ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2007年10月

我が身を振り返って

昨日は、吉祥寺にあるバーのお別れ会に参加してきました。

マスターが8月にお亡くなりになり、その後のお店の行く末が気になっていたのですが、奥様の意向で10月30日をもって閉店することとなってしまいました。


私が、「バー」という場所に出入りするようになったのは、大学を卒業し、自分の給料で呑めるようになった24歳くらいからですが、当初は馴染みの店もなく、いくつかのお店を徘徊している程度でした。

しかし、10年ほど前にこのバーを知り、それからはドップリ。
初めて常連となったこのお店を中心に、様々な知り合いもでき、また今ではさらにドップリ常連になっているお店も最初はこのマスターの紹介でした。


一昨日の日曜日、昨日の火曜日と、亡くなったマスターの関係バーマンがカウンターに立つお別れ会に出席しましたが、別れを惜しむお客さんで一杯です。

いかに亡くなったマスターが、広く慕われていたことか、ということでしょう。

翻って、自分はどうなのか。
自分がいなくなったとき、このような惜しまれ方をされるような仕事をしているのか?

常に自戒していかなければ、ならないでしょう。

仕事を楽しむ

3e12a21a.jpg昨日投稿したように、一昨日に私は勉強会に出席してきたのですが、うちの衛生士さんたちも、別のセミナーを受講してきました。

毎週、お昼にある本をベースにして院内勉強会を行なっているのですが、その著者の先生の講演です。
私自身は、まだ受講したことはないのですが、知人に訊くと、物凄く面白いとのこと。

しかも、彼女達は、私が勧める前に、自分たちでセミナー情報を見つけ、申し込んでいました。

で、昨日の朝のミーティングで、その内容報告があったのですが、とにかく楽しく、面白かったとのこと。
知的欲求を満たされる悦びを感じてくれて、本当に嬉しく思います。

しかも、講演が終わってから、講師の先生と名刺交換をしたのが、うちのメンバー達だけだったとのこと。

いやぁ〜、名刺を作った甲斐がありました。

こうして仕事が楽しくなれば、必ずプラスのエネルギーが患者さんにも伝わり、診療室全体が活性化されます。

ディズニーランドをプロデュースなさった堀貞一氏の名著「楽しくなければ会社じゃない」をモデルにしたいところです。

仲間

昨日は、3年前から参加している勉強会の日でした。

年間数回(今年は2回でしたが)、全国から集まり、自院をいかにレベルアップしていくかを、宿題・課題を一緒にやりながら、勉強しています。

多いときは、年に6〜7回も顔を会わせますから、大学時代の友人などよりも、よっぽど濃密な関係になります(メールのやり取りも頻繁ですし)。

開業医というのは、大組織に属さず(会社のような)、社会経験もさほどないまま、小さな組織のトップに立っているわけですから、様々な問題対処能力、マネジメント能力、マーケティング能力などが求められ、日々悩みの連続です。

普段は、それをなかなか他人に相談できない。

もしくは、相談しても、解ってもらえる相手が意外に少ない。

そんな中で答えを見つけるのは、正直シンドイところがあるのですが、この勉強会に参加するようになって、本当に「仲間」とも言える歯科医師の人たちと知り合いになれ、ずいぶんと助けられてきました。

持つべきは、良い友人&仲間。

これからも、この良い関係を続けていきたいところです。
そのためには、その仲間に必要とされる人間にならなければ・・・。

歯はここまで影響する?

以前から言われている、残存歯の数と健康状態の相関関係について、こんな記事を見つけました。

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高齢者の年間医療費、歯の残り数少ないほど高額
2007/10/22 09:33

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 残存歯数が4本以下の高齢者の年間医療費は、20本以上残っている高齢者に比べて平均で約25万円高くなっていることが21日、香川県歯科医師会の調査で分かった。歯周病がある人の医療費はない人よりも平均で約7万8000円高くなっており、歯の健康と全身の健康の密接な関係を裏付けている。

 高齢者の歯の健康状態と医療費との関係については、香川県歯科医師会と県老人医療費適正化検討委員会が、05年7月に1レセプト当たりの調査結果を公表。今回はその後1年間の診療頻度を加味して1人当たりの年間医療費を分析した。

 調査は、05年2月に香川県内の歯科医を受診した65歳以上の国民健康保険加入者のうち、その後1年間に歯科以外でも受診した1万1682人を対象に実施。年間医療費を歯の残存本数で5グループ(0―4、5―9、10―14、15―19、20本以上)に分けて集計した。

