
甲子園、今大会のヒーロー県岐阜商の横山選手には感動しました。
今大会で一番拍手が多い選手でした。ネットニュースでは、MLBで活躍する吉田選手から応援のエールを送ってもらったことが掲載されていましたので紹介します。
県岐阜商(岐阜)が日大三(西東京)に準決勝で敗れ、決勝進出とはならなかった。今大会で注目を集めた横山温大(はると)選手(3年)が試合後、宿舎で取材に応じた。
――MLBで活躍する吉田正尚選手が横山選手にエールを送った、という記事があった
そこまで届くんだなって。メジャーリーグで活躍する選手にまで自分のことを知ってもらってうれしい。諦めずにやって来て、良かったなって思えた瞬間でした。

――吉田正尚選手は横山選手にとってどんな存在か
小さい頃から目標としていた選手で、バッティングフォームも参考にしていた。同じ外野手としてとても憧れていた選手で、自分のプレーが届いたのはとてもうれしかった。
――家族からは試合前にどんな連絡があったか
兄からは「今日も吉田選手みたいにたくさんヒット打って頑張れ」、母からは「温人らしく最後まで頑張って」とエールをもらいました。
――今日は同点に追いつく犠牲フライを放った
チャンスだったので、どんな形でも同点に、自分が決めるぞって気持ちで打席に立ちました。

――岐阜大会の初戦からずっとヒットを打ってきた。今日の試合を振り返って
前の試合までヒットを打っていたが、今日の試合はヒットが出なくて。その後の良い場面でも打てなかったので、投手を助けられず申し訳ないと思っていました。
ベスト4まで来られたことに自信を持ってやってきた。悔いは残ってないので、胸を張って岐阜に帰りたいです。
――試合後に涙は見せなかった
一番は、やり切ったという気持ち。悔しいという気持ちもあったんですけど、出し切ったという気持ちが強かったので、堂々と胸張って最後までいようと思っていました。
――全国のたくさんの方に横山選手の頑張りが届いたと思う
今までハンデがあっても、他の人に負けないくらいしっかりできるんだぞっていうところを、4強という舞台まで示せたのは良かったですし、自分みたいな境遇の子たちでも、勇気とかを持ってもらえたかなと思います。
周りの人たちにも、困難があっても乗り越えられるような、勇気を与えられたかなと思っています。

――今日の甲子園でも歓声が上がっていたが
歓声はめっちゃ届いていて、その声援に後押しされて「絶対打ってやるぞ」という気持ちで打席に立ちました。
――今後は
いろんなレベルでもっともっと野球を頑張りたい。大学に行って、もっともっとレベルアップして、その先でも長く野球をやっていけるように、頑張っていきたいです。
――次の夢は
プロをめざして頑張っていきたいですし、後押ししてくれる方がたくさんいる。そんな甘くない世界だと思いますし、簡単に言っていいのか分からないですけど、そこまで行けるようにこれからもっともっとレベルアップして頑張っていきたいです。
