農園便り

小さな農業法人の経営、農産物生産担当、、、の忘備録。

2016-08-04-19-39-02


今年最後のトウモロコシ。
品種はゴールドラッシュ。茹でても生でも美味しいです。

『土壌微生物の基礎知識』西尾 道徳 著
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主に畑作の圃場の微生物についての本。

よく農業は土作りが大切だと言われるが、一般的に良い土の定義は多様であやふやなところも多い気がする。よく言われるのが排水性と保水性の両立とか、土壌フローラは多種多様だと病気が少なくて良いとか、黒い土は保肥力が良い、土を掴んだ時に軽く固まるくらいの感触が良いなどがある。
よく言われることを踏まえると、良い土壌というのは基本的に土壌の物理性(硬さとか、固まり方とか)に関することが多い。土壌三相(物理性、生物性、化学性)という土壌診断の視点があるが、本書は生物性についての本。その中で有用、有害な微生物について基礎的な部分を述べられている。

ハッとさせられたのはC/N比(炭素率)についてで、これは堆肥を入れる事とと密接な関係にあり、なぜ堆肥が大事か再認識させられた。

C/N比は土壌フローラを規定している。要は炭素が微生物の栄養源だからである。人間の炭水化物のようなもので、これが適正に保たれていると良い。

内容は難しいが、大事なことが簡潔に丁寧に述べらているのが白眉である。
土壌微生物の基礎知識
西尾 道徳
農山漁村文化協会
1989-02

最近カゴメの野菜ジュースを買って飲んでみたら結構おいしい。
うちの農園ではニンジンをジュース加工し販売している。それなりに手間をかけている割には、販売価格は
低く、相場に比べれば安いほうだと思っている。
かねてから量産を検討したこともあったが、生産するにもそれなりの手間や時間がかかる一方で、そのコストを販売価格で吸収しくい。また原料のニンジンは、年によって味に差があるので、選ぶ作業が必要になって、したがってその年ごとのジュースの生産量も変わってくる。
品質安定する生産技術を獲得したいが、年を追うごとに向上しているとはいえ、なかなか大規模に生産することができていない。現段階ではスケールメリットを生かしてコストを削減するという選択はない。

また労務管理もままならない。そもそも人材育成にかける時間と労力、お金がない。極力本人の意向を尊重したいが、そもそも「自分のやりたい農業をしたい」という希望が、うちで提供できるものとの齟齬がある。できるだけ本人のためになるようにしたいが、大企業のように事業部がいくつもあるわけではない。

こうしたことは親の世代が克服してきた課題とは異なるせいか、なかなか身近にこのことについて話せる人もいないので、ひとまずいままでは、若い人から高齢者までバランスよく雇用して、何となしに雰囲気をよく保つ程度のことだった。

自己利潤の最大化が現状の農業経営者、従事者の目的だが、大局的な見地(例えば国家百年の計みたいな)からみれば利潤はあくまで再生産を維持する程度にとどめて社会的責任を果たせる農業を模索し、いつしか農業経営そのものがステータスとなるように考えていかなければならない。

8月28日から10月3日まで地元消防団の操法大会に向けた訓練&練習していました。

優勝できてよかったけど、大変だった(>_<)来年も大変だ〜
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