 年間医療費が最も少なかったのは20本以上のグループで平均46万4000円。残存本数が少なくなるにつれて医療費は増える傾向があり、4本以下は71万9000円だった。診療日数は20本以上の平均51・9日に対し、4本以下は64・1日。

 歯周病との関係では、症状が重度になるほど医療費は高く、歯周病のある人(平均52万1000円)は、歯周病のない人(同44万3000円)の約1・2倍。高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかる医療費も、歯周病が重度になるほど高くなる傾向で、歯科予防活動が医療費削減につながる可能性を示唆している。

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単純に、残存歯が多ければ良いとも言い切れませんが、20本も残っている人の場合、比較的歯周病が重度になっているケースは少ないと想像されます。

歯周病と全身の関係もいろいろ取沙汰されていますが、私自身の経験でも、重度歯周病の方は、生活習慣や全身状態に問題を抱えている方が多い感じを受けますし、それがこういった結果に反映されているのかもしれません。

以前も投稿しましたが、『口は全身の鏡』という言葉があるくらいです。

しかも、他の内臓臓器と違って、自分で積極的にお手入れできる場所でもあります。

こここそ、「お大事に」なさって欲しいところです。



処方箋の是非

内科などに比べれば、はるかに少ないですが、歯科でも投薬が必要な場合があります。

その際、お薬を、自分のところで患者さんに渡す(院内処方)と処方箋を出し、調剤薬局さんへ行ってもらう(院外処方)という二つの方法があります。

開業当初は、近隣に調剤薬局さんがなかったので、仕方なく院内処方していました。

仕方なくというのは、勤務医時代は、ずっと院外処方だったので、院内処方は面倒なうえ、不安が大きかったからです。

面倒というのは、薬の在庫管理(有効期限がありますし)、どんな種類を揃えるか、薬の説明書や薬袋の作成など、こまごまとした、しかしとっても大切なことがあるからです。
院外処方であれば、処方箋を書くだけで済みます。


反対に、患者さんにしてみれば、治療の会計が終わったあとに、さらに別のところへ出かけ、処方薬ができるまで待たされ、会計しと面倒でしょう。

しかし、院外処方の最大のメリットは、薬剤師さんが関わってくれるということなのです。特に最近は、なんらかのお薬を服用している方が多く、飲み合わせに注意が必要です。

自分のところでも調べることはできますが、時々本にでていないお薬を服用している方もいらっしゃいます。

また先日など、なんと19種類ものお薬を服用している方もあり、そうなってくると、調べても本当に大丈夫なのか、不安が残ります。

薬剤師さんが関わってくれれば、そこでもう一度チェックしてくれる、いわゆるダブルチェックができますから、かなり事故を防ぐことができるわけです。


また、めったに使わないお薬を投薬したいときもあり、そういったお薬は自院で在庫するには限界があります。

ちょっとの面倒があっても、安心を取りたい。

そう考え、うちでは院外処方にしているわけです。





凄いぞ!新一年生

昨日は、学校歯科医を担当している小学校の就学時検診に行ってきました。

学校説明の後に、内科、眼科、耳鼻科、歯科と検診を行なうのですが、いつも歯科で大渋滞。


他科の検診に比べると、どうしても歯科は時間がかかります。

そのため、他科にはない控え教室まで用意されるのですが、それでも例年、その部屋が一杯になってしまいます。

ところが、今年は実にスムーズ。

その理由は、単純です。ムシバのある児童が少ないのです。


就学時検診は、通常の歯科健診と違い、処置歯数・未処置歯数を記載するだけなのですが、これがなかなか厄介。
頭の中で数えながら診るのですが、途中でごっちゃになってしまうこともあり、ムシバの多い児童は、何回も数えなおします。

それが、今年は少ないので、予定時間内にキッチリと終われました。

学校歯科医になって14年、こんなことは、初めてです。


厚労省などが発表する歯科疾患実態調査の結果を見ると、ムシバが減少しているのは明らかですが、治療に通ってくる子どもを診ることが多い診療室では、あまり実感がわかないことが多いのです。
が、一歩外へ出ると、このようにハッキリ実感できるものなんですね。

予防はエンドレス

ムシバ予防、歯周病予防のために通院してくださる「来院者」が、このところ増えてきており、「健康創造歯科医院」を目指してい私としてはうれしい限りです。

ただ、残念なことにムシバ予防、歯周病予防をしていても、ムシバができたり、歯周病が進んでしまったりすることはあります。

そして、その時点で予防を諦めるような気分になる方がいらっしゃるようです。

しかし、考えてみれば、たとえムシバができたとしても、全ての歯に抜歯しなければならないほど一度にできるわけではありません。
むしろ、ムシバになっていない歯のほうが、圧倒的に多いわけです。

