2007年04月

2007年04月30日

やっぱり少数派

ちょっと前の話ですが、私の娘(高3です)が、同級生数人と学校からの帰宅途中に、パイプを吸いながら歩いている人を見かけたそうです。

パイプーラ(パイプスモーカー)を見慣れているうちの娘にとっては、どうということもなかったようですが、同級生たちには大うけ。

大笑いしながら、
「初めてみたよ〜」
「いまだに、いるんだね〜」
というリアクション。

「うちにも一人いるんだけど」と、思いながら、娘は言えなかったそう。

う〜ん、そうなんだ。
もはや天然記念物に近いくらいの少数派なのでしょうか?

「今度、下校時間に学校の前で、吸いながら待っててやろうか?」という私の申し出が即却下されたのは、言うまでもありません(笑)。



私自身、たまに街でパイプーラを見かけると、とても親近感を覚えるのですが、同じ趣味を持っているからというだけでなく、もしかすると少数派が肩を寄せ合うような気持ちなのかもしれませんね。

(休日2日目の今日も、「歯科に関係ない話題」です)






2007年04月28日

仕上げ磨きのコツ  その4

さて、仕上げ磨きのコツシリーズ。
前回までは、心構え&事前準備編でしたが、これだけ知っただけでは、まだ効果に不安があります。

なにしろ、ハミガキは「手」でやるもので「頭」でやるものではありません。
「前歯を磨いてくださいね」と、言っても、実際こちらの思惑通りに磨ける保護者の方は少ないものです。

体が覚えないと、上手にできないのが、ハミガキ。
スポーツなどと一緒ですね。正しいフォームや、やり方が頭では解っていても、体がなかなかその通りに動いてくれない。

でも、そんなに難しいものではありません。
ちょっと練習すれば、皆さんすぐにできるようになります。

そして、一人で治療イスに座れるお子さんなら、タイミングを見計らって、上手に磨いてあげれば、だんだんと嫌がらなくなるようです。

とにかく大切なのは、無理強いしないこと。
嫌がる原因を探って、それに対処していくことが肝要では?と、思っています。

ただ、根気は要りますが・・・・。

fdo964 at 08:25|PermalinkComments(0)仕上げ磨き 

2007年04月27日

仕上げ磨きのコツ その3

仕上げ磨きの効果を挙げる(要は、歯垢をしっかり落とす)ための最大のポイントは、仕上げ磨きを好きになってもらうことでしょう。

歯垢は、溜まってくると、ハブラシで落とすことがだんだん困難になってきますので、とにかく溜めないことが肝要です。

とは言っても、嫌がるお子さんにどう対処するか?
マジメなお母さんほど、毎回隅々まできっちり磨こうとしますが、私は機嫌の悪い時や、まだ仕上げ磨きが好きになっていない段階では、1点集中磨きをススメています。

ムシバは、おおむねできやすい場所と時期が決まっています。
例えば2歳前後であれば、上の前歯。もう少し大きくなれば、奥歯の間といったように。
そして、下の前歯などは、よほどムシバになりやすい体質でない限り、そうそうムシバにはなりません(ただ、歯肉炎にはなりやすいですが)。

ですから、短時間でさっと終わらせたい時は、そういったムシバになりやすい場所だけに集中し、その他の場所は子どもの様子を見ながら、無理強いをしないようにお話しています。

fdo964 at 06:16|PermalinkComments(0)仕上げ磨き 

2007年04月26日

仕上げ磨きのコツ  その2

さて、仕上げ磨きについて、保護者の悩みのおそらくトップに挙げられるのが
「仕上げ磨きを嫌がる」ことではないでしょうか?

