中学生のプライベートレッスンがありました。

本人は「リフティングは意味がない」という思いがあり、また、彼を指導してるコーチがそういうことを言ってるわけですから、困ったものです(笑)

もちろん、そのコーチはプロ経験などありません。

プロサッカー選手でリフティングができない選手は一人もいません。
少なくとも、僕が経験したブラジル1部リーグの選手でリフティングができない選手は一人もいませんでした。

だから、リフティングが大事とは言いませんよ(笑)
そこには正しい理論がなきゃね。

世界のトッププレーヤー達は皆リフティングも上手いです。

だからリフティングとボールコントロールは繋がっている…ではなく、ボールコントロールの良い選手はリフティングも上手い…ということです。

リフティングが上手いからボールコントロールも上手いのではなく、リフティングというトレーニングを正しく行えば、サッカーのボールコントロールには繋がるということです。

リフティングとサッカーは関係ないと言う人は、先ず考え方が間違っています。リフティングしかやらない人はサッカーが上手くならないということは正しいですが。

だから、フリースタイラーはプロサッカー選手じゃないのと同じで、リフティングのためのリフティングしかやってない、っていうか、そういう感覚でボールタッチしてる人はサッカーの技術には繋がりません。

それって、一対一のドリブルばかりしたり、ドリブルの技やフェイントばかり練習しても、試合には繋がらないのは当然です。

日本対ウクライナの試合、そんな場面あった?
全くありません。

もちろん、リフティングだって誰もしてない(笑)

試合に通用する技術は試合でしか身に付かない?
これも全然違う。

全ては、目の前にあるボールとどう向き合い、どうトレーニングするかです。

目の前のボールを自分のものにできてないのに、試合で味方、敵がいる中で、たった一個のボールを自分のものになど出来ません。

だから、試合をやれば上手くなるんじゃなくて、本当の答えは、すでに目の前のボールが答えを出してくれているんです。

だから、リフティングにしても、ドリブルにしても、キック、トラップ…どんな練習も全てが「ボールを自分のもの」にするための「トレーニング」であり、そこに対して、どのような考え方で、意識で、取り組むかです。

当然、そのような経験をしてない人が指導などできるわけなどなく、ましてや子供達や選手達は考え方、意識もない中で、やれば良くなるわけではありません。

普段指導してる子供達や選手達には、自主練にリフティングトレーニングを勧めるのは、普段の指導があるからで、そこが中心となり、プラスアルファを目指すためにリフティングトレーニングを勧めてるんです。

だから、はじめはリフティングのためのリフティングになっていても、やりきり、トレーニングレベルを上げていけば、必ず大きな成長に繋がります。


その中学生、良い感覚はありましたよ。

でも、このままだと大きな成長は望めません。
間違った指導の下で、さらにその意味をわからない子供達や選手達が自力で考えて、自力で上手くなるなど、本当に難しいですから。

プライベートレッスンでは上手くなりましたよ。

でも、今後さらに上手くなるために、正しい努力を継続し、向上していくことは「本人」だけでは不可能と思いました。

良きサポートは、本当に大事ですね。