2006年06月
2006年06月30日
アウトドア (充実 その5)
さらに、以前も投稿した、稲城市歯科医療連携による、診療依頼が増えてきています。昨日も、往診依頼の連絡があり、何度も電話でやり取り。特に、全身疾患もある患者さんにかんしては、その状況の把握が重要です。
そして、その依頼患者さんを、誰に配当するか。
今までのように、診療室で患者さんが来るのを待っているだけでは、時代の要請に応えられない世の中になってきたようです。
扉を開けて、外に出なければ・・・。
と、言うわけで、「アウトドア」とは、別にキャンプなどではありません。
次の目標 (充実 その4)
保育園の健診のあと、小学校へ欠席児童の歯科検診に行ってきました。そこで、養護の先生とお話していると、今年の検診結果でなんと、大幅にむし歯が減っていることがわかりました。
DMF指数という、むし歯の罹患状態を表す数値が、1.49になったそうです。
私が、学校歯科医として担当したばかりのころは、3.2を超えていましたので、2.0を切りたいとは思っていましたが、ようやく実現しました。
もちろん、私の力ではなく、養護の先生を始めとする教職員の方々や、なによりも保護者の方々のおかげです。給食後のハミガキも一部学年で実施されたことも大きいようですね。
さらに、全学年を通じて、カリエスフリー(むし歯が一本もない。治療をうけたこともない)の児童が、17%になりました。
う〜ん、うれしい!
次の目標は、0.1を切ることです!
ついに!(充実 その2)
文字ばっかりですが、私がうちに来ていただいている皆さんにお伝えしたいことを表現しようとした結果です。
批評・感想、おまちしております。
超・充実の休診日 その1
昨日の休診日は、もしかするとうちの診療室の今後を大きく変えるかもしれないという予感を感じさせるような、充実ぶりでした。その内容を投稿するだけで、数日かかりそうですが、まずは、その一つ。
以前も投稿したように、うちでは、難しいと判断された外科関係処置が必要と思われる患者さんについては、ほとんど八王子の東海大学病院口腔外科にお願いしています。
実は、東海大学口腔外科の医長の坂本先生は、私の直系の先輩でもあります。
その坂本先生の講演会が、昨日行われました。
直系の後輩である私は、当然出席ですが、講演の内容から、改めて坂本先生の凄さを感じました。
自分の能力を超えた処置が必要な場合は、その道の専門の先生をご紹介しますが、なかなか処置の適確さと、患者さんの気持ちを慮って処置することを両立なさっている先生は、少ないものです。
稲城から八王子の病院を紹介し、そこに通院していただくということは、患者さんにとって大きな負担でしょうが、一度坂本先生の診察を受けた患者さんは、みなさん一様に満足して帰っていらっしゃいます。
そういった連携が取れる関係を、今後ますます充実させたいと考えています。
2006年06月29日
急患随時ではありません
一人の歯科医師が、いったい一日に何人の患者さんを診療し、一ヶ月にどれくらいの来院者を診ることができるのか?人それぞれで、個人差も大きい問題だと思います。
勤務医時代の私でしたら、現在の患者さんの数はとっくにオーバーキャパシティでしょう。
同様に、開業当初の、予約システムでもムリだったと思います(別に手抜き診療をしているわけではありません!)。
6年前に、今のシステムにしてから、随分と予約時間通り(でも無い時もありますが)に診療が進められるようになりました。
ここ最近、今日診てほしい、明日診てほしいといった、新患の方からの電話が非常に増えてきました。治療依頼を受けるということは、歯科医師として、とてもうれしいことです。
しかし、うちは、予約制を採っていますので、予約の空き時間がない限り、予約の方を優先しています。
もちろん、転んでぶつけた、急に痛くなったなどといった、緊急性のある方は別ですが、そうでなければ、現在治療中の方が、優先です。
初診の方をどんどん受け入れてしまうと、治療中の患者さんの予約に支障をきたし、治療計画が崩れてしまうからです。