「仕上げ磨きしてあげてますか?」と伺うと、「嫌がってさせてくれないんです・・・」という返答が多いんですよね。

嫌がる原因は、様々なことが考えられます。
昨日、投稿したハブラシを換えないということも、一つの原因になっていることがあります。
毛束の揃っていないハブラシで磨くと、ハグキが痛いんです。これが原因というのも多いようです。

また、磨く時間帯も重要です。
大人と同じように食後に磨くよりも、機嫌の良い時間に磨くことを、私はオススメしています。

もちろん、食後に磨いたほうが良いのですが、嫌がるところを磨いても、ハミガキ嫌いになるうえ、キチンと磨けませんから・・・。

「子どもは、小さな大人ではない」とは、小児を専門にしている人によく言われることですが、大人の常識を当てはめようとすると、そこにムリが生じるようです。

fdo964 at 08:23|PermalinkComments(0)仕上げ磨き 

2007年04月25日

仕上げ磨きのコツ  その1

これだけブログに投稿を続けていても、意外に投稿していなかった、毎日のように患者さんにお話している内容があります。

その一つが、小児の仕上げ磨きのコツ。

私は、おおむね、小学校1年生(もしくは2年生)くらいまでは、保護者による仕上げ磨きの習慣が好ましいと、考えています。
ただ、以前にも投稿しましたが、その際、必ず本人にも磨かせて、最後に仕上げるという形をとることが大切です。

自分で磨くという習慣付けと、役割分担を覚えさせるためには、どちらかだけでなく、両方(本人磨き&仕上げ磨き)が必須うです。


さて、その際、意外に皆さんやってしまっているのが、ハブラシ1本で本人磨きと仕上げ磨きをしているということ。。
できれば、本人磨き用と、仕上げ磨き用と2本はブラシを用意していただきたいのです。

よ〜く見ると解りますが、小児用ハブラシは、ヘッドが大きく、グリップも太く、全長も短くなっています。
これは、拙い動かし方でもハブラシの毛先が届きやすいよう、しっかり握れるよう、そして、誤って喉を突かないようになっているわけです。

反対に仕上げ磨き用は、細かいところを磨きやすいようにヘッドが小さく、動かしやすいようにグリップも細く、奥まで届かせやすいように長めになっています。

また、5歳以下のお子さんが使ったハブラシは、たいてい毛束がグチャグチャになってしまいます。
これでは、いくら使ったところで、歯垢は落ちません。

兄弟が2人がいれば、2×2で4本必要になりますが、大切な歯を守るためには、安い投資ではないでしょうか?

fdo964 at 08:34|PermalinkComments(0)仕上げ磨き 

2007年04月24日

こりゃまた、スゴイ・・・・

先日、ネットでみつけたニュースです。

『治療で手洗わず手袋もなし、排尿もと 英歯医者に有罪
2007.04.07
Web posted at: 17:05 JST
- CNN/REUTERS
ロンドン――ロンドンの医療犯罪などを担当する裁判所は5日、過去28年間にわたり、治療に際し消毒のための手洗いをせず、手袋もはめていなかった51歳の歯医者に有罪の判決を下した。ロイター通信が報じた。

「患者や職員の健康維持に危険を与えた」と断じている。
16年間、一緒に働いていた看護師の告発などで証拠を収集。手術室の洗面台での排尿も1度以上、目撃されていた。その後、手も洗わず、別の患者の治療に当たった可能性もあるという。

被告の医師としての衛生観念の在り方は「論外」と突っ放し、歯医者の免許もはく奪する方針。                                』

世の中、様々な人がいるとは解っていても、これほどの人には、そうそうお目にかかれないでしょう。

しかし、こんな衛生観念の人でも歯科医師になれたなんて・・・・。



2007年04月23日

文章って難しい

「ふじもと先生のところって、新患の患者さん、断っているの?」

昨日、一昨日と、勉強会がありまして、そこで会った知人数人から言われました。

このブログの4月19日の投稿内容から、そのように感じられたようです。


決して、そのようなことはありません。


ただ、事前連絡なく来院なさった場合、相当お待たせすることになる場合が多いということなんです。

基本的に、予約制ですから、予約の患者さんをできるだけお待たせしたくない。
私としては、待合室で待ってもらう時間を5分以内にしたと考えているわけです(実際、予約通りに来ていただいても、これすら難しい時もあるくらいなのですが)。

