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今日の宿泊先ホテルで、飲食店経営12月号の原稿を書き上げましたので、一部紹介します。
丸源ラーメン広島三原店の川口オーナー店長です。
川口店長は今年、丸源ラーメンの直営・FC全123店舗の中でナンバー1の「最優秀プレジデント賞」(MVP)を受賞されました。

売上は47カ月連続で売上前年超えを達成。西日本の豪雨災害でこの地域が断水、営業停止となったためこの記録はいったんストップしましたが、営業再開後はまた伸び続けています。
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毎日アンケートで営業状態をチェック
 
川口店長はとても勉強熱心で、私がおこなっている物語コーポレーションの実力店長養成セミナーにも毎回出席されている。3年前のセミナーで、あるファストフードが実施していたレシート活用によるお客様満足度調査の話をした。

レジに「満足」「普通」「不満足」の3つの箱を置き、レシート不要のお客様を対象に、いずれかの箱にレシートを入れていただくというものだ。川口店長はそれを良いアイデアだと思い、翌日からすぐ実施し、3年後の現在も継続させている(写真)。(良いと思ったことはすぐにやる、その行動力がすばらしい!)
現在の平均評価は満足が80%、普通が19%、不満足が1%である。
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これには二次的な効果もある。お客様が「面白いことをやってるね」「すごいね!」「『たいへん満足』はないの? すばらしかったよ」などと言ってくださるという。レジでのお客様との会話が増えているのだ。読者の皆さんも参考にしていただきたい。

毎日100回、スタッフに「ありがとう」
 
三原店のスタッフにまつわるちょっといい話をお聞きした。4年前、女子高生(2年生)のアルバイトを採用したものの、人見知りが激しく、しかもきゃしゃで、ラーメン一つ持つのも大変そうだった。朝起きられないとのことで、最初は遅刻も多かった。
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心を開いて川口店長と話ができるようになるまで、半年かかったそうだ。店長は声を掛け続け、少しでも良くなったと思われることを見つけてはほめて認め、大切に育ててきた。今や彼女はお客様アンケートの評価1位を獲得し、それを継続するまでに成長。
アルバイトリーダーとしてスタッフの指導にあたっているという。スタッフがこんなふうに成長してくれたら、店長冥利に尽きるというものだ。
 
川口店長はスタッフに、「ありがとう」と「ごめんなさい」をしっかり言うよう徹底指導している。店長自身、スタッフに対して「ありがとう」を1日100回以上言っている。これだけで店の空気が変わり、チームワークの向上につながっていく。
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オープン当時、売上は厳しかった。川口店長のお母さんはそれをとても心配して、店長が帰宅する午前2時まで毎晩寝ずに待ち、その日の売上を聞いてくれたとのこと。

3年前にお母さんは亡くなったが、今でも天国のお母さんに毎晩売上を報告している。「伸び続けているよ」と胸を張れる幸せを噛みしめながら、感謝の気持ちで仏壇に手を合わせているのだ。
川口店長、すばらしい話をありがとう。そして日本一の証であるMVP受賞おめでとう!