ですから、そこで、諦めてしまうことは、他の健全歯を危険にさらすことになります。

また、予防の概念もちょっと視点を変えてみると、

ムシバ治療は、歯髄炎(歯の神経の炎症)を予防するため
抜髄(歯の神経を取る処置)は、炎症が根のまわりに広がらないように予防するため
抜歯は、原因にもよりますが、歯性感染症を予防するため
ブリッジや入れ歯は、かみ合わせから来る様々な問題を予防するため
総入れ歯になっても、チェックや調整は、顎の形やハグキの状態がわるくなるのを予防するため

の処置と言えるのではないでしょうか?

カリエスフリー(ムシバゼロ)、ペリオフリー(歯周病ナシ)だけが、予防の目的ではありません。

そう考えると「予防」とはエンドレスなんですね。


読んだだけではわからない

昨日は、地元の同窓の先生との勉強会。

年に4回ほどのペースで気楽(幹事の先生は、たいへんでしょうが)に参加しています。

わりと身近な話題を、ざっくばらんにお話できるようにと、その名も「ざっくばらんの会」。
私が開業する前からやっていますから、かれこれ17〜8年ほど続いていることになります。


で、昨日はノンクラスプデンチャーについて。

簡単に言えば、留め金やバネの付いていない、部分入れ歯のことです。

最近、数社から似たような製品が次々とでてきているので、それぞれの長所や短所、それに制作上の注意点などを、メーカーの方に説明してもらいました。

どんな製品も、必ず長所・短所があり、それを把握してこそ適応症かどうかが判別でき、良い結果に結びつきます。

なかなか本やパンフレットを読んだだけでは解りにくかったことも、解っている人の話を聞くと、実にうまく整理されます。
それに、解っているつもりだったところも、訂正されます。

勉強会の良いところですね。

意識のたな卸し

昨日は、稲城市介護保険運営協議会に出席するため、お昼の診療を2時間ほど休みました。

その間、スタッフは勉強会。

私自身も含め、これからの診療室の運営方向をどうするか?を現在見直しています。
そのため、皆にも考えてもらいました。

こういったことは、普段解っているつもりでも、いざ考えると、意外に意識されていなかったりするので、かなり頭を使います。
ある意味、意識のたな卸しですから、真剣に考えることが本当に大切です。


私が会議から帰ってくると、皆、ちょっとお疲れモード。


さて、皆に提出してもらったレポートを元に、来月のミーティングを行なう予定ですが、果たして結果はいかに?

先を観る

ここのところ、初診の患者さんが多くいらっしゃいます。

なぜか毎年10月は初診の方が多くなる傾向があるようです(なぜかは、わかりませんが)。


初めての方には、現状とうちの治療方針を聴いてもらい、納得してもらってから治療に入るようにしていますが、ここ最近、その説明が以前とは変ってきたことを、自分で感じます。


もちろん、以前から自分が考える「良い治療」を提供しようという考えに変わりはありません。
しかし、人間の体は、本当に人それぞれという言葉が実感できるほど、同じ治療をしても結果が異なることが多いものです。

基本的に通院回数が少なく、痛みがない治療は、誰しもが望むところだとは思いますが、人それぞれ違う以上、うかつに手をつけると、却って逆効果になってしまうことすらあります。

目の前の問題を解決するだけであれば、それほど深く考えることは必要ないでしょう。

しかし、20年も歯科医師をやっていると(見方によっては、まだまだヒヨッコでしょうが)、自分のやってきた治療の結果を見せ付けられる機会もそれなりに増えてきます。

良い結果ばかりであればうれしいのですが、残念ながらそうもいきません。

そして、そうなったときにどう対処すべきか?
また、そうならないためには、最初にどうすべきだったのか?

かの有名なエジソンが、
「うまくいかなかったときは、うまくいかない方法を見つけただけだ」という言葉を残しているそうですが、そこで考えなければ、解決策は見つかりませんし、見つかったことを実践しなければ意味がありません。


そういった考え方が、最近ようやく「腹に落ちた」感があり、それが説明内容を変えさせているのでしょう。

紹介患者さんの中には、聴いて来た話とちょっと違うと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは私自身の先を観る見方が、変ってきているせいでしょうし、それは今後も変化していくことかもしれません。
(別にクレームがきたわけではありませんが)




livedoor プロフィール

fdo964

Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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