ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2007年09月

理想を掲げる

ビジネス関係や自己啓発系の本を読んだり、セミナーに出たりすると、「夢」や「目標」といった言葉が、やたらに出てくることがあります。

天邪鬼の私は、こういった言葉があまり好きではありません。

ボストンレッドソックスの松坂投手が、あるインタビューに「夢という言葉はキライ」といったコメントとともに、自説を披露していましたが、これを読んだとき、同じようなことを感じる人がいるもんなんだな〜と思いました。

また、「目標」という言葉は、私のようなぐうたら人間には、「重い」のです。

しかし、いずれこうしたい、こうありたい、というものはいつも持っています。
それは、「理想」とも言えるでしょう。

きれいごとや建前でなく、自分の「理想」を掲げた仕事をしたい。

今日で、9月も終わり。
今年も残すところ3ヶ月。
1年の四分の三が終了し、果たして自分は少しでも理想に近づけたのか?

節目節目で振り返らないと、理想は夢で終わってしまいそうです。

3つのCと、4つ目のC

先日、ある本で、本番で力を発揮するために重要なポイントを3つのCとして解説しているのを読みました。

集中 : concentration
冷静 : controll
自信 : confidence


スポーツ関係の書籍ですが、内容はそのまま仕事にも応用できるもの。
そして、わざわざ4つ目としているのが、

communication

日本語にしなくても良いほど定着している言葉ですが、これほど難しいものもありません(わざわざ4つ目として分けているくらいですし)。

出来ていると思っていても、そうでないことが多く、また、その手法・手段も様々です。

うちでも、具体的にどうコミュニケーションをとるシステムが必要なのか、いろいろ試行錯誤を繰り返してきました。

ミーティングや、連絡ノート、連絡票やサブカルテの使用など、対患者さんだけでなく、院内の「報・連・相」を円滑にするシステムをどう構築するか?

そしてその一つとして、診療室内インカムを導入して2週間が過ぎました。

以前からその存在や使用している医院の話は聴いていたのですが、それほど自分のところで必要とは感じていませんでした。
しかし、実際に導入してみると、ホントに良いんですね(自己満足かもしれませんが)。

まだまだ、システムとして改良しなければならないところが沢山ありますが、少なくとも私が診療中に感じていたイライラが、ずいぶんと解消されました。

しかし、電池の消耗がこれほどとは・・・・。(一台4日しか持ちません)

解るけれども、できないこと

うちでは、難しい抜歯や、腫瘍、原因不明の症状がある方など、自分の手に負えないと判断された患者さんは、連携している近隣の専門病院へご紹介しています。

ただ、そういった場合だけでなく、原因も治療方法も全てわかっているのですが、やはり専門病院への受診をお願いする場合があります。

それは、「解っていてもできない」場合です。

先日、ある患者さんを専門病院で処置してもらったところ、その患者さんがどういう処置を受けたのか、細かく報告してくれました(もちろん、担当の先生からも細かく報告はしてもらっているのですが)。
その患者さんには、受診前におそらくこういう処置をやると思いますよとお話しておいたのですが、その通りだったそうです。

その患者さんにしてみれば、そこまでわかっているのに、なんでわざわざ専門病院まで行かなくてはいけないの?という感じだったのですが、解っていてもできないことって、意外に多いんですよね。

内科の先生と違って、我々歯科医は、「手が動いてナンボ」の世界ですから。

その患者さんも、どこが難しくて専門病院に行く必要があったのかをお話したところすぐに納得してもらえましたが、私の方もできることなら、この部分をすこしでも減らしたい。
そう考えて、様々な講習を受け続けていますが、なかなか減りません。
それどころか、どんどん増えている気さえします。

歯科医師として生きていくうえで、とてもくやしいのですが、一生勉強しつづけるしかないのでしょうね。

14年間で3人目

昨日いらっしゃった、ある急患の患者さん。

以前より、噛んだときの違和感を訴えられていたのですが、ムシバもなし、治療跡もなし、歯周病もなし、レントゲンでも異常なし、当然見た目はなんともなし。

と、いう訳で、対応に苦慮していました。

そんな中、上記のような条件で、その症状が出るといえば、考えられることは1つか2つ。

しかし、確かめるには、歯を削ってみないとハッキリしません。
でも、もし違ったら、ムシバもなにもない歯を削ることになってしまうので躊躇していました。(もちろん、電気的に調べることもできますが、あまり確定的ではないのです。)


ただ、もし予想が当たっていれば、9月ころに症状がでるかな?と思い、次回来院日を9月に予定していたところ、一昨日から痛みが出たということで、昨日来院なさいました。

診査してみると、考えられる1つか2つにぴったりはまる状態。
こうなれば、思い切り手をつけることができます。
そして、結果は予想通りでした。

患者さんには、余計なイタイ思いをさせて申し訳ないのですが、実はこのような症例は、私の経験でもまだ3人目。
開業以来、9000人以上の方のお口を診ていますし、いったい何本の歯を治療したのかわかりませんが、その中で3本目という頻度です。

それくらい頻度が少ないと、どうしても思い切って処置をすることに迷いがでます。
こういったとき、己の未熟さを感じます。

ハミガキのTPO

先日、雑踏の中での歯間ブラシの話を投稿しましたが、いつ、どこでハミガキをするかについて、おそらく我々歯科医は一般の人以上に無頓着かもしれません。

私の友人は、飛行機の機内食を食べてすぐに座席で歯をみがいていたところ、隣席の人がわざわざキャビンアテンダントを呼んで「この人、こんなところで歯を磨いているんです。やめさせてください!」といわれたこともありますし、歯科関係のセミナーに出席すると、昼食後は会場のロビーのそこかしこでハミガキしている人が立ち話をしています。

