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物語コーポレーション様の「FCプロフェッショナルセミナー」(東京・福岡)でした。
さて、昨日(浜松・居酒屋チェーン)の店長から、「店舗異動する時の注意点を教えてください」と質問がありました。
以前、原稿に書いたものを紹介します。

新任・異動店長を成功に導く5ステップ

ステップ1.新しい店舗の組織になじむ
新任・異動店長が真っ先に行うのは、店の組織になじむことだ。その中でも最優先すべきなのは、コミュケーション。自分とP/Aや部下社員との相互理解を図る上で、意志の疎通が何よりも重要となる。  
赴任早々、店の問題点を挙げる店長がいるが、これは前任の店長を否定することにつながるので、避けるべきである。P/Aたちはまだ前任店長の影響を受けているのだ。店の良い点を探し、力を合わせてそれを伸ばしていこうという意気込みを伝え、コミュニケーションを深めていきたい。
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ステップ2.内部の強み弱みを把握する
次のステップでは、QSCのオペレーションレベル、P/Aのランクアップ状況、P/Aや部下社員の個別能力、チームワーク、店の風土などをチェックし、全員を対象とするカウンセリングも実施して、店舗内部環境の強み弱みを把握しよう。SWOT分析の手法を参考に現状を整理整頓し、次の一手を考えていこう。

ステップ3.組織を改革する
ステップ2でつかんだ強み弱みを参考に、改善・改革への第一歩を踏み出そう。私がこれまで取材をしてきた実力店長たちの多くは、3カ月ほどで店を変革している。3カ月以内は前任店長の責任、それ以降はあなたの店としてあなたが責任を負うべきだ。勝負は100日、カギはP/Aの教育指導である。  
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最近取材した居酒屋チェーンの実力店長は、どの店に異動しても2ケタ成長させる強者で、「2:6:2の法則を、3カ月以内に8:2:0のレベルに高めるのが目標です」と語っている。優秀な店長は優秀なアルバイトリーダーを育てる。優れたP/Aが8割いる店になれば、組織は一変するのだ。

ステップ4.チームワークを醸成する
私がこれまで120人の実力店長に取材した中で最も多く語られたテーマは、チームワークである。お客様は店のムードを敏感に察知する。チームワークが良くて明るい雰囲気の店は、お客様に好感を持たれる。店の空気が売上をつくるのだ。  
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新任店長は店内のチームワークの現状をつかみ、向上させていく必要がある。プロジェクトチームを編成したり、ほめる仕組みや表彰制度をつくってP/Aのやる気を促すなど、みんなで店を盛り上げていく仕掛けを考えよう。

ステップ5.総括し、さらに改善する
3カ月〜半年かけて1〜4までステップアップしたら、もう一度最初から検証してみよう。できなかったことや不十分なことはないか? 直すべきことは何か? どのように取り組むべきか? 統括と改善が必要だ。仕事は改善の連続なのだ。 「最近あなたは何を変えたか? どれだけ短期間で大きく変化させたか? それがあなた(店長)の仕事だ。

あなたの部下社員やP/Aは、何を変えたか? ここ3日間、3週間、3カ月間で何を変えたか? あなたの改善計画の目標は、どのぐらい思いきったものか? 『正確なところ、何を変化させたか』という質問を、組織の中に浸透させよ」
(トム・ピーターズ「エクセレントリーダー」より)