今回の講義では、キュレーションが情報社会で重要になってくることを学びました。
 
 キュレーションという言葉自体に全く馴染みがなかったので、なんの授業なのか最初はわからなかったのですが、要するに自分が見たいと思う情報を選択してまとめる事が必要になって来ているという事のようです。
 
 今までは情報を受動的に受け取る事がほとんどで、選択の余地が無かったことにやはり不満がありました。テレビ番組を見てると流れる企業のCM、正直なところどうでもいい情報ばかりで嫌になる事も多いですよね。番組が盛り上がっている所でいきなり切り替わるものですから余計イライラします。CMに入ったらチャンネルを切り替えたりトイレに行ったりすると重要な部分を見逃したという方も多いはず。それが今はスマホが普及し、テレビを見なくても情報が溢れるほど手に入る時代になりました。そこでようやく見たくないものは見ないし、見たいものだけ見るというように、こちらから情報を選ぶ権利が出てきたというわけです。
 
 そこで出てきたのがまとめサービスと呼ばれるビジネスで、無数にある情報のいい所だけををまとめて提供するというものです。私も2chのまとめサイトをよく利用させてもらっていますが、そこでは面白そうな記事を好きな時間に見ることができるのでその自由度の高さにとても満足しています。中にはまとめサイトをまとめているサイトもあるようで、ここまでくると錯綜しているような気もしますが…。
 その中でも ”NAVERまとめ”はその時代の流れにうまく乗ったサービスだなと思います。2chのまとめのように個人ではなく、ネット上で多数の人に依頼することで一つの情報だけでなく幅広い情報をまとめることができます。ウィキペディアも同じようなサービスですが、それをお手軽にしたようなイメージが近いのではないでしょうか。
 
 今後、企業の宣伝は大変だなと思います。見てもらうには興味を惹くような構成にする必要があるし、そもそもその分野に興味がなければ目に入ることも無くなっていくようになりますからね。反対に「この宣伝面白い」と思われれば爆発的に広がるというメリットもあるような気がしますが、そもそも目に入らないようにできる現代の情報文化の中ではなかなか難しいかもしれませんね。