2007年02月

2007年02月28日

医療は平等ではない

最近、動物病院、それもとても綺麗で、もしかすると、人間の病院よりもずっと立派かな?と思える病院を目にすることが多くなった気がします。
また、聴くところによると、ペットの歯周病が増えており、その予防&治療が急増しているとか。
野生の動物にはあまり見られない病気が、人間社会にドップリと浸っているペットにはでてくるのでしょうか?

ところで、先日読んだある本に、こんな一節がありました。

「動物病院は、自由競争のビジネスである。経営者は、ペットの健康に支出を惜しまない飼い主のために快適な施設を提供する。その一方で、この世には医療の恩恵を受けられず野たれ死んでいく多くの動物たちがいるが、治療費の払えない彼らのことは、誰も気にとめない。
治療対象が人間になると、自由よりも平等が優先される。」

たしかに現在の日本の保険医療制度は、機会均等、料金均等と言う点で、とても平等なものです。
つまり、基本的に誰でも希望すれば医療を受けられる(内容はともかく)、どんな方が受けても、同じ治療は、治療費も一緒(窓口負担率はちがいますが)。

しかし、平等と一口に言っても、様々な見方があります。

保険医療制度は、システムとしては平等かもしれませんが、こういった仕事をしていてつくづく感じるのは、時間は平等ではないということです(あまりにも当たり前ですが)。

予約制の診療をしていると、時間が自由になる人と、そうでない人では、アポイントの自由度が全く異なり、それが病気の治癒に大きく影響します。
お互いの都合が合わなければ、一番治療に効率的な日時に診療が出来ないわけで、結果的に治療期間が長引いたり、結果が悪かったりします。


建前としては、機会均等ですが、医療を受けるために生活しているわけではありませんから、実生活を優先すると、そうそう思うようにはいきません。

患者さんの都合に合わせて、診療内容を考慮することもしばしばですが、なかなか難しいものがあります。





fdo964 at 06:24|PermalinkComments(0)雑感 

2007年02月27日

研修終了

2泊3日の、合宿研修が終了しました。

このような、合宿研修に参加するのは、2年半振りです。

参加者のほとんどは、初対面の人だったのですが、合宿という密度の濃い時間を共にすると、終了時には、あたかも旧来の友人だったかのような気分になります。

今回も、様々な人と知り合いになれ、研修内容が勉強になっただけでなく、人生の新たなスパイスを手に入れたようです。

2日間も休診して、患者さんにはご迷惑をおかけしましたが、その分、明日からバリバリやりますので、お許しを・・・・。

fdo964 at 18:37|PermalinkComments(2)院外活動 

2007年02月26日

休診です

昨日より、合宿研修会に参加しています。初日の研修が先ほど終了したところです。そして、今日、明日と休診いたします。ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。


fdo964 at 01:43|PermalinkComments(2)

2007年02月25日

そしてまた、こんな一人も・・・・

昨日、健診に来院した16歳の男の子。

お父さんは、半年に一回、必ずお手入れに通ってきてくれるのですが、本人は、前回の健診が平成15年の10月ですから、全然定期健診ではありません。

しかし、ムシバゼロ。
処置歯ゼロ。

これまた、カリエスフリー。

ハッキリ言って、うちでの施術がカリエスフリーを生んだとは、到底思えません。

でも、カリエスフリーのお口の中を見るのは、気持ちの良いものです。


fdo964 at 00:31|PermalinkComments(0)診療紹介 

2007年02月24日

そして、さらにまた一人・・・

昨日、治療にいらっしゃった、40代の女性の患者さん。

現在、積極的な治療が必要かどうか微妙なところなので、治療が不必要になることを狙って、あえて念のため昨日来ていただきました。
今のところ、症状は落ち着いてはいますが、その発現を抑えるためには、お手入れが重要なんです。
もともとブラッシングも良いかたなのですが、念には、念を入れて・・・。

このブログも読んでくださっており、治療終了後に一昨日の患者さんの話題になりました。
その中で、「やっぱり、定期健診って大切ですよね〜」という話になり、帰りがけに、3ヵ月後の予約を取ってお帰りに。

う〜ん、うれしい!

以前は、手書きのアポイント帳だったので、予約は2ヶ月先くらいまでしか対応していなかったのですが、現在は、パソコンで管理していますので、ず〜っと先までOKです。

もちろん、3ヵ月後の予定を決めるのは、なかなか難しいでしょう(私自身の場合、不可能かしら?)。
そう考えて、今までは「3ヵ月後に来てくださいね」という、お話だけだったのですが、昨年暮れより、予定が解る方には、なるべく決めてもらうようにしています。

で、先程5月のアポイント状況をチェックしたところ、すでに定期健診の予約が○0人!(すみません、人数は企業秘密です(笑))

お口の健康に価値観を持ってくれる人がいなければ、このような数字は出ません。
うれしいことです。


fdo964 at 01:03|PermalinkComments(0)診療紹介 

2007年02月23日

そして、またまた一人・・・

昨日いらっしゃった、60代の男性患者さん。

時々、詰め物が取れて、来院なさいます。
いつも、「取れたヤツをつけて」というリクエスト。

うちでは、一回は患者さんの要望に応えることもありますが(問題を起こしそうにないと判断されたときだけ)、2回取れた場合は、再治療をオススメしています。

この方も、再治療を勧めたところ、「先生がそう言うんじゃ、しょうがないな・・・」という感じでシブシブ再治療に応じてくれました。

昨日、新たな詰め物を詰めたところ、「先生、ちょっと他のところなんだけど、時々変なんだよね」と、話が始まりました。
「う〜ん、見ただけでは解らないので、レントゲンをとりましょうか?」とお話したところ、「いや、それほど痛いわけじゃないから、痛くなったら、またくるよ(笑)」と、お帰りに。

