2015年7月12日(日)、2015 F.B.I.フローターマスターズの第4戦が福島県秋元湖で開催されました。


大会前の情報では、ポストスポーンからアーリーサマーの状態ながら、まだスポーニングを行っている個体がいたり、サマーパターンに移行する魚がいたり、幅広い季節感が感じられる様子。
釣果はやはり天候に大きく左右されているようで、大会前まで1週間降り続いた雨とその後の晴天の影響か、大会直前のプラを行った選手たちの話では、「全体的にルアーへの反応が弱く、居場所が絞りにくい」といった印象。裏磐梯に精通した地元アングラーさえも「今回の秋元湖は難しい」との声が聞こえました。

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秋元湖の朝。幻想的な景色に期待が膨らむ



今大会のエントリー選手は31名。うちノンオール艇が13名。
やはり「スタートエリアが熱い!」ということで、
この時期では貴重な『朝の一時間メリット』があるノンオール艇を選択した選手も多かったようです。



天気予報は晴れ。
予報では、朝は南東の風2mとなっていましたがスタートエリアはほぼ無風で、9~10時頃西風3mに変わる予報。秋元湖のスモール、特に大倉川周辺に関していえば、これまで西風のタイミングが勝負を左右してきたことから、選手たちは当然この時間帯の動き方を強く意識しているところ。しかし当日の天気予報は大きく外れ、僅か30分程度、わずかに風が吹くタイミングがあったものの、大会中はほぼ晴天無風状態が続き、選手を苦しめることになりました。



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スタートを待つフローター。朝の気温が低く、湖からはモヤが立ち上る

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~スタート~


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ノンオール艇のスタート
やはり昨年上位陣を輩出した大倉川河口周辺やそのブレイク周辺、
スタートエリア近くのフラットに点在するウィードエリアに人気が集中しました。



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FBIでは共に3度の年間チャンピオンを獲得している長谷川氏と神戸氏が対峙。
周囲に緊張が走る(笑)





~ウェイイン~

結果、27名が魚をキャッチし、リミットメイクはそのうち約半数。
晴天無風、スモールを狙う際にポピュラーであるミドルレンジのライトキャロではほとんど反応しない状況にも関わらず、船団が形成されたエリアからはやはり手堅い釣果が持ち込まれていました。

しかし、良いコンディションの魚を揃え、上位を占めたのはFBIの曲者たち。
それぞれ船団から外れたエリアを選択し、反応が少ないながらも良い魚がいると信じて絞り出してきた選手が上位入賞する結果となりました。



3位は、地元福島での大会には定評ある滝本氏がナイスリミットを揃えて3本 1785g
プラクティスではジョインテッドクローを投げて魚を探していたところ、
特定の岬周りで40UPが沸いてきたとのことで、当日はそのエリアに絞り込んだとのこと。
釣り方は虫ルアー(真虫)を投げ5分ほど放置。魚に見切られてもしぶとく待つことで戻りバイトを得ていた様子。
浮力の差か、ソフトルアーよりも浮く力の強いハードルアーのほうが反応が良かったとのことでした。
当然、この季節はほとんどの選手が虫パターンを試しており、反応のなさに見切りを付けていた中で
それをメインに組めたのは、ビッグベイトでサーチした情報から得た信念から。
プラクティスから大会に至る一連の流れを見事に作った結果でした。

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2位は昨年、秋元湖大会の優勝者である藤井氏が今大会のビッグフィッシュを含む1840g。
朝一、無風の状態から湖北岸の特定エリアで虫パターン(風神スパイダー)を組み、
計画通り800g程度の魚を2本掛けたものの共にバラシ。
その後、精神的ダメージも受けてかバンクを流すものの10:30までノーバイト。この時点でキーパー1本のみ。
さらに風を期待して大倉川河口に移動したものの風は吹かず。。。しかし無風が好転し河口域に拡がる水深50cm程度のフラットを回遊する大型の個体を発見しサイトフィッシング。
スマイルワームのノーシンカーを回遊ルートに置いておく釣りで、今大会のビッグフィッシュとなる900gをキャッチ。その後、大倉川のチャンネル沿いでシャッド(ザッカ―)をジャークし1本追加してリミットメイクしました。


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優勝は、やはりこの男。
3度の年間チャンピオンと3度のクラシックチャンプ。FBIでは「キング」と呼ばれる長谷川氏。
9mのディープフラットと、大倉川のシャローで試合を組み立て、ハイアベレージのリミットメイクで2295gを持ち込み文句なしの優勝。
プラクティスではスポーンや、アフターからの回復、初夏の虫パターンなど、どれも中途半端で季節を追った釣りに決め手を欠くということから釣りとしては両極端となる8m以深のディープフラット狙いと、ス―パーシャローを徘徊する大型の個体に絞っていた様子。
朝一は湖中央部、何もないディープフラットでナカタジグ(3/8oz)+バイズクロー3.5"のフォールとフォール直後のバイトのみを狙ったテンポの良い釣りで拾っていき、その後大倉川河口のチャンネルに移動し、ジャークベイト(OSP阿修羅)で狙っていくというもの。
いずれの戦略も的中し、難解な状況の秋元湖を完全攻略しました。
「多くの選手を苦しめた晴天無風の時間帯にパターンを持っていたことは大きかった」と話していたように、風が吹かない時間帯にディープフラットで少ないバイトを確実に獲っていく戦略を実践したこと、…と言うのは簡単で、そもそも何もないディープフラットで早いフォールに反応する魚を見つけていたこと自体が異次元の世界で、彼がFBIで『キング』と呼ばれる所以でもあるのでしょう。

近年、十分なプラクティスを得られず伸び悩む結果が続いていただけに、
やはり本気になると恐ろしい選手であることを証明した試合となりました。



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<2015年総合ランキング>  ※第4戦終了時

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※クリックし拡大してご覧ください



※大会写真は後ほど追加でアップいたします。


<成績表>
 
優勝: 長谷川和雄  2295g
2位: 藤井将之  1840g ※ビッグフィッシュ900g
3位: 滝本進  1785g
4位: 菅谷武志  1745g
5位: 星修二  1665g
6位: 宮崎幸治  1395g
7位: 今井一行  1375g
8位: 竹部亮  1330g
9位: 荒木洋忠  1195g
10位: 細貝浩一  1080g
11位: 山岸準  990g
12位: 新井新也  970g
13位: 田村悦彦  970g
14位: 栗本雅博  915g
15位: 伊藤洋治  905g
16位: 鈴木康晴  845g
17位: 高久雄多  750g
18位: 木幡潤一  680g
19位: 城川晃邦  615g
20位: 小池彰良  420g
21位: 吉川博文  380g
22位: 川端裕幸  350g
23位: 川村俊明  330g
24位: 神戸俊郎  270g
25位: 佐藤健児  265g
26位: 蔀賛也  225g
27位: 浅沼直哉  185g

(31名中27名がウェイイン)






次回、第5戦は9月13日(日)に滋賀県琵琶湖 北山田エリアで開催されます。
この試合が今年度のフローターマスター争いのキーとなることでしょう。

初参加の方はエントリーフィー無料です!
多数の方のご参加をお待ちしております!



【F.B.I.事務局】