農園便り

小さな農業法人の経営、農産物生産担当、、、の忘備録。

春キャベツの収穫が始まりました。
やわらかく、甘みがあって、とっても美味しい春キャベツです。
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19日、20日と関東農政局障害者収納促進協議会、関東ブロック農福連携推進スタディツアーに参加しました。
視察先はユニバーサル農業を実践する浜松市の京丸園蝓▲泪襯織農園、蟾盪魁↓蠅劼覆蝓雰評領)

京丸園株式会社 http://www.kyomaru.net/
しずおかユニバーサル園芸 http://www.shizuoka-universal.net/

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農業現場で活躍する障害者の様子と、仕組み、サポート体制などを見学させていただきました。


以下、現場視察、意見交換やディスカッションなどからの感想を簡単にまとめる。

 そもそも農福連携は人手不足による農業従事者のサポート、高齢化により増加する休耕地の解消のために社会福祉法人などが農業に参入し、そこを利用している障害者の収入源と、就労訓練や精神的な改善効果が見られたことによって徐々に広がりを見せていった。背景として法定雇用率の達成のために特例子会社の農業参入によって、旧態依然とした農業経営に定性定量化などが持ち込まれたことや、外部に作業を委託する農家が増えたこともある。現状の課題としては、障害者の工賃向上が全体として(平均的に)低いということが大きいと思われる。
 そこで今回の視察では工賃が高く(B型事業所で月平均14,000円の工賃を、視察先の農園では月平均70,000円を達成されていた)、幅広い障害を受け入れている農園やそれをサポートする浜松市、特例子会社の視察となった。

浜松市は多様な地形と土質があり、豊富な日照量と温暖な気候、流通の好立地に位置している。また古くからピアノ、自動車などのものづくりの都市でもあり、施設園芸などをはじめ農業に適した土地といえる。ただ耕作放棄地の割合は静岡県の約12%を上回る14%になり、農地再生や生産性の限界、離農などが課題としてあった。そこで担い手育成と確保に向け、高齢者、障害者の参加を農業経営や担い手の育成、園芸福祉に活かしていく取り組みとしてユニバーサル農業ができた。ユニバーサル農業の視点として作業分解の視点に立ち、一般の農業では熟練をようする作業を機械化や農園デザインで克服されていた。またこの福祉と農業の連携のための中間支援組織としてNPO法人や研究会が運営されている。
連携の推進として一般社団法人や特例子会社があり、これらが農業サイドにビジネス的な視点や福祉サイドに就労訓練の機会や継続性を提供している。
農業の現場では障害者が社員と同じように仕事をしており、すでに完全に経営として大きな数字を実現されていた。障害者は雇用契約があり、農園の戦力として活躍され、また農産物の品質も安定し、ブランドとしての信頼があった。
またこうした成功事例が他の農業経営体にも波及しており、農業者は優れた経営をし、障害者は生き生きと働いていた。もちろん課題がないわけではないが、他の農業経営体の目指す典型であった。

植物工場などの大資本の投下によって作られたものではなく、一つ一つ積み上げ構築されたひとつのモデルであったので、言葉に説得力や重みがあり、強い経営体、弱い経営体を問わず勉強になる普遍的な考え方や改善への取り組みがあった。
よく言われることに農村の閉鎖性への批判と農業の産業化推進がある。これらを障害者だけでなく他産業や行政のよいところや協力を農業が取り入れると同時に、産業化(コスト管理、労務管理、自立的で安定した経営など)を実現されている姿があった。閉鎖性の打破と産業化の二つがスパイラルのように絡み合いながら農園が自転していて農業経営者は農作業者ではなかった。
 



タウンニュースの記事になったりもして「IT使えますか?」と聞かれることがあったので、整理目的で書いてみます。

ITが農業に寄与できる具体例として、…照離汽ぅ箸筌泪奪船鵐哀汽ぅ箸覆匹痢崘箴經麝拭廖↓環境情報を知ることで、ハウスなどでの作業を軽減しつつ収穫量の増収ができる「効率寄与」、そして7弍朕値の明確化や計画生産に貢献する「管理寄与」という大きく3つのパターンに分けてみます。

 銑まで連携して「ITは使える!」ということになりそうです。

聞かれているのは環境情報のことだと思って答えます。
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そもそもITは全般を指す用語なので、もう少しポイントを絞るとIOTになると思います。
HPでもページがありますが、圃場にワイヤレスセンサーを設置していただき、温度湿度や日照などを数値化して、ブラウザで見れるようにしていただいております。
これは導入しなくても、有能な方は自分の知識、経験、勘として身につけてしまうのも良いと思います。

私はITはほぼ素人ですし、この分野で大規模にやっていている方は、すでに何かしらのシステムを導入しているとは思います。

実験に参加した理由としては、好奇心「やってみたかった」ということを除いて、大きく3点です。
1.見える化。
経験に基づく生産管理技術を暗黙知から形式知へするため。
農業は作物・栽培方法により生産工程は異なります。
また野菜は人だけが栽培に関与するのではなく、その野菜のおかれた自然環境(地域気候特性) が、野菜を育てていることにもなります。
この自然環境を数値などにして(見える化)して、人と共有したい。

2.最適化。
野菜が上手に育った条件、うまくいかなかった条件(最適な栽培環境)を明らかにして、そこに人為的な影響を与えて、環境に制御を加えて、より美味しい野菜を提供したいということです。

3.負担が少ない
こちら側が提供する負担が少なかった。交通費や時間くらい。


今現在環境制御は、機器の設置がもう少しで完了するところまで来ています。

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今年最後のトウモロコシ。
品種はゴールドラッシュ。茹でても生でも美味しいです。

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