2016年06月

褒め上手のキーワード

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今日のラーメンチェーンの店長セミナーでは、褒め方・叱り方のポイントを解説しました。私自身、若い店長時代や営業部長時代に、上司や尊敬する先輩に褒められたことは、今でも覚えています。
それをエネルギーにしてきたことも多かったですね。

サラリーマン時代、いつも厳しい言葉(指導)が多かった社長が、私を他社や取引先に紹介する時は「わが社のエースです」と言ってくれた時は嬉しかったですね。そういう意味では店長は、社長や営業部長が店舗巡回をした時に、優秀なスタッフを「この店のエースです」と紹介してあげてください。
この店長のために頑張ろうとモチベーションが上がります。
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私が褒めたり・褒められたりする時のキーワードを場面別にまとめてみたので、人間関係をよくするためにも使ってみてください。

驚きながら褒める
★驚きました
★すごいなあ
★さすが〇〇さん!
★素晴らしい!
★目からウロコでした
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他人より優れたところを褒める
★〇〇さん、論理的ですね
★数字に強いですね
★緻密ですね。うらやましい

知識と経験を褒める
★よく御存じですね
★引き出しをたくさんお持ちですね
★ずいぶんとお詳しいですね
★やっぱり経験が違いますね
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ひたむきな努力を褒める
★コツコツ頑張ってるね
★いつも一生懸命だね
★見てる人は見ているから
★最近、目が違うね
★おめでとう。これまで頑張ってきた結果だね

相手の会話・スピーチを褒める
★〇〇さんの話は、本当に分かりやすいですね
★心に沁みました
★思わず話に引き込まれました
★驚きと発見に満ちたお話でございました
★新しい世界が開けたような気がします
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後輩・部下を褒める
★やるなあ
★君のおかげで助かったよ
★お手柄だよ
★本当によくやってくれた
★君に任せておけば安心だ

まだまだありますが、褒め言葉は「言葉の潤滑油」です。多彩なほめ言葉を頭に入れておくことが店長や管理者には必要ですね。
参考にしてください。




第一印象は7秒で決まる!

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和牛専門の焼肉チェーンの第一回店長でセミナーでした。
写真はこの店の看板メニュー焼肉の船盛です。素晴らしいですね。インパクトがありますね。
やはりメニューは、出された瞬間「ワー、すごい」と歓声が上がらなければダメなのです。^^

店長研修でお世話になるので、先日この船盛をいただきました。黒毛和牛A5ランクの肉は「うーん旨い!!」と最高の笑顔で叫んでしまったぐらいです。^^
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今日は、「人の印象は7秒で決まる」という話をしました。
笑顔の大切さです。
一瞬で好印象を与えるのは、笑顔が一番大切ですね。以前「感動のサービスを実現する一瞬」の本を書くとき、ザ・リッツカールトン大阪の総支配人に取材しました。

最後の質問で、「超一流ホテルにとって何が一番大切ですか?」とお聞きしました。総支配人はオランダ人でしたが「ビッグスマイル」と答えてくれました。満面の笑み、最高の笑顔のことですね。
笑顔は「あなたに好感を持っています」「あなたとこれからうまくやっていきたいです」「あなたのことが好きです」というメッセージを相手に与えます。
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飲食店でも「笑顔一秒」という言葉があります。お迎えで笑顔一秒、ご案内で笑顔一秒、オーダー取り、料理を提供するとき、レジで、お見送りで、すべて笑顔一秒で接すると好印象を持たれるものです。

突然クイズ!!
「あなたの会社の人たちを見ていると、本当にいろいろな人たちがいます。キリッと引き締まった表情の人、鷹揚に構えた人、スピード感あふれた人、いつもニコニコしている人・・・・・。あなたは次の中のどの感じで社内の普段の時間を過ごしていますか?