そうなると、どうしても突然来院の方には、時間が取れるまでお待ちいただくことになってしまいます。
痛い、腫れたなど、緊急性のある方は、できるだけ当日に診察しますし(よほど時間が合わない限り)、もし不可能であれば、近隣の先生に連絡して、そちらを受診していただく場合もあります。

また、事前連絡を戴いた場合は、必ず主訴をお聴きして、あらかじめかかりそうな所用時間を確保できる日時にお願いしているわけです。

しかし、どうしても皆さんの都合の良い時間帯には、予約が集中しがちで、そのためちょっと先になってしまうというわけです。

何事も第一印象は大切ですから、バタバタ焦って診察しても、お互いに良い結果には結びつかないのでは?と、考えているわけです。

とは言っても、実際予約なしで来院なさる方は、1ヶ月にお一人もいらしゃらないくらいなのですが・・・。

しかし、指摘を受けてから改めて読み直すと、そういう印象をもたれてもしかたがない文章ですね。

考えていることを文章にする難しさを改めて感じました。

fdo964 at 08:40|PermalinkComments(0)雑感 

2007年04月22日

決断が仕事

昨日、勉強会の友人が、忙しい時間を割いて、うちに見学にきてくれました。

見学者が来てくれるということは、うちにそれなりの価値があると認めてもらえているわけで、うれしい上に気合が入ります。

折角来てくれたわけですから、うちの診療内容、診療システム、配布パンフレットなど、すべてオープンにするのが、私の主義です。

中には、見学に行っても、独自の工夫を公開してくれないところもありますが、セコセコ隠したところで、うちなどは、たかが知れてます。
むしろ、全て公開して、うちの内容の批判を仰ぐことが、うちのレベルアップに繋がります。



ところで、その友人と仕事の話をしていて、我々歯科医師、もしくは医師の仕事は決断そのものにあるという事を伺いました。

限られた時間・情報の中で、いかに的確な決断(診断)を下すかが、毎日の仕事の大半を占めます。

言われてみれば、確かにそのとおり。

だから、家に帰ると、物事を決めるのがおっくうになっているのかもしれません(笑)

fdo964 at 02:34|PermalinkComments(0)雑感 

2007年04月21日

難しい季節

今日の多摩地方は、素晴らしい晴天ですね。

おまけに、先日までとはうって変わって暑いこと。

うちは、毎朝タイマーで暖房をいれているのですが、今朝出勤してくると、診療室の中が温室のよう。

すぐに、窓を全開。空気清浄機も全開。エアコンも送風全開。

なんのために暖房入れたんだか・・・・(^^;。


ここのところ毎日、終業時に暖房をいれておくべきかどうか、迷います。
先週の土曜日に、タイマーを入れないで帰宅したところ、月曜日の朝の寒いこと。

暖めるには時間がかかりますが、冷やすのは、今のところそれほど時間がかかりません。

でも、どっちを採るべきか。

難しい季節です。

fdo964 at 08:30|PermalinkComments(0)雑感 

2007年04月20日

歯科医師会の活動

昨日は、市の健康課との情報交換会議がありました。

歯科医師会は、市の依頼を受けて、1歳6ヶ月児健診、3歳児健診、幼児健診や妊婦教室、節目検診など、様々に事業に協力しています。

情報交換会議は、
それらの事業が円滑に進められているか?
何か、問題がでていないか?
今後の活動をどうするか?

といったことを話合います。

また、今年は稲城市の健康保険証が改変されるそう。
なんでも偽造防止とか。

そんなこともあるんですね〜。

歯科医師会というと、なんだか政治的な「白い巨塔」のようなイメージを持つ人が多いようですが、こういった地道な活動が大部分ですし、こういった活動の大切さを年々感じています。

fdo964 at 08:41|PermalinkComments(0)院外活動