同時に様々な異業種のセミナーをやっている会場などでは、他の人から相当異様な光景にうつることでしょう。

また、私も、車にハブラシを常備しており、渋滞のときや眠くなるとハミガキします。
最初のうちは、家内に異常扱いされましたが、今は慣れたようです。

ある時、渋滞中に歯をみがいていたところ、反対車線の渋滞中の車内で歯を磨いている人と目があって、お互いにニヤッとしたことがありましたが、おそらく歯科医師でしょう。

そもそもハミガキなんぞ、人前でやる行為ではありませんが、しかし、洗面所でやらなければいけないものでもありません。

でも、TPOを考えると、少なくとも人前ではやらない方が良さそうですね。

死語

「今日で治療は終了です。また、何かあったら連絡してください。」

おそらく、全国の歯科医院(うちも含めて)で、普通に使っているでろう、このセリフ。
私には、これが気になってしかたがありません。
もちろん、うちでも使うことがありますが、言ってしまってから「あ、言っちゃった」と、心の中で思う事もしばしばです。

うちのHPや、このブログでも度々強調していますが、お口の健康を守ろう・維持しようと思ったら、メンテナンス、いわゆるお手入れが欠かせません。

歯周病を例にとっても、現代人(それも日本人は特に)の食生活では、歯周病になりにくい人など、ごくごく少数です。
そして、自覚症状がでてからの受診では、まず元の状態に戻すなどということは不可能です。

「何かあってから」の受診では、すでに時遅し。

メンテナンスの重要性をお話すると、「なるほどね〜」と、言いながらほとんどの方が理解はしてくれます。
ただ、問題は実践する人が少ないこと。

「来よう来ようと、思ってはいたんですよ」というセリフも毎日のように聞きます。

できることなら、
「今日で治療は終了です。また、何かあったら連絡してください。」
に対し、
「何かなければ、来ちゃいけないんですか?」くらいのコンセンサスが広がれば・・・。

このセリフがいずれ死語となることを願います。

世代交代

昨日は、永年参加している勉強会の先輩の還暦のお祝い会に出席してきました。

振り返ってみると、私が正式会員になって、もう18年。
勉強会そのものは、もう30年近く続いているわけですから、当然還暦を迎える方もいらっしゃるわけです。

毎月一回集まって、食事をしながら様々な話をしたり、講演会をおこなったりしてきましたが、いわゆる「上」の年齢の先生と「下」の年齢の先生では、会のありかたについてもだんだん違いが出てきます。

昨日は、お祝い会の後、2次会3次会でそういった話題になり、今後の会の運営をどういった方向で考えていくのか、話合いました。

月日の流れとともに、周囲の環境も変わりますし、それと同時に、所属メンバーの考えも経験値によって変り、同時に勉強会の性格も変わります。

今後、この会がどうなっていくのか?

若手に期待します(私は中堅どころなんです(^^;)。

初めて見ました

昨日は、診療後に友人に会うため渋谷へ。

そして、帰りに雑踏の中を歩いていてふと横を見ると、ちょうど私と並ぶように歩いている人が歯間ブラシを使用中。

歩きながら、雑踏のなかで、歯間ブラシ!

ビックリして注視していたところ、駅までの数分ずーっと順番に実にスムーズに使っています。

年齢は、まだ20代とおぼしき男性。

口腔ケアに関心が高いのは好ましいのですが、やはりTPOがあるのでは・・・・?
それに、かえってハグキを傷めやしないか。

他人事ながら、気になります。

それにしても、初めて見かけました。

追いかけっこ

昨日は、朝一に保育園の健診。
午前中に、診療室の2年点検。
お昼に、3歳児健診。
夕方から、介護保険認定審査会。

2年点検では、いろいろ建物の不具合の修理とともに、懸案だった1,2番の部屋の声(個室なのに、声が響いてしまう)対策を、設計士の先生と業者さんに検討してもらいました。

一つ、解決策が見つかったので、見積もりをだしてもらい、もう一度検討予定です。
しかし、設計段階では予想もしていませんでした。実際に使ってみないとわからないものですね。
また、各種配線についても、はやくもキャパを超えそうな事態になっており、それについても業者さんを手配してもらいました。

さらに、セキュリティの点検が来週。
そして、電話配線の変更、院内LANの設定点検など、次々とやらねばならないことが出てきます。

移転時に検討に検討を重ねたつもりですし、診療室の規模も拡大していないのに、たった2年でこの事態。

なんだか、一生追いかけっこしそうな感じです。

発達障害児への対応

昨日は、診療終了後に、歯科医師会と保健所主催の学術講演会に出席しました。

演題は「地域での発達障害児の歯科保健医療について」。


平たく言えば、自閉症の子どもに対し、どう対応すれば、スムーズな歯科治療ができるかというお話でした。

自閉症という病気は、その呼び名から実態がかなり誤解されているところがあり、一般にもなかなか理解されにくいところがあります。
また、一見健常者に見えるため、保護者の方の苦労も大きく、周囲の理解が求められるところです。

うちにも自閉症のお子さんの患者さんがいらっしゃいますが、幸いにして今までは比較的スムーズにできていました。

しかし、どんな病気もそうですが、人によって様々な病態がでますので、正しい理解が不可欠ですし、臨床の現場では、本を読んだり、習ったりしただけでは対応しきれないことだらけです。

昨日、改めて自分の認識不足を感じるとともに、さらなる一工夫のヒントをたくさん貰え、非常に有意義な講演会でした。
livedoor プロフィール

fdo964

Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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