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前回のブログに引き続き、今回は「肉のよいち」の柳瀬社長を取材して原稿を書き上げましたので冒頭の肉のよいちが立ち上がるまでを紹介します。 
肉のよいちは、株式会社ACT Community(柳瀬雅斗代表)が経営する焼肉チェーン。愛知県を中心に23店舗(直営3店、FC20店)を展開している。

肉のよいちが立ち上がるまで

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柳瀬店長は、名古屋市西区の市営住宅で育った。サラリーマン家庭で決して裕福とは言えなかったため、経営者になるなどあり得ないと思っていた。
 
高校時代に高級バーでバーテンダーのアルバイトをした。当時は高校生でもバイトができた。キラキラした大人の世界に憧れを感じ、そこを訪れる魅力的な経営者たち(中には世界を舞台に活躍している人もいた)を見て、自分も経営者(自営業者ではない)になりたいと思うようになったのだ。
 
高校卒業後、そのまま夜の世界で働いた。20歳からはイベントの企画・営業というプチ経営を手がけ、成功も失敗も経験。人脈づくりや料理・お酒の勉強もした。そして25歳で自分のバーをオープン。
だが自分がずっと働き続けなければならず、個人経営の限界を感じた。某TV番組でイノベーションによって成功した経済人たちを見るうち、チェーン経営をしないと会社は大きくならないと思うようになり、自分が動き続けなくても100店舗にするにはどうすべきかと考え、フランチャイズシステムにたどり着いた。

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当時ユッケ集団中毒事件があり、牛の生肉流通に規制がかかった。馬肉の刺身なら問題がないだろうと考え、馬の生肉を使った創作料理の店「たてがみ」1号店をオープンした。これが月商800万円で成功。フランチャイズを含め3年間で15店を展開し、馬刺しの卸販売も始めたが、馬肉のマーケットは狭いので店舗数は伸びない気がした。また、1業態でFCモデルを作るだけでは企業としての土台が弱いとも考えた。
 
外食の巨大マーケットといえば焼肉・寿司・焼き鳥だ。日本を代表する食に挑戦しようと考えた結果、焼肉を選択。2018年11月、「肉のよいち」1号店(名駅店)をオープンした。新参者が焼肉業界に入るためには差別化戦略が必要。これまでの『焼肉とアルコール』から『米と焼肉』へ。米に特化したファミリー中心の焼肉チェーンを目指したのだ。

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名駅店は家賃100万円、改装に8000万円を投資した。コロナの影響もあってオープン当初は月商800万円と厳しかったが、毎年売上を伸ばし、現在では月商1500万円の繁盛店となった。
 
直営2号店として菰野店(ロードサイド店)を出店。そして柳瀬社長の人脈を中心に、口コミでFC展開がスタートした。現在23店に至る急成長ぶりだ。特にロードサイドはランチに強く、ランチだけで250万〜300万円を売り上げている。
 
ランチの客単価は1600円、ディナー4000円。損益分岐点は月商400万円。現在600万円で推移している。FCの撤退は1店もない。