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月刊飲食店経営で「人材マネジメントの処方箋」を連載されている岡本文宏さんが、日本の若者の「自己肯定感」の低さをデータで、紹介されていましたので掲載します。

自己肯定感とは、「自分自身のことを価値ある存在である」と思える気持ちのことで、今の自分に満足できているという状態にあって生まれる感覚ですね。
自己肯定感が低いと自信を持つことができないので、物事に取り組むときに「自分にはできない」「うまくいかないのでは・・・」「おそらく無理だろう」と諦めてしまいがちなります。

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自己肯定感が高い人は、自分の考えや行動に自信があるので、何かに取り組む際に「自分ならできる」と言う感覚になるので、迷うことなく動き出すことができます。

ただ、内閣府が実施した日本を含めた7か国の13歳〜29歳の若者を対象にした意識調査からみると、諸外国に比べて、日本の若い世代は自己肯定感が低い人が多いことが分かります。
「自分自身に満足しているか?」の問いについて「YES」と回答している割合は、アメリカ(87%)、フランス(86%)、ドイツ(82%)、イギリス(80%)でしたが、それに対して日本の若い世代は45%と半分にも満たない状態です。

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「自分には長所があるか?」の設問についても、ドイツ(91%)、アメリカ(91%)、フランス(90%)、イギリス(87%)に対して、日本は62%しか「YES」と答えていません。
3割を超える若者が、自分には長所がないと思っているのです。

平成25年度と平成30年度の過去2回、同様の調査をしていますが、5年間で「自分自身に満足していない」と答えた人の割合は0.7%ポイント上昇し、「自分には長所がない」と答えている人の割合は6.7ポイントも上昇しています。
これは大きな社会問題だといえます。

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また、「つまらない、やる気が出ない」と感じたことがある人の割合は日本の若者の場合、77%とフランス(44%)、ドイツ(44%)、アメリカ(49%)、イギリス(55%)と比べて突出しています。

ベテラン店長やマネジャー、経営者が「今どきの若手はやる気が見えない」と嘆くのをよく見かけますが、この調査結果より、その原因が自己肯定感が低く、物事に積極的に取り組めないでいることから、「やる気が出ない」状態あるのが推察できます。

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私の店長セミナーでは、隣に座っている店長の長所10個書いてくださいと「あなたのここが素晴らしい認定書」を記入していただきますが、目的は自己肯定感が高まることや、褒められていかに嬉しいか、観察力などが効果として表れます。そして場(会場)の空気が一気に高まりますね。

このようにして、自分の長所(強み)が多くあることを認識していくと、自分は価値ある存在であると思えるようになります。結果として自己肯定感が高まることにつながるのです。