2005年11月

2005年11月30日

残念

9a3f4e4d.JPGちょっとピンボケですが、一昨日ある患者さんのお口から撤去したブリッジです。

18年前に、私がセットしたものです。
大学を卒業して、初めてセットした前歯と奥歯をつなぐタイプのブリッジでした。

このブログでもしつこいくらい繰り返していますが、この方の治療をした際にも、定期健診の重要性を説き、理解に勉めました。
この患者さんも、それに応えてくれ、千葉からずっと定期健診に通ってこられ、私が独立開業しても来てくれていました。

しかしここ最近、体調を崩され、しばらく来院が途絶えていました。
先週、久しぶりに来院されたところ、ブリッジの片方が脱離していたため、撤去することになりました。
私の実績の中でも、もっとも長持ちしていたものなので、とても残念です。

幸いなことに、もう一度ブリッジでやり直しできる状態でしたが、できれば生涯使ってもらいたかったものです。

2005年11月29日

e724cbde.JPG『歯医者は、あの「キーン」っていう歯を削るときの音がね〜』と、よく言われます。
多分、臭いと並んで最も歯科治療の不快さを連想させるものでしょう。

これは、通称「タービン」といわれる器材で、ヘッドの部分が風車のようになっており、空気圧で回転させます(写真では、上)。
もう一つは、「コントラ」と我々は呼びますが、電気モーターと歯車で回転させるものです(写真では、下)。

『先生の所って、キーンって音がしなくて、静かですね』と、時々言われますが、その時にはたいてい「コントラ」を使用しています。
特に、小児患者の場合はコントラしか使いません。



それぞれに長所・短所があり、どちらが良いというものではありませんが、コントラを使用した場合の方が痛みが少ないようです。
しかし、値段はタービンの倍。大切に大切に使っています(使い惜しみはしてませんが)。




fdo964 at 02:35|PermalinkComments(0)診療姿勢 

2005年11月28日

ついに300投稿

ddcccb95.jpg「BGM」で、ちょうど300投稿目でした。

昨日は、ある年間セミナーの最終回でした。そのセミナーの宿題として、このブログを始めました。

最初は、パソコン音痴の自分にそんなことができるのかと(実際、立ち上げは懇切丁寧なマニュアルを見ても、四苦八苦しました)、不安なスタートでしたが、いつのまにやら習慣となり、楽しみにもなってきています。

セミナーでは、いろいろなことを学びましたが、講師の先生からだけでなく、参加なさっている先生方との交流の輪からも、とてもたくさんの「気づき」をいただきました。

私は、なぜか「ひまわり」が大好きです(待ちうけ画面、ノート、ファイル等全てひまわりなんです)。
写真は、お気に入りのロックのアルバム(写真だけでなく、音楽も良いです)。

しかも、タイトルは「THANK YOU」

ここまで継続できたのも、「読んでますよ」と、声をかけてくださった患者さん方を始め、私の周りの全ての方々のお陰です。

まだまだ続けますが、ひとまず、「ありがとうございます」





fdo964 at 09:03|PermalinkComments(2)雑感 

BGM

5450b669.jpg診療室を、少しでも居心地の良い空間にするために、見た目(清潔・整理整頓)、臭い、音、椅子の座り心地などに、ちょっとばかり気を遣っています。

その中の音。

移転してから、BGMは、CDにしました。
最初は、ポップスや、ジャズ系の音楽にしていたのですが、ここ最近はクラッシックにしています。
自分自身はそれほど詳しくないので、友人に聞かせてもらって気に入ったものを購入しています。

意外に(失礼)、皆さん聞いていらっしゃるようで、「これ、誰の曲ですか?」、「いい音楽が、流れてますね」などと言われることがあります。
先週からは、jordi savall をかけています。

5枚組なんですが、購入するとき、お店の人に「眠くなりますよ」と、言われ、まさに私が求めているものだと、気に入ってます。

fdo964 at 06:28|PermalinkComments(0)診療室案内 

2005年11月27日

スモーカーに、一言

ここ最近、世界的に禁煙運動が盛んです。

歯科の世界も例外ではなく、また実際に喫煙はお口の健康に非常に影響があります。
特に、歯周病と喫煙は密接な関係、と言うより、喫煙者の歯周病は治らないと言う人もいるほどです。

しかし、うちでは禁煙の勧めはしておりません。
減らす方が望ましいという話と(しかし、このご時勢ですから、皆さん重々承知です)、歯周病に関わるタバコの害についてはお話ししますが、それ以上は言わないことにしています。

健康指導をしなければならない歯科医師として、失格かもしれませんが、ここ数年の禁煙促進運動は、さながら中世の魔女狩りのような感があり、常に少数派でありたい私はどうも同調できません。

しかし、スモーカーの皆さん。
吸うならば、吸わない人以上のそれなりのケアを怠らないよう、お願いいたします。

fdo964 at 06:08|PermalinkComments(2)診療姿勢 

2005年11月26日

こんなことも、できるんです

む1む2

「歯」を白く、美しくということで、ホワイトニングなどが注目されていますが、昨日も書いたように、「美」の完成には、歯の美しさが欠かせません(と、歯医者は思っています)。
が、それだけではなく、ハグキも大切では?

