2006年08月
2006年08月31日
体が二つほしい季節
診療中、忙しいときには、体が二つ欲しいと思う事もしばしばですが、そういった忙しさによる理由ではなく、体が二つ(もしくは三つ)欲しいと思う季節がやってきました。
実は、9〜11月というのは、各種学会・セミナーが次々と開催される季節です。
「勉学の秋」という訳でもないのでしょうが、なぜか行きたくなるセミナーが目白押しなんですね。
ところが、この日程が、結構重なるんですよ。
セミナー情報を見て、手帳を確認すると、すでに他のセミナーに申し込み済みということが、多々あり、そんな時は、本当に体が二つあれば・・・と、考えてしまいます。
セミナーDVDを購入するという手もありますが、意外にDVDになることは少ないんですね。
以前は、友人と手分けして出席するということもありましたが、視点が違うために、あまり効果的ではありませんでした。やはり、自分の目で見、耳で聞くというのが基本ですね。
すでに10月は、休みゼロの予定。
そんなに出席してどうするの?と、言われそうですが、すこしでも自院のレベルアップを図ろうと思うと、聴きたいセミナーは、まだまだ山のようにあります。
実は、9〜11月というのは、各種学会・セミナーが次々と開催される季節です。
「勉学の秋」という訳でもないのでしょうが、なぜか行きたくなるセミナーが目白押しなんですね。
ところが、この日程が、結構重なるんですよ。
セミナー情報を見て、手帳を確認すると、すでに他のセミナーに申し込み済みということが、多々あり、そんな時は、本当に体が二つあれば・・・と、考えてしまいます。
セミナーDVDを購入するという手もありますが、意外にDVDになることは少ないんですね。
以前は、友人と手分けして出席するということもありましたが、視点が違うために、あまり効果的ではありませんでした。やはり、自分の目で見、耳で聞くというのが基本ですね。
すでに10月は、休みゼロの予定。
そんなに出席してどうするの?と、言われそうですが、すこしでも自院のレベルアップを図ろうと思うと、聴きたいセミナーは、まだまだ山のようにあります。
2006年08月30日
誇り
私は、酒には多少のお金を遣っても惜しくないのですが、ホテルや旅館などには、シブちんな性分で、宿泊施設には、ベッドとシャワーさえあればOK。
さらに、旅館の客室係りさんという存在が苦手で、ドライな関係でいられるホテルが好みです。
しかし、今回の夏休みで宿泊した旅館の客室係りさんは、そういった私の考えを覆すどころか、また会いたいと思わせる人でした。その人に会いたいから、泊まりたい。そういった気持ちを持ったのは、初めてのことです。
何が、そう感じさせるのか?
もちろん、その人が生来持っている素質もあるでしょう。
しかし、私には、その人が持っている仕事に対する誇りが、その行動の全てを決定し、その行動の結果でそう感じているような気がしてなりません。
願わくば、うちのメンバー全員(私も含めて)が、そういった誇りを持って仕事に取り組むような診療体制を構築したいものです。
その方のおかげでとてもリラックスできたのですが、どうすれば、うちの診療室でそういった体制が作れるのか、新たな課題を見つけた気がして、気づくと仕事モードに入ってしまいました。
さらに、旅館の客室係りさんという存在が苦手で、ドライな関係でいられるホテルが好みです。
しかし、今回の夏休みで宿泊した旅館の客室係りさんは、そういった私の考えを覆すどころか、また会いたいと思わせる人でした。その人に会いたいから、泊まりたい。そういった気持ちを持ったのは、初めてのことです。
何が、そう感じさせるのか?
もちろん、その人が生来持っている素質もあるでしょう。
しかし、私には、その人が持っている仕事に対する誇りが、その行動の全てを決定し、その行動の結果でそう感じているような気がしてなりません。
願わくば、うちのメンバー全員(私も含めて)が、そういった誇りを持って仕事に取り組むような診療体制を構築したいものです。
その方のおかげでとてもリラックスできたのですが、どうすれば、うちの診療室でそういった体制が作れるのか、新たな課題を見つけた気がして、気づくと仕事モードに入ってしまいました。
2006年08月29日
見えないところの大切さ

写真は、うちの診療室の、建築後の乾燥による材の収縮で、ヒビが入ったところの壁の補修です。
状態に合わせて材料を選択し、適切に修復しなければ、綺麗にできないというのは、歯の修復と一緒ですね。
しかも、地味なところですが、下地をしっかり作らないと、どんなに上から綺麗にしようとしてもうまくいきません。これまた歯科の修復と一緒。
ついつい、早く結果を求めて、はしょりたくなるところですが、やはりここがキチンとしていなければ、何をやってもダメですよね。
「歯科治療って、なんでこんなに回数がかかるの?」と、訊かれることが多いですが、こういった地味なところ(つまりは、解りにくいところ)にこそ結果を左右する要因があるのです。
通院を早く終わらせたい気持ちは解りますが、「〜回で治してくれ」などといった要求は、「手を抜いてくれ」と同じなんですよ〜。
2006年08月28日
渋い…

