2017年10月29日(日)、2017年シリーズ最終戦となる第6戦が茨城県霞ヶ浦洲の野原(スノヤワラ)において開催されました。


21日から22日にかけて、日本の南を北上した台風21号の影響で、霞ヶ浦全体の水位が大幅に上昇し、当初開催エリアとして予定していた牛堀エリアについては、護岸の冠水により、ここにアクセスするための道路が一時通行止めになるほどの事態となりました。
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また、霞ヶ浦全体の水位を下げるため、本番2日前となる27日金曜日から水門が開放され、大規模放流により、牛堀エリアスタート地点となる常陸利根川が急流と化しました。
さらに、24日には、マリアナ諸島に台風22号「サオラー」が発生し、ちょうど大会にかかる土日にかけて日本を直撃する可能性が非常に高くなり、最終戦の開催自体が危ぶまれる状況となりました。

今年の「総会」において、試合の開催にあたっては、最も危険な「風」について、ポジティブ予報の「Yahoo天気」の予報の時点で風速7mを超える場合は中止とすることを決定し、大会本部としては、上述の風以外のエリア全体の状況なども考慮しつつ毎日のように状況変化をウォッチしながら、25日水曜日の時点でスタートエリアの変更と開催の判断については金曜日のYahoo天気の情報を見て判断することをアナウンスさせていただきました。

結果的にはなんとか開催できる運びとなりましたが、正に「バケツをひっくり返したような雨」の中、25名の選手により最終戦が繰り広げられました。


<プラの状況>
当然、プラクティスは牛堀スタートのつもりで皆さん行っておりました。

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常陸利根川、横利根川、本湖の各ポイントでそれぞれ数は出ないものの、それなりに良型を釣っている方も少なくなかったようです。
中でも、大会2週前のプラでは、51cm、2,200gという破格のサイズを釣り上げた選手もおり、やはり牛堀戦はBigOneゲームとなるだろうと思われつつ、日増しに足が早くなっていくバスに、当日いかにアジャストできるかについて各選手とも頭を悩ませていたようです。
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そして、何と言っても、今回が最終戦ということで年間順位が確定することから、クラシック戦出場権利をかけて激しい戦いになることが予想されました。


<大会前日>
日曜は間違いなく大雨!ということは分かっていながらも、たくさんの選手が前日からプラクティスに励んでおりました!
これこそF.B.Iらしい自己研鑽!、いや、ただの釣りバカぶり!と言った方がスッキリするでしょうか!?
タープテントにブルーシートを活用して即席の雨風除けを作り、「飲みにケーション場」確保も万全!
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<大会本番>

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最終戦のエントリー数はノンオール艇が10艇、オール艇が15艇の計25名。

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皆さん「どうせ釣れないよ!」とか言いながらも、内心「俺だけは釣ってくる」という目をしている方ばかり(笑)


~スタート・試合~
朝のミーティング風景。
既にかなりの雨量。。。
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トーナメントディレクターとして、朝のミーティングを仕切るF.B.Iの生けるレジェンド伊藤氏!
禁止エリアなどの確認のほか、台風の進行速度が早まっていることなど天候情報については、念入りに各選手に伝達するとともに、各自で危険を感じたら早めに上がるよう、注意・喚起がなされました。

6時半、ノンオール組がスタート!

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7時半、オール組スタート!

オールスタート
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スガショー雨
伊藤さん
しゅうさん
ノンオール?
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~ウェイイン~
風は終止強く吹き続け、雨は午後に向かって少なくなるという予報に反して、時折本当にバケツをひっくり返したような勢いで降り注ぎました。
今回残念ながらバスを手にできなかった選手も見ている限り、本当に紙一重の状況だったと思いますが、結果的に9名の選手が魚を持ち込んできました。




第9位 高久氏 1本 415g

冒頭に書いたとおり、今回は台風の影響等による難しい状況判断が求められましたが、天気予報等のデータ以外に、大会前に現場に赴き現地視察や近くの釣具屋等から生の情報を仕入れるなど最終戦の運営にも大変ご尽力してくれた高久副代表ですが、そんな精神的負担をモロともせず、魚の方もしっかりゲット!
しかも、もう一人の年上の副代表を気遣って15g程少ないウェイトでウェイインするあたり、F.B.Iの鏡としか言いようありません(笑)
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第8位 蔀氏 1本 430g

