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「じげもんちゃんぽん」池袋パルコ店の実力店長を取材して、原稿を書き上げましたので少し紹介します。

じげもんちゃんぽんは、株式会社大高商事(高階宏一朗代表)が経営するちゃんぽん専門店で、現在35店舗(プロデュース店・ライセンス店を含む)を展開している。
今月は、池袋Esola店の月商を2年半で2倍の600万円にまで伸長させた実績を持ち、現在池袋PARCO店、池袋Esola店、品川シーズンテラス店の3店舗を統括するエリアマネジャー(AM)として活躍する、川村龍平AMにお話を伺った。

売上を2倍に伸長させた3つの要因

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川村AMは池袋PARCO店に異動したばかりだが、同店をじげもんちゃんぽんのフラッグショップとして確立することを店舗目標に掲げている。池袋Esola店の売上を伸ばした川村AMならではの目標と言えるだろう。
池袋Esola店が大きく伸びた要因は、以下の3点だ。
1.商品力
じげもんちゃんぽんの看板メニューは、―稠魴榮攅ちゃんぽん980円 ⊂任しにんにくのちゃんぽん1045円 5蹈曠襯皀鵑舛磴鵑櫃鵤隠械横葦漾
純白鶏豚骨ちゃんぽんの商品シェアは30%。この上位3品で50%を占める充実のラインナップで、商品力の強さが表れている。店長同士が集まったときには、必ずじげもんのちゃんぽんの美味しさを語り合うという。商品の魅力を自信をもって共有できるのは素晴らしいことだ。
 
鶏骨と豚骨のWスープは絶品。麺はモチモチでコシのある自家製麺で、野菜と一緒に口に入れたときの食べやすさを追求している。また、野菜の増量(350グラム)や麺の増量が無料なのも人気の一因である。

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2.教育力
「商品に自信があるから、スタッフも自信を持って仕事に臨めます。教育もスムーズになります」と、川村AMは言う。麺業態は客席回転が命だが、女性客が多い(7割)こともあって居心地の良さを追求しているため、席効率を考えすぎないように指導しているとのこと。
早めのランチ時間に、いきなりカウンター席にご案内することはない。(もちろんお急ぎのビジネスマンには、カウンター席をお願いすることもある)

また、お客様のメニュー選びの様子に目を配り、決まったと判断したらすぐに伺う。目が合った瞬間にそれと察し、呼ばれる前に伺う機転が大事。そういう教育を心がけた。

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3.スタッフの意識向上
月商300万円だった頃の池袋Esola店は、入口でメニューを見ているお客様にスタッフが声をかけるだけで立ち去ってしまうような状態だった。
スタッフには笑顔、挨拶、間の取り方、丁寧な接客を徹底的に学んでもらった。すると徐々に客数が伸びていった。スタッフは、自分たちが頑張ったから暇だった店が活気を帯び、売上が伸び始めたと実感。お客様から認められることを嬉しく思えるようになり、お客様への感謝の気持ちが芽生え、徐々に意識は向上していった。そしてチームワークも良くなっていったのだ。

川村店長(当時)は「大好きな芸能人が来店したら、最高の笑顔で飛んでいくよね。どのお客様も大好きな存在だと思って飛んでいこう」と指導したという。

「私、もう涙が出そうなの」(お客様の話)

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スタッフの一人にベトナム人の女子学生スタッフがいた。まだ日本に慣れておらず、お客様のことを考える余裕もなく、自分のペースで接客していた。間の取り方が悪く、焦って早口で話したりもしていた。川村店長は、日本のサービスについてしっかり指導し直し、礼儀、笑顔、気配りや心配りの大切さを教え続けた。

ある日、50代の女性のお客様がレジでの会計時に、店長にこう語った。「私は何回もこの店に来ているけど、今日はとても感動しました。あのベトナム人の女の子の一生懸命な接客、お客様に集中している姿が素晴らしすぎて、私、もう涙が出そうなの」…見ればお客様は本当に涙ぐんでいて、声を詰まらせながらとつとつと語るのだ。

接客が苦手だったあのベトナムの女子学生が、こんなにお客様に感動を与えた! こんなにほめていただいた! 当たり前のことを日々コツコツと、誰にも負けないほどひたむきにやり続けたからこそ、お客様の心をつかむことができたのだと思った。「これまでの飲食人生で一番嬉しかったことです」と、川村AMは感慨深そうに語ってくれた。