特筆すべきは足の速さと攻撃力。一旦上がると戻ることを忘れてしまうほど攻撃的。
所属チーム監督&コーチの実娘であり、TM内では初の二世選手ということで話題性も高い。 




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エンジェル・イレブン選手名鑑 No.20
芹澤 鈴香 18歳 身長 160センチ Po.GK
横浜清華中学 → 横浜清華Jグラディエイターズユース → 横浜清華Jグラディエイターズ

格闘技オタクのGK。自身も空手や柔道など黒帯を持ち、そしてその独特な体捌きと素早い動きが特徴。
年代別代表はU16より。
今時の若者口調が印象的だが、特に後輩からの人望が厚い。


エンジェル・イレブン選手名鑑 No.21
真柴 塔子 17歳 身長164センチ Po.DF
ダイナマイトメイツ駿河ユース → ダイナマイトメイツ駿河

本職はサイドバックだが、CBも器用にこなせる。
足はそれほど速くはないが、正確なクロスには定評がある。
年代別代表には15歳の時にU16に選出されて話題になったが、スタメン出場は今のところ無い。




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エンジェル・イレブン選手名鑑 No.18
桐島 羽奈 16歳 身長156センチ Po.FW
横浜清華中学 → ASローマプリマヴェーラ → ASローマ

今回代表初選出。
風見真琴と同じく若干16歳の「海外組」。所属チームではスーパーサブで、ルーキーとしては望外の成績をあげている 。
個人技に優れ、また閃きに溢れたプレーで観客を魅了する。
父親は元日本代表でヨーロッパを中心に活躍した選手で、いわゆるサラブレッドと揶揄されることもある。


エンジェル・イレブン選手名鑑 No.19
佐倉 絢香 18歳 身長160センチ Po.MF
鎌倉第2中学 → 鎌倉クリアスカイ → 横浜清華Jグラディエイターズ

鮮やかに染め上げた金髪が印象的な選手。
2部鎌倉の合併騒ぎの中で清華に移籍。試合出場は少ないがその攻撃力には定評がある。
年代別代表は16歳以下からで、サイドを主戦場とするが中盤なら大体こなせるユーティリティーもある。
シルバーアクセとハードロックが大好き。



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