本人は、前回の秋元湖戦の悔しさを晴らすべく、最終戦はまわりの空気を読まないぶっちぎりの優勝を決めて、マスターの鈴木氏に4ポイント差まで追い詰めて今シーズンを終える!
つもりだったようですが、たまたま朝一、念のため・・・と葦近くの枯れ葦の根っこ周辺に投げたレッグワーム2.5inc+3.5gのダウンショットに食ってくれたバスから当日の状況を「魚は葦から離れた中層にいる!」と見誤り、それ以降、8時間の競技時間中9割はクランクとスピナベを巻き倒しましたが、上位陣の釣果から判断すると、今回はシャローの葦寄りが正解だったようです。。。
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第7位 細貝氏 1本 690g

ほらっ!
やっぱり釣ってきましたよ、細貝さん!
なんでこんなに外さないないでんしょう!
今回もルアーはマイクロクローラーだったそうです!
正しい使用例は、
「釣ったルアーは?ほそかいさん!」
「マイクロクローラー」と、ほそかいさん。
「ほー、そーかい!ほそかいさん」
というように、「ほそがい」でなく「ほそかい」で、濁点はつきませんのでご注意を。
ん?何の話!?
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第6位 川村氏 1本 975g

最近は、お子さんのクラブ活動に付きっ切りで、釣りをするのは、前回秋元湖戦以来とのこと。
裏磐梯の超クリアなスモール戦から荒れ荒れのマッディレイク霞に戦場が変わってもやっぱり、昨年のマスターは釣ってきます!
適材適所でしかも良型のバスをキャッチしてくるという、「技量」については現在参戦している選手の中でも群を抜いております!
今回はプラで絞り込んだエリアの葦際にベタっと張り付き、ウェッピングで非常に丁寧に葦の奥の奥を撃っていく作戦で、何度か口を使わせるも、フッキングしてから密集する葦を超える際にフックオフさせてしまったようです。そんな厳しい展開のなか、洲の野原全体に流れが発生しだしたタイミングを見逃さず、別のシャローエリアで得意のファットイカで良型をキャッチ!
仕事、子育て、どんなに忙しい状況でも、限られた時間でのプラクティスや当日の試合のプランニングの立て方など常に冷静沈着、用意周到で高い次元で釣りを展開する川村氏は、本当にF.B.Iの中で最もお手本となる選手と言っても過言ではないだろう。
時に、愛車のニッサンキャラバンは、お子さんの友達をたくさん乗せての試合会場への送迎にもバッチリだが、車内を埋め尽くすバス用品をそのままにして乗せたことから、道中、子供たちから「これはなあに?」の執拗な質問攻めに苦しんだとのこと。。。
正に常に冷静沈着、用意周到・・・な川村氏らしいエピソード・・・だな・・・。
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第5位 菅谷氏 1本 980g

細貝氏と並ぶノンオールの巨匠!
世界の仏頂面!菅谷氏が今回もしっかり獲ってきた!
今回は真珠棚に沿って仏頂面を通す作戦で、さすがに超スレまくった真珠棚のバスも思わず口を使わずにはいられなかったとか!?
これで年間成績も4位となり、クラシック出場確定!
意外にも菅谷氏は今回が初クラシックとのことだが、今年の仏頂面は何かが違う!
クラシック戦ではどんだけ仏頂面になるつもりか今から戦々恐々です!
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第4位 佐藤(修)氏 1本 1130g

今年第4戦桧原湖戦からデビューの「しゅうさん」こと佐藤氏が見事4位!
3位の小池氏同、「F沼」で鍛え上げた実力は折り紙つきでしたが、さっそくF.B.I戦でも実力を発揮してきました!
やはりシャローに目を付けて、カットテールもどき!?4incのノーシンカーで見事kgアップをウェイインされました!
来シーズンも期待の恐ろしいルーキーです!
スキンヘッドに迷彩服に濃いグリーンのゼファーボートのしゅうさん!いじりがいがありそうなキャラですので、そちらの方も今後期待します!
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そして、上位3位は。。。

