さて突然ではありますが、セカンズでGKコーチと主務を担当しております佐野靖典(さの  やすのり)さんが、この度NHK岐阜放送局の取材を受けたとのことで、その模様が8/19(月)18時30分から放送される『まるっと!ぎふ』で紹介されることになりました。
『まるっと!ぎふ』では毎週月曜日のレギュラー企画として「ぎふスポ」というコーナーがあり、今回その中で佐野さんが取り上げられる運びになりました。

とはいっても、今回はセカンズ関係ではなく、パラアスリートとしての紹介です。
佐野さんは岐阜経済大学に在籍していた2009年頃からセカンズの選手としてプレーしていて、卒業後も社会人選手としてセカンズにいたのですが、仕事中の事故により右手が不自由になってしまい、選手としてのキャリアを断念せざるを得ませんでした。確か2010年の8月だったと記憶しています。ちょうどお盆の時期で、一報を聞いたときのクソ暑さだけは今でも覚えています。

現役時代の佐野さんで覚えてるのは、2009年にコジこと小島宏美さんが「謎の練習生」としてセカンズの練習に参加していたことがあったんですけど、ある時に鶴さんが練習を見に行ったらセカンズの選手全員がJリーグ各チームの練習着を着用してて。「それ何?」と聞いたら佐野さんが「あ、コジさんにいただきました」と嬉しそうに言ったのがね。
後で聞くと、当時のセカンズには揃いの練習着がなくて、各自用意した練習着で練習していたんです。しかし選手によってはそんな何着も持ってるわけもなく、もうすぐ冬という時期でも半袖短パンという出で立ちの選手がけっこういたんです。それをコジが見かねて、かつてのチームメイトに片っ端から連絡して、使わなくなった練習着を送ってもらったのをセカンズの選手にあげていたそうなんですね。
当時はGFCもまだ出来てなくて、大垣の岐阜経済大グラウンドが練習場でしたけど、練習風景だけはJリーグオールスターみたいでなかなか壮観でした。
で、佐野さんが着てたのが浦和レッズの練習着で、胸スポが確かDHLだったかなあ。
浦和でGK、でコジつながりとなると都築龍太という答えになるわけで、まさかこんな大垣で都築ユニを見ることになろうとはと、ひとりよく分からない感慨に耽っていました。

話を戻しますが、右手の掌が不自由になってしまった佐野さんは当然セカンズを離れましたが、1年か2年ぐらいしてスタッフとして戻ってきたんですね。鶴さんもその時に初めて佐野さんの怪我の具合を知りましたが、正直とてもアスリートとしての再起は想像さえ出来なかったように思えました。
するとしばらくして佐野さんのフェイスブックに、障害者スポーツに取り組むという記事が上がってて、もうただただすげぇ、と。
競技種目は現在、パラローイング(2人漕ぎパラカヌー)。先月に行われた全日本選手権では2位だったそうで、記事にも掲載されていますhttp://masports.jp/summer/pararowing/13605


放送は19日は岐阜県内ローカルですが、その先1週間はNHKプラスでも視聴可能みたいなので、鶴さんはそちらで視ます。