1・仕事に真剣に取り組んでいるという表情を崩さず過ごす
2・できるだけいつもニコニコと笑顔で過ごす
3・真剣な表情と笑顔の両方を使いこなす
いかがでしょうか?
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正解は2の「いつも笑顔でニコニコ過ごす」です。3と思った人が多いと思います。

笑顔について「デール・カーネギー」は『人を動かす』という著書のなかでこんなことを言っています。
『元手がいらない。しかも利益が莫大。 与えても減らず、与えられたものは豊かになる。 最高の笑顔を見せればその記憶は永久に続くことがある。 どんな金持ちでも、これなしでは暮らせない。

どんな貧乏人も、これによって豊かになる。 家庭に幸福を、商売に善意をもたらす友情の合言葉。疲れた者にとっては休養、失意の人にとっては光明。 悲しむものにとっては太陽、悩めるものにとっては自然の解毒剤となる。 買うことも強要することも、盗むこともできない。 無償で与えてはじめて値打ちが出る。』

笑顔は1ドルの元手もいらないが、百万ドルの価値を生み出します!

愛犬ブラッドが天国へ

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愛犬ブラッドが、天国へ旅立ってしまいました。
16歳6カ月という長寿でした。(人間なら90歳以上です)
動物病院の院長先生に亡くなったことを報告すると「12歳〜13歳ぐらいが寿命のミニチュワ・シュナウザーのブラッド君は、私の病院では最高齢でした。
飼い主さんに愛されブラッド君は、本当に幸せだったと思いますよ」と言っていただきました。

朝、家族が起きてくるのを待ってくれていたかのように、家族全員の前で静かに息を引き取りました。癌の手術を2回、最後の2カ月は2日に1回の点滴で、命をつなぎました。苦しまずに逝ってくれたのが、何よりも家族として良かったと思っています。(写真は10歳ぐらいの時のブラッドです)
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私や家族が帰ってくると、ダッシュで玄関まで迎えに来てくれました。
私が出張ではない時は、いつも30分のお散歩を喜んでくれました。

1度だけ、家族旅行に連れていけないので、ペットホテルに預けたことがありました。その時、お店の人が「ブラッド君心配だったのか、血便が出ました」と報告していただきました。捨てられたと思ったのかも知れません。ごめん。ブラッド。それ以来旅行の時は、自宅でシッターさんにお世話してもらうようにしました。
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私と家内が少し口喧嘩している時は(ほとんどないですが)、私と家内の間に入り、心配そうに仲裁してくれました。
家族ですから、いないと寂しいです。自宅に帰ってきてもいないことがつらいです。特に家内のショックは大きいです。
でもブラッドとの16年6カ月は幸せでした。
たくさんの思い出をありがとう、ブラッド!
20年後、30年後、私が死ぬときが来たら、迎えに来てください。

愛犬との軌跡のストーリーを紹介します。
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天国に旅立ってしまった愛犬「アビー」

この物語の主人公は4歳の少女。天国に旅立ってしまった愛犬に送った手紙が、まるで奇跡のようなストーリーを生んだと話題になったお話です。 2009年8月、4才のメレディス・クレアちゃんは兄弟のように育った愛犬のアビーを病気で失ってしまいました。

天国にいる愛犬のお世話を、神様に頼む手紙

かけがえのない兄であり親友であったアビーを失ったその日、両親の慰めも耳に入らないかのように、メレディスちゃんは泣き続けます。 ところが、悲しみがまだまだ癒えないその翌日、彼女はあることを考えつき、両親にペンと紙を渡します。
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「神様に手紙を書いて!」
それで悲しみが少しでも癒えるならばと、まだ字のかけない彼女に代わってお母さんが手紙を書きました。
宛先は天国、宛名は神様。天国はとてつもなく遠いに違いないと思ったメレディスちゃんは、この手紙に切手をたくさん張って近所の郵便局に出しました。

神様お願いです。私たちの家族・アビーのお世話をお願いできませんか?

