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月刊飲食店経営で、「人材マネジメントの処方箋」を連載している岡本文宏氏が、「イノベーター理論」を掲載されていましたので紹介します。

アメリカの社会学者であるエベレット・M・ロジャースが提唱した「イノベーター理論」によれば、新しいと知覚されたアイデアや習慣、対象物が世の中に普及していく過程で、初期の段階で興味を示して採用(行動)するのは16%程度だとしています。

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ロジャースは人々を以下の5つに分類し、それぞれ定義付けています。
革新者(イノベーター)・・・・最も早期に行動(対象が商品であれば購入)する層。新しい知識や物をすぐに手に入れたがります。全体の2.5%存在します。

初期採用者(アーリーアダプター)・・・・流行に敏感で、所属するグループ内で大きな影響力を持つオピニオンリーダーであり、全体の13.5%を構成するとしています。マーケティングでは、イノベーターと合わせた16%を初期市場と呼びます。

初期多数派(アーリーマジョリティ)・・・・対象となる新しいコト、モノを取り入れると、自身にメリットを感じれば行動に移す層で「慎重派」とも呼ばれます。その名の通り、行動に移すまでに時間を有します。全体の34%を構成しています。

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後期多数派(レイトマジョリティ)・・・・新しい取り組みに対して懐疑的で、従来のやり方を堅持しようとする保守的な考えを持ち、行動は鈍いとされています。構成比は34%。

遅滞者(ラガード)・・・・最後まで動かない超保守派。自分のメリットが確定しないと行動に移さない層。16%存在しています。

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上記のようにイノベーター理論によると半数の人達は保守的な考えを持ち、おいそれとは行動しない層であることが分かります。
これはマーケティングの世界でも良く知られた理論ですが、マネジメントのおける組織内の構成についても同じことがいえます。新しいやり方や取り組みを全体に普及させるには、イノベーターとアーリーアダプターに当たる層のスタッフを、まずは味方につけて、その後ろに控えているアーリーマジョリティに、いかに浸透させていくかが鍵です。

私の店長セミナーでも、紹介した成功事例を学んで納得して、すぐ行動する革新者と初期採用者の店長は16%ですね。いかに、次の初期多数派を巻き込んでいくかを意識して講義を行っています。
革新者と初期採用者は、やはりその企業を引っ張っていく存在であり、ビジネスパーソンとして成功していけるのです。