第3位 小池氏 1本 1205g

3年前。。。
F.B.Iに参戦してくるや否や初戦の霞戦で3位、第5戦の琵琶湖戦では初レイクながら優勝し、いきなり年間ランキング7位、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、華々しくデビューを飾った小池氏!
そのおっとりしたキャラクターから、琵琶湖戦のウイニングルアーとなったケイテックのセクシーインパクトをもじって「セクシー小池」などと周りからイジられておりましたが、だんだん分かってきた小池氏の本当の顔は高久副代表もタジタジとなるほどの冷酷非道なディスり王!
そのディスりぶりが祟ったのか、最近は試合での成績が空回りすることが多かったうようですが、今回はクラシック出場権を獲得するべく、得意のディスりを封印し、プラに集中することに専念。見事3位入賞となりクラシック権も獲得!
試合では、開始早々40UPを掛けるも、ランディング寸前でバラしたり、ランディングネットのネジの不具合でネットインした魚をネットと一緒に落とし逃げられるなど、本当に勝つ気があるのか!?と突っ込みたくなる場面もあったようですが、ドライブクローラー5.5incのネコリグで増水によって地中から這い出たミミズをイメージした誘いで何度も良型のバイトを誘発させる「ネコ小池」と変貌いたしました!
この厳しい状況で、2日前のプラから相当な数、サイズを釣っており、やはり実力の高さは折り紙つきで、今後我々は「ディスり小池」と「ネコ小池」という二重の恐怖に耐えながら戦っていかねばならなくなったようです!
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第2位 富永氏 1本 1290g BigFish賞
F.B.Iの重鎮!福島県南相馬市の「トミさん」こと、富永氏がやってくれました!

2011年未曾有の東日本大震災では、直接被害を受け、様々な苦難がありましたがその年の第2戦の牛久戦でナイスサイズをキャッチして見事3位を獲得されるという不屈の精神の持ち主は、今回も非常に厳しいコンディションのなか、プラクティスでライトテキサスによるシャローの葦カバーが良いことを見極め、期待の朝一に入ったエリアが不発だったにもかかわらず、ロッククローのビフテキリグ5gで今回ビッグフィッシュ賞となる1290gをウェイインしてきました!
もちろん精神面だけでなく、アラフィフとは思えないポンツーンの移動スピード、フィンワークといった体力面、そして試合前夜に吸収する焼酎の量といった容量面もハンパないトミさん!
今回惜しくもクラシック出場権は逃してしまいましたが、来シーズンも更にパワーアップしてF.B.Iを盛り上げてくれることでしょう!
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富さん



優勝 鈴木(康) 2本 1435g

コメントを求めると、いつも最初に「スイマセン」から始まる鈴木氏。
某くじのキャッチフレーズで「まさか!はありえる」という言葉がありますが、本人も周りも最初の牛久戦の優勝は「まさか」だったかも知れません。。。
しかし、最終戦ではっきりしたことは「まさか」ではなく、それが「実力」だったということです!
「世界のヤスハル」などとなかば冗談で持てはやしていましたが、本当にこの男は強い!
この日もなんと終了1時間前までは全くのノー感じ状態から、エリア全体に流れが出たタイミングを逃さず、シャローの葦カバーからいっきに2本のバスをキャッチして見事優勝!
鈴木氏も富永氏と同様に、試合の途中で軽めのシンカーがいいことを見極めていたことからも、「まさか」でなく、狙って獲ってきた2本であることは間違いない。
この調子でいくと、今シーズンはこの後、マツコと深キョンとたむけんの3ショットで、「まさか!はありえる」なんてCMで言ってるか、自らくじを当てて、最高級ラグジュアリー付きのポンツーンに乗りかねないだろう!今後のヤスハルに乞うご期待!!
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【成績表】
juni



top3

syugou



さて、残るは、今年の総決算となるクラシック戦となります!

出場資格は、昨年のマスターとクラシックウイナー、今期各大会優勝者と、年間ランキング上位選手のみに限られます。つまり選ばれし者のみが招待という形で行われる今年一番の大勝負でございます。

大会会場は、今期マスターを獲得した選手が決めることとされており、鈴木氏から「福島県三春ダム」での開催が宣言されました!
期日は、11/19(日)となっております!

詳細は後日改めて発表させていただきます。

なお、出場が叶わなかった皆さんも参加できる恒例の「トトカルチョ」も行いますので、どしどし参加ください。!
当選者には、クラシック出場選手が自腹を切って提供する豪華ルアーとなります!


今年最後のイベントを皆で楽しみましょう!!



Report:Y.Shitomi
Photo:T.Okamoto,S.Sugawara,A.Koike

(F.B.I.事務局)