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今朝は、日本中の大谷翔平ファンが「ホッ!」とした瞬間だったのではないでしょうか。
私も「まさか」はないと信じていました。(振り込んだのは誰か?)

今日の「情報ライブ ミヤネ屋」では、ドジャース・大谷翔平投手(29)が、本拠地でのエンゼルスとのオープン戦を前に、水原一平元通訳の解雇騒動を受けて会見を行い、声明を発表した様子や、試合前の練習でキャッチボールをする姿などを伝えていました。

会見についてスポーツジャーナリストの二宮清純氏は「結論から言いますと、12分間の記者会見のステイトメント(声明)ですけども、成功だったと思いますね」と評価。「降りかかった火の粉をしっかり払いのけましたよ」と話した。

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詳しく話した中で、「(大谷の)口座はなぜ(水原氏に)使われたのかなど2、3の疑問点はありますが、私はかなり疑惑は晴れたんじゃないかと思いますね」と語った。

また、これまで二人三脚でやってきた水原氏に対して「まだまだ彼の中では揺れ動く思いがあったんだと思うんですが、ここはもう決然と、きっぱりね、この疑惑に関しては答えないといけない。(会見の中で)非常に厳しい、詐欺とか窃盗という言葉を使いましたので、シーズンに向けてここで区切りをつけるんだという強い意志を感じましたね」と話した。

2年前のブログ、伊集院静氏の「もう一度歩きだすために」に、大谷翔平選手の「爽やかさ」について掲載していましたので、もう一度紹介します。

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爽やかな風
エンジェルスの大谷翔平選手の人気が急上昇である。
昨年、MVPを満票で受賞し、メジャーの若手選手の中で揺るぎない存在となった。日本人ではイチロー選手依頼というからこれはたいしたものである。

しかも、あのベーブルースと並ぶ「二刀流」であることも初めて話題になった。私は二刀流は無理だと思っていたが、まだやり切ろうとしているのだから、ナミの若者とはどこか違っている。
これまでの日本人を含めたメジャープレーヤーの中で大谷には突出した面がある。

それは何か?
「サワヤカサ」である。心地よい風に触れるがごとくの爽快感が、彼の周辺には、なぜか存在する。
イチローにも、野茂英雄にも、佐々木主浩にもなかった風である。かすかに松井秀喜には感じられたが、大谷の風の具合いはまるっきり違う。

「SHOのプレーを見ていると気持ちがイイんだよ」とアメリカ人は口を揃える。
私は大谷の欠点は、あの甘いマスクだと思っていたが、まるで違う方向へ甘さはむかい、女性ファンは勿論のこと、男性ファンを虜にした。

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野球選手のハンサムの割合いは10対1くらいで、大半の選手は岩みたいな顔に、鬼瓦のようなのが活躍する。誰とは言わぬが、読者が覚えているかつてのスター選手を思い出してみるといい。
「サワヤカ」もそうそういない。
日本人の知る、最もサワヤカなのは、これは長嶋茂雄である。どのくらいサワヤカかと言うと、仕事で出掛けた後楽園球場に息子を置き忘れて、家路にむかうくらいサワヤカであった。(これはサワヤカとは違うか)

監督に就任して、代打起用のため、審判にバントの仕草をしながら、選手の名前を告げるくらいで(これではバントをすると、敵にわかってしまう)、敵にわかってもかまわないくらいのサワヤカであった。
打ち方、走り方、ボールの投げ方、空振りの仕方(ヘルメットを落とすのだが)・・・すべてサワヤカであった。

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(中略)
野球というスポーツは、ピッチャーが一番なのである。
10人のホームラン王がチームに居てもワールドシリーズは優勝できない。一人の優秀な投手にあと数人の投手が揃っている方が、世界一への階段は昇り易い。
投手には完封があるが、打者には4割打者がいない。

確率の話をしているのではない。野球というスポーツの根本に、ピッチャーの存在がある。打者は絶好調で、打つたびにホームランであっても、次の打者まで8人を待たなけらばならない。投手が素晴しい投球をすれば、27球で相手をかたづけることができる可能性がある。
野球は投手が主役なのである。

大谷選手には、来期も頑張って欲しい。それは皆が願っているだろうし、そうしてくれると、私も信じている。
ベーブ・ルースの本当に価値は、彼のホームラン見たさに、かつてない観客が球場にやって来たことだ。記録よりも、人が人を呼ぶ能力の方が何万倍も貴重だ。野球はスポーツだが、興行であるのが基本だから。