こうして、問題が起きたときだけ、しかも最低限の対処だけを望む患者さんもいらっしゃいます。

でも、うちの大切な患者さんです。
(ちなみにこの方、家族の方は皆さん定期健診にお出でになるんです・・・・)


fdo964 at 06:42|PermalinkComments(0)診療紹介 

2007年02月22日

そして、また一人・・・

昨日、定期健診にいらっしゃった、50代の女性の患者さん。

うちの、大人向け定期健診は、歯周病の状態、歯みがきの状態、ムシバの有無、かみ合わせの異常の有無などをチェックします。
そして、歯石除去、研磨&薬物塗布実施というコースです。

なんと、この方。
歯みがきの状態は完璧(私よりも、絶対上手でしょう)。
歯周病の状態も安定。
BOPと呼ばれる、診査時の出血もゼロ。

あまりに「グー!」なので、しばし、過去の記録を振り返りながら雑談しました。

この方の初診は、平成8年でした。
その時の、歯周病検査表(まだ、手書きでした!今は、パソコンで管理しています)を見ると、軒並みポケットが5ミリ〜という状態。
BOPも、80%台。
ハグキを指で押すと、膿が出てくる。
一生懸命磨いていらっしゃるのは解るのですが、肝心の部分が磨けていない。

そこから始まって、ハミガキの練習、歯周病治療、抜歯、詰め物や被せ物のやり直しなどをやってきました。

そんなことを振り返っていると、
「そういえば、最初のころは、ハグキのチェックがホント痛かったんですよね〜。今は、全然平気ですよ。」とのこと。

治療にも随分と時間がかかりましたが、それ以来、3ヶ月に一回の定期健診を一度も欠かしたことがありません。
そして、毎回の歯周病検査の結果は全て保存してあるので、カルテの厚みも相当に。

その一つ一つに、その方の努力の結果が込められています。

うちにいらっしゃっている患者さんの中でも、治療が成功した方なのですが、カルテの厚みを見ていると、私や担当歯科衛生士の腕などよりも、患者さんの熱意が結果を出したとしか思えません。

一昨日のお子さんもそうですが、結局のところ、いかに患者さんに前向きに取り組んでもらえるか(お子さんの場合は、お母さんにも)?
全てはここに尽きると言っても、過言でないかもしれません。

この患者さん。
しっかり5月の定期健診の予約を取って、お帰りになりました。

次回も、楽しみです。







fdo964 at 05:51|PermalinkComments(4)診療紹介 

2007年02月21日

また、一人・・・・

昨日、ムシバ予防プログラムの健診に来た11歳の男の子。
全部、永久歯が生え揃って、虫歯ゼロでした。
処置歯もゼロ。

つまり、カリエスフリー。

この子は、幼稚園時代からずっと通ってきてくれていますが、最初はムシバだらけ。
健診で来るたびに、ムシバが見つかり、治療治療の繰り返しでした。

しかし、幸いにして、ムシバができるのは、乳歯ばかり(というか、そうでなければ予防プログラムの意味がありません)。

チェックを終了して、お母さんにお話したところ、「あんなに、ムシバだらけだったのに・・・」と、ホント嬉しそう。

本人も「気合を入れて、ハミガキしているから」とのこと。

これで、一生いってくれればと、願うばかりです。

ムシバ予防プログラムに本腰を入れて12年。
また一人、ナイスな結果出せて、私もホント嬉しいです。


fdo964 at 00:17|PermalinkComments(4)診療紹介 

2007年02月20日

反省

昨日、2年後から始める予定の、ある計画の打ち合わせのための来客が、ありました。

初めてお会いするその担当の方と、お話していて、その正確で美しい日本語、折り目正しい態度に、感銘を受けました。

普段、自分もできていると思っていたのは、何だったのでしょう?

他人のこを、とやかく言う前に自分を見直さねばと、反省です。


しかし、そういった方とお話したあとの清々しさ。
久しぶりに味わった気分です。



fdo964 at 06:29|PermalinkComments(0)雑感 

2007年02月19日

歯石除去時の痛み

「歯石除去時の痛み」
で、検索なさった方が、ここのところ複数いらっしゃいます(同じ方なのかどうかは、解りません)。

以前、ある歯周病治療の研修会にでたところ(もう、18年前ですが)、講師の先生から、歯石除去のタイミングについて、しつこいくらい習ったことがあります。

我々、医療従事者は、すぐに結果に結び付けようと(また、患者さんもそれを望んでいることが多いのですが)、状況をあまり省みず、手段を目的とする傾向があります。

歯石除去は、良好な口腔健康状態を作り出し、なおかつそれを維持することが目的です。
ところが、ともすれば歯石除去自体が目的となってしまい勝ちです。

たとえば、歯石が多量に付着している場合、その除去は、歯石の表面にツヤがある時に行うべきと、その研修会のときには教わりました。
そうでない状態では、除去時に痛みを伴いますし、除去後もしみたりして、大抵の方は、歯石除去がキライになってしまいます。

健康なお口の状態を維持するためには、継続的な歯石除去が必要です。
それをキライ、もしくは苦痛に感じられては、患者さんのお客さん化は不可能でしょう。

テクニックとして、痛くない除石は可能だとは思っています。
しかし、反面、回数がかかるという欠点があります。

要は、その歯科医院の基本理念で、やり方が異なってくるのでしょうね。


fdo964 at 00:08|PermalinkComments(2)逆検索