“親愛なる神様へ
神様にお願いします。私たちの家族であるアビーのお世話をしていただけませんか?アビーは昨日、亡くなりました。天国では病気が治っていますように! 苦しんでなどいませんように!
神様、アビーはもうここにはいません。 でもアビーと一緒に過ごす時間を私たちにくださってありがとう。
神様がすぐに彼女だと分るように、アビーの写真を同封します。よろしくお願いします。
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メレディスより 愛をこめて・・・
(この手紙はママが代筆しました)
奇跡が起きた!?
さて、この手紙を投函してから2週間後、奇跡が起きます。一家が帰宅すると玄関の前に小さな小包が置かれていました。そこには「神様より」と署名が!
レディスが小包を開くと、中には『ペットが亡くなったときに』という本とピンクの便せんに書かれた「神様」からの手紙が入っていました。

“親愛なるメレディスへ

お手紙をありがとう。あなたのアビーは無事、天国に着きましたよ。あなたが送ってくれた写真のおかげで、すぐにアビーを見つけることができました。アビーはもう病気で苦しんではいませんよ。
アビーの魂は私と共にここにいて、あなたの心の中にいる姿そのままに、健康で活発で、遊んだり走ったりするのが大好きです。アビーはあなた方の家族でいられて幸せでした。

さて、送ってくださった写真ですが、天国では体は必要ないので、しまっておくポケットがないのです。お返ししますので、思い出として大切にしてくださいね。 心のこもった手紙を書いてくれてありがとう。
この手紙を書いてくれた素晴らしいママにも感謝を!

神様より・・・
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(この手紙は天使が神様の言葉を書きとめました)”

これにはメレディスちゃんの両親も驚きです!
「いったいどこのどなたが、アビーを失った娘の悲しみを気にかけてくれたのだろう?」
おそらく郵便局の職員がしてくれたことだろうとは思いましたが、あえて突き止めようとはせず、メディアに「天使」へのお礼を掲載しました。

両親は当時のことをこう語っています。
「メレディスが小包を受け取った時、彼女は幸せでしたが驚いてはいませんでした。手紙が天国に届いたことを信じて疑わなかったのです」 人を助けた犬、人に助けられた犬、家族との絆・・・犬にまつわる素敵な話や感動的な話は世界中にあふれています。 しかし、この童話のような小さなストーリーが、何とも心を打つのはなぜでしょう?

小さな少女が、亡くなった愛犬をひたすら案じて考えついた『神様に手紙を書く』ということ、そして「神様」からの手紙を代筆した名も無き『天使』が、とても大切な何かを思い出させてくれるからなのかもしれません。
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さて、愛犬を失った後、私ならどうするだろう?
神様に手紙を書いて投函するには、さすがに大人になり過ぎてしまいました。過去に愛犬や愛猫を見送った時のこと、思い出してみましたが、それだけでも涙があふれてきてしまう! きっとまた、ベッドにもぐり込んでオイオイ声を上げて泣きながら、こう繰り返すでしょう。
「ごめんね。たくさんありがとう。また会おうね。何度も何度も会おうね」と。

不思議といつも、この言葉が出て来るのです。 天国を信じているかどうか、自分でも分りません。
でも願わくば、愛犬には天国で元気に走り回っていてほしい。そしてまた、いつかどこかで出会い、一緒に暮らしたい、いや、必ずまた会える!そう思うことで、悲しみが少しずつ遠い未来への希望に変わっていくからなのかもしれません。
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そうして彼のいない生活に慣れた頃、また新たに1匹を迎えるでしょう。 亡くした愛犬から教えられた愛情を、その新顔に再び注ぐことでしょう。 愛犬を失った人が身近にいれば、その人の悲しみに寄り添うこともできるかもしれません。

愛情や思いやりは、途切れることなく循環し続けるものなのだと思います。
メレディスちゃんの純粋な優しさに共鳴し返事を書いた誰かの思いやりは、そのまま彼女の心に溶け込み、彼女が豊かな心を持つ大人へと成長する大切な支えとなっていくのではないでしょうか。


飲食店は天使の仕事!

