今回のテーマは「無戸籍」

 

『「存在のないわたし」戸籍がないってどういうこと?』というタイトルで

戸籍が無いことの現状とそれにまつわる様々な生きづらさ、問題などを学んだ。

 

画像
師は、NPO法人無戸籍の人を支援する会の代表の市川真由美さん。

市川さんは、知り合いの娘さんの戸籍を取得する支援をする中で、支援活動をしやすくするためにNPO法人を立ち上げ、ボランティアで支援活動をされてきたそうだ。

 

当日の参加者は17人。

講師の話の途中でも、自由に質問や意見が言える、とても親しみやすい講演会だった。

知らないこともたくさん教えてもらえ、気づきの多い講演会だった。

 

「戸籍がない」・・・

そんなことってあるの??と思う人は多いかもしれない。

「戸籍があるのが当たり前の日本だから、子どもが生まれたら、出生届けを出すものだと思い込んでいませんか?」講師の問いに、うなずく参加者。

 

単純に忘れていたとか、知らなかったという人もいるが、

考えてみれば、いろんな事情で出生届けを出せないこともある。

日本の民法では、嫡出推定制度というものがある。

離婚後300日以内に生まれた子どもは、前の夫の子どもであるとみなされる。

DVなどで逃げている人や、離婚して300日以内の人は、元夫と関わりたくない場合、

出生届け出さない。・・・・・そのままで、忘れてしまうケースが多い。

 

出生届けがなくても、戸籍が無くても生きていける。

住民票も手続きをすればもらえる。

小学校。中学校、高校、大学など、学校にも行ける。

 

自分に戸籍がないと知らないまま大人になることも多い。

大人になって、マイナンバーがない、銀行口座が作れないなどの問題に直面することもあるが、

戸籍がなくても生きていける。

戸籍がなくても生活保護を受けることはできるが、年金などはもらえない。

 

市川さんは、年をとってから戸籍を取得することのメリットデメリットがあるという。

 

何歳になっても、戸籍を作ることは出来る。

しかし、過去にさかのぼり、生まれた病院、医師や助産師の証明がいる。とても面倒。

自分という人間が、確かにそこにいたことを証明するものが必要になる。

めでたく戸籍を作れたとして、これまでに収めるべき国民年金や税金は、納めなければならない。

 

負担も大きい。年数が長ければ、滞納金も大きい。

 

無戸籍は犯罪ではない。

戸籍を取得するかどうかは、本人が選ぶ権利がある。

適切に選ぶための情報や支援が必要である。

 

そうならないために、無戸籍にならないために、

これから出産する人や、出産された人には、

「赤ちゃんが生まれたら、必ず、2週間以内に出生届けを出す」ことを

呼びかけてくださいと言われ、講演を終えられた。

 

出生届けは本人が出せない。

無戸籍は、親や回りにいる大人の責任であると思った。 ☆彡