と、言うわけで、歯医者でもこんなことができますよという紹介です。

特に、喫煙者に多くみられますが(非喫煙者でも、時々あります)、ハグキにメラニン色素が沈着し、黒っぽくみえる場合、状態によっては、かなり黒ずみを除去することができます。

費用もそれほどかからず、痛みも少ないようです(体験患者さんの話によるとですが)。

fdo964 at 00:56|PermalinkComments(0)診療紹介 

2005年11月25日

最後は、歯で決まる

もう、15年ほど前になりますが、ある高名な美容整形外科の先生とお話をする機会がありました。

芸能人や、有名人を数多く手がけていらっしゃる先生なので、最初はすごく緊張したのですが、とても優しい方で、いろいろとお話をしてくださいました。

私が以前勤務していた歯科医院は、近くに大手の美容整形医院があり、そこの看護士さんが、治療にみえてました。みなさん、そこに就職すると、まず二重に、そして鼻が高くなったり、顎のラインがすっきりしたりと、「やってるな」と、いう感じでした。

そういった、お話をしたところ、その先生は「いろいろ治しても、最後は歯なんですよ。二重にし、鼻筋をすっきり、顎をほっそりしても、歯がダメならすべてダメ。だから、歯医者さんの仕事に嫉妬を覚えます」と、おっしゃいました。もちろん、社交辞令もあったでしょうが、歯が持つイメージへの寄与度は、大きいですね。芸能人も、歯を治すだけで、随分イメージが変わりますし。



fdo964 at 06:05|PermalinkComments(0)雑感 

2005年11月24日

実は・・・・

現在、稲城歯科医会の副会長という要職(笑)にあるため、様々な行事に参加します。

昨日は、「稲城市市民憲章推進協議会」主催の「ふれあい 歩こう会」に参加してきました。
朝の10時に市役所を出発して、稲城市内をぐるっと一周歩くイベントです。

稲城で開業して丸12年になりますが、市内を歩くという経験がないので、楽しみにしていました。約100名の参加者とともに、市内を歩くこのイベントは、稲城市に詳しくなる絶好の企画です。

普段、車で行き来している道も、歩くと発見が多く、稲城市に対する愛着も増します。

参加者の中には、うちの患者さんも数人いらっしゃいましたが、こういった場所で、歯医者ということがバレたくないのが、歯医者の性でして、なるべく目立たないようにお手伝いしました。が、実はちゃんと参加してたんですよ。

昼食時に、ついつい患者さんの口元に目がいってしまい、「大丈夫かな」「ちゃんと噛めてるかな」と気を揉みましたが、大丈夫なようで、一安心。

お天気にも恵まれ、爽やかな一日でした。


fdo964 at 20:39|PermalinkComments(0)院外活動 

伝えることの難しさ

歯を削ったあと、詰め物や、被せ物を入れますが、これらを技工物といいます。
うちでは、ほぼ100%外注です。
もう、長年お付き合い頂いている技工士さんにお願いしていますが、私のクセや好みも全て把握してもらっているので、安心して仕事を任せられます。

ところが、一点だけ、いまだに苦労するところがあります。
それは、「歯の色」です。前歯だけでなく、最近は、金属が見えないように白く治して欲しいという要望が増えています。
が、この「白く」が曲者で、様々な「白」があります。

ここ数年は、デジカメで撮影し、メールで送るという手法をとっていますが、カメラのクセ・パソコン画面のクセなどもあり、色調が合わない場合もあります。
また、合わない場合にも、もっとどうして欲しいかを伝えることが難しいです。

色調を計測する器械を使用したり、いろいろ工夫はしていますが、決定的なものがありません。
誰がどうやっても、ドンピシャに合う方法が望まれます。


fdo964 at 03:53|PermalinkComments(0)診療姿勢 

2005年11月23日

だんだん慣れてきました

f60935a0.JPG今までなかった、お話専用の「C」の部屋。

使い方のコンセプトは固まっていたのですが、どういう流れで使用すれば効率的なのか、手探りの状態でしたが、最近、ようやく慣れてきました。

大人の初診の方がお見えになった場合、まずこの部屋でお話を伺います。続いてレントゲンを撮り、1番または2番のお部屋で、口腔内写真撮影。写真とレントゲンが出来上がったところで、そのまま状況と治療の方針を説明します。

お子さんの場合、写真撮影後、再び「C」の部屋で、保護者の方と一緒に説明を聞いていただく、と、いうパターンが定着してきました。

今後は、治療途中の方でもこの部屋を利用し、納得いく診療を提供できるよう、さらなるレベルアップを目指します。


fdo964 at 07:03|PermalinkComments(0)診療室案内