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神戸でバル業態の店長セミナーでした。この会社で教育用スタッフハンドブックのアプリを当社で作成しました。良いものが出来たので、また紹介します。最近受注が多い仕事で長男が製作しています。

今日のセミナーで新人店長から、「飲食店で働くことで、どんなことを学び、どのように成長できるでしょうか?」という質問が出ました。
1年前に飲食店経営の特集記事「スタッフが飲食店で働く意義」で掲載しましたので、その原稿を紹介します。
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1.人間力に磨きがかかる
 ひたむきに働くこと、明るく元気に接客すること、大切な人に心から「ありがとう」と言えること…一見簡単そうだが、どのような状況であってもこれらを確実に続けていくのは決して簡単ではない。日々コツコツと小さなことを心をこめて積み重ねていくことで、人は一歩ずつ着実に成長する。
 
ある実力店長はこう語った。『店長としての私のポリシーは、店舗という舞台を使って、自分の目標とスタッフの成長=幸せを、同時に達成することです』日本の若者を鍛え、人間力を磨かせるのは、飲食店店長のミッションとも言えるだろう。
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2.社会生活の基本が身につく
 飲食店で働くからには、挨拶やおじぎ、態度や表情、歩き方や姿勢、声の出し方といった基本的な動作・礼儀作法を学ばなければならない。こういった社会生活における基本を身につければ、就職活動でも就職してからでも必ず役立つ。

3.お客様の幸せに貢献できる
 食べる喜び、飲む楽しみ、家族・友人・恋人との素敵な時間。これらのすばらしいひとときを演出し、お客様の幸せに貢献すること、それが飲食店の使命である。 
ある女性店長は『お客様に笑顔で接すると、お客様から笑顔が返ってくる。そしてまた私も笑顔になる。そんな“天使のサイクル”を学びました』と語った。笑顔が人に与える力はとてつもなく大きい。そう、飲食店の仕事は人に幸せをもたらす天使の仕事なのだ。
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4.お客様から幸せをもらう 
天使のサイクルは、もちろんスタッフにも幸せを運ぶ。飲食業ではお客様からダイレクトに評価をいただくことが多い。『おいしかったよ、ありがとう』から『この店に来ると元気をもらえるんだ』まで、お客様のちょっとした一言にどれだけ励まされることか。

5.ホスピタリティマインドと料理技術が身につく
 飲食店スタッフはいつもお客様への気配り・心配りをしている。おもてなしの心を醸成できる仕事だ。ホスピタリティは本来どのような職業においても必要とされることなのだが、そのことを毎日身をもって学べるという点において、飲食サービス業は屈指の業種といえるだろう。
 
またキッチンで働くスタッフは、料理の技術が確実に身につく。将来カフェやレストラン経営を目指すなら、勉強できることがいっぱいの職場だ。就職してさらに学び、幹部スタッフや役員を目指すこともできる。もちろん独立して成功した例も多い。
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6.コミュニケーション・スキルが上がる
実力店長シリーズの取材で実感するのは、チームワークや店長とスタッフとのコミュニケーションが充実している店は売上が伸びている、ということ。人との付き合いが苦手な若い人も増えているが、コミュニケーション・スキルを磨くなら飲食店の仕事ほどふさわしいものはないだろう。

お客様とのふれあいが求められるのははもちろんのこと、チームで店を盛り上げていくため協調性も養われる。社内コンテストなどを通じてスタッフのモチベーションがアップし、店へのロイヤリティが高まるケースも多い。
 店長はスタッフのコミュニケーション力を上げるため、各種キャンペーンなどを店舗内で実施するとか、面談・ミーティング・懇親会を設けるなど、きめ細かくサポートしていく必要がある。

いかがでしょうか?飲食店は人に幸せをもたらす天使の仕事なのです。

運を味方につける方法!

