テネシーローズのフィルタートロンをシングルに
グレッチユーザーの諸先輩方々のブログ等で フィルタートロンの片側のポールピースを抜くとシングルになる、というような記事を以前から見ていて、ずっと興味はあったが、本当にそれだけでシングルになるのかなあと思っていました。
半信半疑のまま思い切って、愛用の1993年製テネシーローズでやってみることにした。
まずはフロントの上の6本を恐る恐る1本ずつ抜いて、試しに音を出してみると、たしかに本当にシングルの音になっているではありませんか!しかもノイズもなくクリアーだ。
これはけっこういけるのではないかと、同様にリアも上の片側を抜いてみた。
リアも鳴らしてみると、パワーはかなり落ちているものの、パキンっとした心地よいサウンドになっています。
ミックスはかなりバランスのいい感じで、クランチ気味で弾くとコンプレッションのかかったジャキッという心地いいサウンドだ。
出力が少し落ちているだけで、ノイズもなく、なんら問題なく、ガラッとサウンドが変わっている。
ルックス的にも、とくに違和感なく、一瞬ハイロートロンっぽくも見えるかもしれません。
何も配線をいじることなく、マイナスドライバー1本だけで、わずか数分でこんなに簡単にガラッと音が変わるとは、まさに目から鱗です。
しばらくは様子を見て、このまま弾いてみたいと思います。
待望のFENDER LEAD
手頃なストラトがもう1本欲しくなって、ここ最近いろいろ見に行ったり試奏したりしてよさそうなのを探していました。
中古のMOMOSE、Wahmoth、RoadWornシリーズ etc....。 あれもこれもいいなあと迷う日々のさなか、即座に これは買いだ!という1本を見つけて衝動買いしてしまいました。
結局 ストラトではありませんが、FENDER LEADⅠ 1979年製
このギター、昔からずっと気になっていて、10年近く前だと、けっこう中古市場で安価でタマ数も出ていて、黒のLEADⅡを一度買おうとして買いそびれたことがあったが、ここ数年はめっきりタマ数も減って、相場もそこそこ高くなって、興味も薄れてきていたのだが、まさに突然の出会いでした。
LEADⅠはもともとはリアにタッピング付ハムが1発ですが、これは後付けでフロントPUが追加されています。
さらにペグがノンオリジナルだったり、塗装の剥がれもそこそこあることもあってか、かなり格安価格だったのでラッキーでした。
1979年〜1983年頃にかけて生産されただけの短命に終わったギターですが、その頃けっこういろんなミュージシャンが使っていました。ルースターズ在籍時の大江慎也、ザ・カーズのエリオット・イーストン、あと横浜銀蠅の翔とジョニーもお揃い黒ののLEADⅠ、LEADⅡがトレードマークでした。
パッと見はストラトに間違えそうですが、ストラトよりひとまわり小振りでツノのシェイプが違います。
肝心のアンプを通したサウンドは全体的にはけっこうハイゲインでメリハリのはっきりしたパリっとした感じですが、ピックアップの組み合わせでかなりバリエーションに富んだサウンドメイクが可能です。
ちなみに、ネック側トグルスイッチ1はフロント/ミックス/リアの切替3WAY PUセレクター。
ブリッジ側トグルスイッチ2は、ネック側のシングル/ハム/ブリッジ側のシングルの 3WAY リアPUのコイルタップになっています。
ムスタングやDUO SONICとも一味違うシェイプや、ピックアップセレクターが2連のトグルスイッチになっていたりetc.....。全体的に漂う 一癖ありそうな、B級っぽさが 私にピッタリです。
しばらくはこれをメインで弾き込んでいきたいと思います。