街中を散策していて発見した歯科医院。歯科医院の看板だけで、診療時間も休診日も標榜していません。
うちの看板も分かりにくいとの評判のようですが、上手がいました。しかし、この門構え。渋くて、格好良いと思うのですが、家族に同意を求めたところ「入りにくい」とのこと。
でも、街並みに溶けこんで、とても良い感じ。やはり周りとの調和は大切です。きっと、そちらを優先したからこそ、渋さがあるのでしょうね。
fdo964 at 00:47|Permalink│Comments(0)
2006年08月26日
今だに、そんなこと・・・

そんな中、あるむし歯に特化したHPを見つけました。これだけいろいろなHPがある中で、あえて新しく作ったようなので、興味深々で覗いたところ・・・。
「むし歯の治療法」というところが、最も興味があったのですが、詰め方、被せ方の種類と特徴が羅列してあるだけでした。でも、それは、修復方法であって、治療法ではない気がします。
むし歯の治療は、結局のところ、いかにキチンと罹患歯質を周囲に影響しないよう除去するかであり、その方法には、様々な方法があります。そういった方法のそれぞれの特徴について解説してあるのかと期待したのですが、残念でした。と同時に、歯科医療の進歩を謳いながら、実はそれは修復方法だけで、あいも変わらず虫歯といえば削るしかない歯科医療の現状に、ジレンマを感じます。
しかし、治療方法と言いながら、修復方法のみ載せるなんて、今だにそんな感覚が平気でまかり通っているこの業界って・・・・・。
2006年08月25日
筋肉に引退なし!

ところがここ数ヶ月、みるみるお腹まわりがダブつき、肩まわりの筋肉が落ち、今まで普通に着ていた服が合いません。
体を引き締めようと、スポーツクラブに入ろうかと思ったり、簡単な筋トレを始めたりはしましたが、素人考えでは、却って具合が悪くなりそうです。
ところで、そういったムキムキのわかり易い筋肉をつけようとすること以前に、正しい姿勢を保つ、キチンと歩くといったことがとても大切なんですね。以前、見学に伺ったある歯科医院の院長先生にも指摘されましたが、私は姿勢が悪いそうです。じゃあ、どうすれば良いの?と思ったときに、この本に出会いました。
意識的に体を動かさなければ、筋肉は縮むばかり。
診療中にも時々変な歩き方をしますが、実は「意識」してやってるんです。
見かけても笑わないでくださいね。
fdo964 at 06:30|Permalink│Comments(2)
2006年08月24日
整理整頓
「要らないモノを処分することが整理であり、欲しいモノがいつでも取り出せることを整頓という。ただきちんと並べるだけは整列にすぎない。現場の管理は、整理整頓でなければならない。」
あのトヨタで「かんばん方式」を作った一人、大野耐一元トヨタ自動車副社長の言葉です。
安全・安心の治療のためには、そうじ・滅菌消毒に始まる「清潔」も大切ですが、円滑な治療行為のための「整理整頓」が欠かせません。
写真は、うちの診療室内の予防関係キャビネットの引き出しです。
ちょっとのヒマさえあれば、この中もお掃除&整理整頓です。しかし、こういった事も、私の指示でなく、メンバー(スタッフ)が、自分で考え、どんどんやってくれます。
ちょっとメンバー(スタッフ)自慢でした・・・・。
2006年08月23日
美しい(健康な)歯(で味わう)

私の大好きな明治の歌人、若山牧水の歌です。しかも、歯と酒が登場するこの歌は、私の最も好きな一首です(まだ残暑厳しいですが)。
「白玉」と表現されると、本当に歯が美しく、また「しみとほる」とくれば酒の美味さが連想され、健康で美味しく酒を呑む様が想像され、静かにじっくり呑みたくなります(しかも、ぬる燗で)。
しかし、牧水は、次のような歌も残しています。
『歯を痛み泣けば背負ひてわが母は峡の小川に魚を釣りにき』
幼いころから、歯の痛みに悩まされたようですね。
だからこそ、健康な歯に対する意識が備わったのかしら?などと、勝手な想像をしています。
時々、歯を治すと、味が変わるなどと言われることがあります。美味しく味わうためにも、歯を大切に。
さらには、
『やまひには酒こそ一の毒といふその酒ばかり恋しきは無し』
美味しい酒を呑むためには、やはり健康でないと・・・。
2006年08月22日
2006年08月21日
リペアからプリペアの時代

具体的には、まだ20代の若い女性が、デパートの化粧品売り場で、何万円もするクリームなどをどんどん買うという現象が、起きているそうなんです。
そういったものは、本来は中高年の女性向けのケア商品で、衰えてしまった肌(失礼!)を回復させるためのものだそうですが、そうした情報に若い女性が飛びつくそうです。
40代に効くものなら、20代にはもっと効くだろうということで興味を持ち、来るべき肌の衰えを予防したいという欲求が広まっているわけです。
つまり、後からリペア(修理)するのではなく、壊れる前に(これまた失礼!)予防・準備(プリペア)するというわけです。
体のケアの大切さは、すでにコンセンサスが得られていると思いますが、実はケアには、リペアとプリペアの両方の意味があります。
お肌であれば、リペアは効きます(?)が、お口の中は効きません。
お肌だけでなく、ぜひお口のケア、それもプリペアに価値観を持っていただきたい。
さらにお口のケアは、ただ病気にならないだけでなく、ひいてはそれが美しさにつながるんですね。