June 25, 2005

派遣?SOHO? どっちがオトク?? 〜読者の質問から〜

このサイトの読者のお1人 K子さんから、相談のメールが寄せられました。
回答は直接メールでお返ししていますが、せっかくなのでこちらでも抜粋してご紹介しますね。
 
質問のポイントは2つありましたが、まずはその1つ目。
 
現在派遣社員として働いているが、そろそろ仕事が増えて扶養家族の範囲を超えてしまいそうなため、SOHOとして独立した方が良いのかどうか、という質問でした。
 
通常どちらかを選ばないといけないように感じますよね?
さて、あなたならどちらを選びますか?
 
 


ぢつは私の回答は、
「どちらかを選ぶ必要はない」 というものでした。 (^_-)-☆

派遣の仕事があるときは派遣社員で働いて給料をもらう。
それ以外の時間は営業等に励み、少しずつ自分独自の仕事をしていく=SOHOとして独立する という2本立てをお勧めしました。

両方同時並行に進めるメリットはたくさんあります。

1つには、SOHOとして独立しても、通常はそんなすぐに仕事があるわけではないので、派遣という所得の核を残しておくことで安定が図れること。
うまく行き始めたら、徐々に事業の割合を増やしていけば良いのです。


2つ目は、税務申告上 2種類の所得がある方がオトクだということ。

派遣社員でも給料は「給与所得」というものになり、経費が認められない代わりに、年間一律 65万円の所得控除が認められています。
つまり、給料の課税支給額から無条件で65万円引いた金額が実際の給与所得になります。

一方事業の方では、事業活動上の経費が認められます。
特に開業当初の1〜2年は赤字になってしまうことも少なくないですね。

そして、申告の際にはこの2つの所得を合算して、損益通算という差引計算が認められているのです。

つまり 給与所得>事業所得 で事業所得がもしも赤字だった場合、この赤字分を給与所得からマイナスして 自分の年間所得を計算するのです。

事業所得がマイナスの場合は給与所得を減らすことができる。

逆に事業所得がプラスになった後も、今度は給与所得があることで無条件に65万円の控除が認められるわけですから、これは言ってみれば 65万円分経費を認められたようなものです。

両方ある方が、どちらにしても税務申告上おトクなんですね。

加えて言えば、昨年から 年間売上が1000万円以上になると消費税申告が必要になっています。(細かくはまたいずれお話しましょう)

でも、売上の一部が給与所得として申告できるのならば、1000万円を超えずに済む場合も少なくないでしょう。

最近では、所得額からシミュレーションできるサイトも出てきていますから、あまり焦って短絡的に決めず、ゆっくりじっくり検討してから行動されることをお勧めします。

では 2つ目の質問はまた後日・・・

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