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今週は、東京・千葉・横浜・神戸・名古屋・と店長セミナーが続きます。
キイストン(総合人材紹介コンサルティング会社)の若い営業マンが私のコンサル先を紹介してくれるので、今月も来月も新しいクライアント先がスタートします。
ありがとうございます!!

最近、びっくりすることが続いています。ある居酒屋に入ったら、店長さんが私の顔を見ていきなり「田中さんですか?ブログ毎日読ませていただいています!」と。「えーなんで」と私が聞くと、「飲食店経営を毎月読んでいますから」と。なるほど。
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長男の自宅近くに美味しいオムライス屋があると聞いて、店に入ったらキッチンにいたオーナーシェフと目が合い、「人違いでしたら申し訳ありませんが、ホワイトの田中先生でいらっしゃいますか?」と言われました。
えーーー! 20年前独立した当時は有限会社ホワイトでした。田中司朗の白のホワイトです。単純!^^

名古屋に当時ハローエッグというオムライスチェーンがあり、そこでFCさんの研修をやっていたので、当時のメンバーでした。それにしても20年経過しているのに、歳も取ったのに私の当時の会社名や名前を憶えていていただいたのは、本当にびっくりですね。ありがたいことです。
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また長男の誠一朗が、仕事先で扇屋さんのFCオーナーと偶然にお会いして、「えー、田中先生の御子息ですか?田中先生のセミナーも本も飲食店経営も全部読んでいます。大ファンです」と言われたそうです。
凄いですね。(笑)

キイストンの細見社長が、私に「田中先生は、運がいいですね!」と会うたびに言われますが・・・・。
そう、私は運だけなんです。^^
1カ月前に掲載した「しごとの基本くらしの基本」の本の「運を味方につけること」と「君はそれをやりたいかい?」を紹介します。
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運を味方につけること。
いつも笑顔でいること。徹底して前向きであること。人に与え続けること。運を味方につけたいなら、この3つを守りましょう。実力は大事だし、努力は欠かせない。
でも、時には運も必要です。運に味方をしてもらうために、「笑顔・前向き・与える」を基本としましょう。

君はそれをやりたいかい?
やるか、やらないか。何かを頼まれたとき、誘いを受けたとき。もしも迷いが生じたら、計算で答えを出してはいけません。損か得か、お金になるかならないか、キャリアに役立つか、義理があるか。
そんな計算はやめにしておきましょう。目を閉じて自分に聞きます。「君はそれをやりたいかい?」
答えがノーならすぐ断る。「やりたい!」なら、無謀でも、リスクがあっても、先行きが見えなくても、大きく息を吸って飛び込みましょう。




心を込めて「いただきます」(みやざき中央新聞)

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みやざき中央新聞の松田社長から突然嬉しいお電話があり、「岐阜の実家に帰るので、長年読まれている田中さんにお礼を!」と連絡がありお会いしました。
一週間前から、私の実力店長の原稿を松田社長にお送りしたいと思っていたところなので、びっくりです。テレパシーは通じるのですね。^^

みやざき中央新聞は、このブログにも何度も紹介していますのでご存じだと思いますが、日本初の「心温まる新聞」です。私はEQ(心の知能指数)が高まる新聞と呼んでいます。
(私の店長セミナーでもよく使わせていただいています。ありがとうございます!)
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私は、実力店長を取材するときに、飲食店のちょっといい話を伺い原稿にする時が多いのですが、これはみやざき中央新聞を18年読んできた影響が大きいのです。

そのことを松田社長にお伝えすると、「実力店長さんたちが、活躍することでスタッフの成長があってお店も地域も育っていく。その教育をしているのが田中さんなんだなと改めて感心しました。田中さんはそういう意味では社会教育家なんだと思います。益々ご活躍してくださいね」と、温かく包み込むようにほめていただきました。
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社会教育家・・・うーん。そんなレベルではありませんが、このように認めてくださることが、人間性の素晴らしい魅力あふれる人なんだと思いました。みやちゅうの発行部数が伸びると日本が良くなると本気で私は思っています。
1ヵ月1000円で4回送られてきます。是非ご購読を!