ところが、電話で症状を伺って緊急性がないと判断された方に、次週の予約をお願いすると、「じゃあ、いい!」と、切る方が時々いらっしゃいます。
すぐに治したいというお気持ちは解りますが、私が一日に診療できる患者さんの数には、限度があります。
うちが扉に「予約制」だけを標榜し、「急患随時」などとは書いていないのは、すくなくとも私には、現在通院してくださっている患者さんを治癒に導く責任があると考えているからなのです。
2006年06月28日
最近の流行


ここ最近、うちで患者さんに喜ばれている処置があります。
それは、『ホワイトニング+CR』です。
CRとは、むし歯を除去したところを、コンポジットレジンという樹脂で修復する方法です。
CRの長所は、「歯質を削る量が少なくて済む」、「一回の処置で終われる」といったところが挙げられますが、反面、変色が起きてしまうという欠点があります。
この変色部分を気になさって受診される方が、意外に多いのです。
そういった変色部分を修復する際に、ただ詰め直すのではなく、ホワイトニングをしてから詰め直すと、とても綺麗に仕上がります。
特に、うちでは、ホワイトニングをした方には、ちょっと通常のコンポジットレジンではない素材を使用しています(つまり、サービスしているんですが)。
患者さん自身が評価しにくい他の処置と違って、誰にでも解りやすく、だからこそ見た瞬間にその効果が評価されるこの処置は、最近のうちの流行です。
そして、処置が終わって、鏡で確認してもらった時の患者さんの笑顔!
私の「魂のご馳走」です。
2006年06月27日
現場主義
今日は、診療後に歯科医師会の「介護・医療連携委員会」に、出席してきました。大層な委員会名ですが、実際は委員9名のこじんまりした集まりです。
今日は、介護の現場でバリバリに働いていらっしゃる、ある歯科衛生士さんに来ていただき、現場のお話を聞かせてもらいました。
いろいろな経営の本や、戦史を読むと、いかに現場主義が大切かということを感じますが、なかなか介護の現場に立ち会う機会がありません(もしかしたら、精神的にサボっているだけなのかもしれませんが)。
そういった中、今日のお話は、本当に「新鮮&衝撃」がありました。
やはり、現場主義は大切です。
写真は、第二次世界大戦時のドイツ国防軍のエルヴィン・ロンメル将軍について書かれた本。
あまりにも有名なこの将軍の大きな特徴は、常に「陣頭指揮」。現場を知らずして、作戦成功はありえないとの持論は、第一次世界大戦従軍中に培われたようですが、古今東西を問わず普遍的なものでしょう。
地球上で、もっとも過酷
詰めたり、被せたりしたモノが、いったいどれくらい「持つ」のか?どういう方法で取った統計かは知りませんが、おおよそ7年くらいというのが、今の日本の保険治療の平均だそうです。
長いと見るか、短いと見るかは、人それぞれだとは思います。
歯科大学の学生時代に、歯科理工学という科目がありました。
我々歯科医は、体のことだけでなく、各種修復材料の特性も知っておく必要があるわけです。
私が教わった歯科理工学の教授の講義は、とても面白く、一度も寝ないで(スミマセン、そんな学生だったのです)聴いたものです。
『賢明なる諸君は、すでにお気づきのごとく〜』が口癖のその教授のお話の中で、「材料学の見地から、口腔内ほど条件の過酷なところはない」と、いうお話が記憶に残っています。
口腔内の条件とは、冷たいアイスクリームから、熱々の鍋焼きうどんまでの、その温度差。アルカリ性のものから酸性のものまで、そのphの幅広さ。固い食べ物に圧縮されるかと思えば、粘着性の食べ物に引っ張られるその圧力分布の差異など。
そして、それらが、のべつまくなしにかかってくる、というものです。
そういった環境に耐えることに加えて、さらに体に無害でなければならない。
そういった条件を満たすべく、様々な修復材料があるわけですが、考えてみると、これらのことに耐える「歯」ってスゴイと思いませんか?
追伸:私が教わった、この教授はすでにお亡くなりになりましたが、その知性に裏打ちされた、よどみの無い話の講義は、今も心に残っており、心から尊敬しています。人前で話す機会があるたびに、この教授の授業を思い出します。
