S00320_common_pc
ビジョナリーカンパニーZEROを、読み終えました。
経営者の方へのおすすめ本です。★★★★

最後の章に、成功の究極の「秘訣」が掲載されていましたので少し紹介します。

偉大な企業をつくる秘訣などない。本書で事例に挙げた企業をはじめ、私たちが観察する機会を与えられた偉大な企業をつくった経営者はスーパーマンではなかった。
ふつうの人より賢かったわけでも、カリスマ起業家という特殊な集団に属していたわけでもない。

「あなたの成功の秘訣は何ですか」と質問すると、たいていみな当惑した。「秘訣?そんなものはないよ」というのがお決まり答えだった。そして本書で述べてきたような基本を口にする。

GettyImages-104791966
1・ビジョンを持つこと
2・優れた戦略的意思決定をすること
3・イノベーティブでありつづけること
4・そして必ず強調するのが、遂行の重要性だ
(中略)
企業経営者のほとんどは、工場などで現場で働くメンバーを見下している。普通の人を軽蔑しているんだ。彼らのおかげで自分はとほうもない金額を稼いでいるというのに。

t_700x780
それを聞いて、私たちが観察してきた偉大な企業の様々な特徴に通底するテーマがはっきりした。
敬意だ。私たちはかねてからジェイミー・エスカランテの生きざまに深く感銘を受けて来た。
ロサンゼルスの高校教師で、映画「おちこぼれの天使たち」のモデルになった人物だ。

エスカランテは、ヒスパニック系住民が多い貧困地区の高校生に、高度な大学レベルの微積分学を教えた。教え子たちの飛び級試験の合格率は、アメリカ中のほとんどの学校よりも高かった。
なぜ、エスカレンテは成功できたのか。

スタンフォード大学の講演で、エスカレンテは2つのシンプルな言葉を口にした。愛情と敬意だ。
エスカレンテは生徒たちを愛し、敬意を払った。敬意があったからこそ、普通の人が不可能だと思うような發だ果を要求したのだ。

e07413fb25b10db7e81e11924ed5ddc3
何より重要なのは、社員に敬意を払うことだ。出身や経歴、社内の立場にかかわらず、あらゆる社員に対してだ。
社員に敬意があるから、信頼する。敬意があるから、社員に対して率直かつ誠実に対応する。敬意があるから、行動と意思決定の自由を与える。敬意があるから、全員に生まれつきクリエイティビティと知性と、問題解決能力が備わっていると考える。

突き詰めると、偉大な企業の社員が一貫して卓越した戦術の遂行を成し遂げるのは、彼らにその力があると誰かが信じているからだ。
人生の最後に「自分のつくった会社に誇りを、自分の生き方に敬意を持てる。有意義な人生だった」と思えるような企業を築くことができる。