少し長くなりますが、みやちゅうの社説をご紹介します。
ー心をこめて 「いただきます」「ごちそうさま」ー

食肉加工センターの坂本さんの職場では毎日たくさんの牛が殺され、その肉が市場に卸されている。 牛を殺すとき、牛と目が合う。そのたびに坂本さんは、 「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。
ある日の夕方、牛を乗せた軽トラックがセンターにやってきた。しかし、いつまで経っても荷台か ら牛が降りてこない。 坂本さんは不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何か話 しかけている。その声が聞こえてきた。
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「みいちゃん、ごめんね。みいちゃん、ごめんね……」
坂本さんは思った、「見なきゃよかった」
女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。 「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。ばって ん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。明日はよろしくお願いします…」
「もうできん。もうこの仕事はやめよう」と思った坂本さん、明日の仕事を休むことにした。
家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。しのぶ君はじっと聞いていた。 一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。 「やっぱりお父さんがしてやってよ。心の無 か人がしたら牛が苦しむけん」
しかし坂本さんは休むと決めていた。
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翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。 「お父さん、今日は行かなんよ!(行かないと いけないよ)
坂本さんの心が揺れた。そしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせた。 牛舎に入った。坂本さんを見ると、他の牛と同じようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズを とった。 「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。ごめんよう」と言うと、 みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。
殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。坂本さんが「じっとしとけよ、じっとしとけよ」と 言うと、みいちゃんは動かなくなった。次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。 牛の涙を坂本さんは初めて見た。

坂本さんの話を聞いて感動した内田美智子さん(内田産婦人科助産婦、 「いのち」をテーマに全国で 講演活動を展開中)は、坂本さんの了解を得て、この話を『いのちをいただく』 (西日本新聞社刊) というタイトルの絵本にされました。
その絵本のあとがきに、内田さんはこう書いています。 「私たちは奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。自分で直接手を汚すこともなく、坂 本さんのような方々の悲しみも苦しみも知らず、肉を食べています。 『いただきます』 『ごちそうさ ま』も言わずにご飯を食べることは私たちには許されないことです。食べ残すなんてもってのほか です……」
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そう、私たちはいのちを食べていた。今日いただくいのちに……合掌。

以上のような社説です。 心揺るがされる社説なのです。

本好きになるコツ!

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名古屋のパステルさんの第一回店長セミナーでした。
お世話になっているヴィアホールディングスさんのグループに入られた為、シリーズで店長研修をさせていただくことになりました。なめらかプリンのパステルですが、イタリアンレストランですね。

今日の研修の冒頭に成功する人の条件の話をしました。成功する人は「素直・前向き・勉強好き」と船井先生は生前言われ続けてこられましたが、生涯にわたって勉強することは大切なことです。勉強好きとは「自分自身を教育できる」ということですね。
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私のセミナーに参加されて「ビジネス書を読む習慣が出来ました」という店長や管理職がおられますが、とても嬉しいことです。

しかし数年前の料理長セミナーで、50代のシェフから「先生、勉強が嫌いだからこの業界に入ったのです!」と言われてしまいました。(笑)
帝国ホテルの元総料理長の村上シェフは、部下の若い人に「料理人は毎日30分は本を読め」と言われ続けてきたのです。
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本好きになるコツは!
1・自分の好きなジャンルを決める・・・・・ミステリー・恋愛・サスペンス・ビジネス小説
2・まず20ページ読んでみる・・・・15分ぐらい読むと面白くなってきます。
3・最初は、薄めの短編集から読んでみる・・・・・30〜50ページで完結するもの
4・読書好きの友人から本を借りる・・・・・感想を話し合う
5・ 週に一回は本屋さんに立ち寄る・・・・・・気に入った本を買う
6・カバンに本を入れて持ち歩く・・・・・時間が空いたら本を読む習慣
等ですね。
(私はカバンに本が入ってないと危機感さえ覚えます)^^
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読書の効果は、
1・人生に潤いが出る・・・・・物事を多面的に見ることができる
2・自分に自信がついてくる・・・・・知識と情報が増える
3・感性が身に付く・・・・・センスが身につく

私は学生時代から、本を読む習慣があったのですが、ビジネス書はほとんど読んでいませんでした。歴史小説が好きで、司馬遼太郎や吉川英治、城山三郎に夢中になっていました。最初は五木寛之の「青春の門」からですが。^^

でも、本を読む習慣があると30代からは、仕事で活かせるビジネス書を読む習慣が多くなって来ました。そういう意味では、若い時は、好きなジャンルの本を読めば良いのです。いずれビジネス書を読むようになります。
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これまで、300社の企業の店長研修を行って来ましたが、毎月1冊のビジネス書を読ませて感想文を書かせている飲食チェーンの店長レベルは高いですし、質問の内容が違います。

知識は、先人の実験済みの成功事例の体系化であり、それを学ぶことは経験の節約である。
知識がなければ、見えるものも見えない。



拍車が掛かるコンビニの飲食店化!

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新しいクライアント先との商談の帰りに、飲食店経営の編集長と打ち合わせをしました。月刊コンビニも発行しているので、コンビニ業界も詳しい編集長です。
セブンイレブンの商品は、何を食べても結構おいしいという話になりましたが、最近は飲食スペース(テーブル付)のコンビニが増えていますね。

私の自宅近くのファミリーマートもカウンターが6席、テーブルが4テーブル(16席)で食事ができるようになりました。コンビニの飲食店化はどんどん進んでいます。
急いでいるお客は、弁当やおにぎり、ラーメンを食べていますね。

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編集長の話では、JR東日本のコンビニでは、朝はコーヒーとサンドイッチをテーブル席で飲食して、昼はテーブルをカウンター下に収納して、代わりに平台を置いて、昼食弁当を陳列して一気にやってくるお客を手際よくさばくためにPOSレジも増設している。
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夕方は、平台を片づけて立ち飲み用テーブルに変えて、ちょい飲み需要に対応。この新店では、缶ビールやワインだけでなく、レジカウンターにビールサーバーも備えている。

レジカウンターで注文すると従業員がサーバーから生ビールを提供する。また、コンビニとは思えないような本格的キッチンがあり、店内で弁当や総菜を調理している。
かつて街の酒屋には簡単なテーブルがありました。備え付きであったり、可動式であったり、そこでビールと缶詰で一杯やっていた光景がよみがえりますね。
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問題は、入り口すぐがちょい飲みスペースになっているため、一般のコンビニ利用客と動線の交差が懸念されるところです。

まだ、実験店の位置づけですが、開発したJR東日本のコンビニ本部も「お客様がどんな使われ方をするのか予測するのは難しい。手探りで走りながらブラッシュアップをします」と語っています。

益々、コンビニの飲食店化が進むことは間違いないですね。
コンビニ対ファーストフードの戦いは続きます。






幸せとは何か?(ハーバード流幸せになる技術)

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最近、幸せとは何か?と考えることがあります。
私が幸せを感じる瞬間は、
●店長・管理職セミナーで、受講者から感謝のメッセージをいただく時
●目を輝かせて、笑顔で私の講義を聞いてくれる人がいる時
●私の講義の成功事例を店長が実践して成果が上がった時
●クライアント先のトップにアドバイスをして満足していただいた時
●大学の授業で、「先生の授業が好きです」と言ってくれた時^^

●スタバで、読書に夢中になっている時
●初孫の美羽ちゃんと公園で遊んでいる時^^
●愛車で好きな音楽を聴き、高速を走っている時^^
●家族で楽しく外食をしている時

●美術館で美しい絵画を観ている時
●庭の花の手入れをしている時(今日、花をたくさん植えました)
●趣味の熱帯魚と海水魚の世話をしている時
●感動あふれる映画を観た時
●ブログを読まれている方から、「ワクワクして読んでます!」お礼を言われて時
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まだまだありますが、こんな時に幸せを感じています。
「ハーバード流幸せになる技術」に、幸せとは何か?を論理的に書かれているので紹介すると、
学問的には、感情的な側面と認知的な側面があり、感情的な側面とは、幸せを「喜び」や「満足感」のように日々移り変わる感情として捉えるものです。
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認知的な側面とは、自らの人生がどのような状態にあるかを通し、幸せを「意味」や「価値」として持続的に捉えるものです。

幸せをこれらの両側面から捉え、「日々が喜びや充実感に溢れ、自分の人生が有意義で価値あるものだと捉えている状態」と定義しています。
要するに幸せとは、「喜びに満ち、人生の意味を感じる経験」ということですね。

またこの本の中に、成功の定義もあります。成功には2種類あるといわれます。
1つは「経済的な成功」、もう1つは、「心理的な成功」で、心理的な成功とは「魂が喜ぶ仕事」なのです。
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人生の中で、仕事は多くの時間を占めています。そういう意味では、仕事が楽しければ人生は楽しいということです。仕事が楽しいということは、天職だということですね。
天職のことを「ソウルワーク」と呼びます。
あなたの仕事はソウルワークですか?


クレームから常連客へ!

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滋賀県の草津へ、ちゃんぽん亭の実力店長の取材に行って来ました。
愛車で2時間掛かりましたが、音楽を聴きながらの車での移動が好きなのです。京都も長野も静岡も仕事は車です。黒BMWは走りが良いですね。新名神高速で150キロも出してしまいました。この歳で!
(すみません)

ちゃんぽん亭の女性店長の原稿は、また紹介しますがいい話がありました。フードコートで社員として働いている時、常連客に「いつもありがとうございます」と声を掛けたことがキッカケで、会話をするようになったある日、その40代のご夫婦から「ちゃんぽんも美味しいけど、あなたに会いに来ているのよ」と言われたそうです。
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「あなたに会いに来たのよ!」素晴らしい言葉ですね。また原稿が出来ましたら紹介します。

さて、今月号の飲食店経営の丸源ラーメン「クレームから常連客へ」の原稿を紹介します。2か月前のブログに過去最高売上の要因もアップしています。

クレームから常連客へ
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月に2万人もの来客があれば、クレームが発生することもある。あるとき50代のご夫婦からレジでクレームが入った。餃子を注文したのに提供されなかったのだ。レジの様子を見て店長はすぐ謝りに行ったのだが、お客様の不満はおさまらない。

駐車場まで行き、ひたすら頭を下げた。「本当に申し訳ございません。ラーメン店として失格です。すべて私の教育不足によるところであり、万事私の責任です」と、1時間も謝り続けたそうだ。この店にかける思いを切々と語り、「もう一度チャンスをください」とお客様にお願いしたのである。近本店長の誠実でひたむきな姿勢にお客様の気持ちも徐々にほぐれ、こわばっていた表情がやがて笑顔に変わった。
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店に戻った店長はスタッフに、「今のお客様の顔をしっかり覚えておいてください。ご来店の際はすぐに私を呼んでほしい」と指示した。そして1カ月後、そのお客様はご家族で再び来店。

店長はすぐお客様のもとに馳せ、「先日は誠に失礼をいたしました。本日ご来店いただき、ありがとうございます。本当にありがとうございます!」と、深々と頭を下げてお詫びとお礼を述べ、さらにお帰りの際もレジで謝意を繰り返し伝えた。以来、このお客様は常連客として店を支えてくださっている。
 
お客様が納得し、笑顔になるまで1時間も謝り続ける店長の姿勢はすばらしい。一人ひとりのお客様に対するこのような真摯な姿勢こそが、繁盛店を作っているのだ。

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田中司朗

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