2007年12月

2007年12月30日

天国体質

2,3日前、ある知り合いから「今年は先生にとって、良い年でしたか?」と尋ねられました。

実は、私はその年が良い年だったかどうか、あまり考えたことがないので、返答に詰まりました。

もちろん、一年を振りかえることはあるのですが、なぜか悪い記憶はあまり残ることはなく、「自分の人生ついているな〜」と思えるような出来事しか、記憶に残らないのですね〜。

今年も、診療は大きなトラブルもなく終えることができましたし、年末年始にやきもきすることもなさそうです。
もう、それだけで自分はラッキーだと思っちゃいます。

今日は、昨年同様、昨日から師の望年会(あえて、この字を使っているのですが)にお邪魔し、今年は、ブログも師のパソコンからの投稿です(^^;

一晩中と言っても過言でないほど語り合い、本当に楽しい時間を過ごせました。

ちょっと二日酔い気味ですが、こんな休み初日を迎えられるのも、自分が健康で周囲のヒトにめぐまれているおかげ。

それだけで、人生ツイてます。

ところで、そういう風に考えられる人を「天国体質」というそうです。
そういう体質に産れたことが、またツイてると思えるところが、また天国体質なのかもしれませんが・・・。

さぁ、今晩は、今年最期の忘年会。

毎年、ものすごく楽しいのですが、そこに集まる面子と知り合えたのも、これまたツイてる・・・。



fdo964 at 08:54|PermalinkComments(0)雑感 

2007年12月29日

いつも以上に

今日で、うちの年内の診療は終了です。

もっとも、診療は午前中で、午後は大掃除。


毎年そうなのですが、休み前には、本当に気合を入れてミスのないよう、また、問題を残さぬよう診療することを心がけています。

患者さんのためであることはもちろん、私自身の為にも・・・。


開業して2,3年目だったと思いますが、最終日直前に腫れた患者さんが来院なさり、どうしてもこれで大丈夫というところまでもっていけませんでした。
不安を抱えたまま休みに入ってしまったので、私には休みを楽しむ余裕などなく、ひたすら新年の診療日を待ち、その患者さんの具合を心配し続ける年末年始になってしまったことがあるからです。

結局、休みに入った日あたりから痛みも腫れも引いたとのことで、その患者さんは、「別にたいしたことはなかったよ」という顔で新年初日にいらっしゃいましたが、私の方は、気が気じゃありませんでした。

そういった思いは、できるだけしたくないものです。

さぁ、今日一日。いつも以上に気合を入れて、気持ち良く新年を迎えたいものです。

fdo964 at 06:37|PermalinkComments(2)診療姿勢 

2007年12月28日

ハブラシ購入量

aaec49ea.JPGうちは、ハブラシ・ハミガキ粉などの物販にも力を入れています。

別に、それで儲けようというわけではありません。


「ハブラシが売れる歯医者は、絶対に潰れない」と、開業前に私の師匠に言われたからです。
ハブラシが売れるということは、来院者の方々の、歯を大切にしようという意欲の現われだ、というわけなんですね。

スーパーやドラッグストアで購入するほうが、はるかに安価であろうところを、わざわざ歯科医院で購入してもらえる=価値観が値段ではなく、健康にシフトしている、と言えるわけです。


物販に力を入れているということは、別に売り文句に工夫を凝らしているというわけでなく、日常のお手入れの大切さ、それによってお口の状態がどう変っていくかに説明の重点を置いているかということ。
売らんがためのセリフは、ご法度です。

でも、おかげさまで、毎年物販売り上げ高は右肩上がり。

それに加えて、スタッフの購入量も右肩上がり。

しかも、うちのスタッフは、全員院内購入
毎月、ハブラシやハミガキ粉、キシリトールガムなどを沢山買ってくれます。

スタッフにも、ハブラシの選択の大切さが浸透しているからこそかな?と、勝手に自負していますが・・・。

fdo964 at 08:44|PermalinkComments(0)診療姿勢 

2007年12月26日

宿題歯医者

診療室のシステムを向上させるために、様々なアイディアをだしたり、見直しをしたりしますが、これには全員で知恵を絞ります。

システムと聴くと、なにやら劇的なことを連想するかもしれませんが、実際のところは、ちょっとした些細なことの積み重ねです。
しかし、これが大切ですから、「今さら」とか「このくらいは」などという発想をなるべく排除し、しかも業務が増えすぎないよう、ムリのない形を作り上げていきます。

そのためには、全員の意見交換の場である「ミーティング」が非常に大切です。

ところが、うちは、ミーティングの時間を多く取っている方だとは思っているのですが、それでも全然時間が足りません。

そこで、ミーティングでは、取り組みを考え、またなぜそれに取り組むのかを周知徹底させ、実施内容は宿題で考えるというパターンに最近なってきました。

十人十色とは言いますが、これが面白いほどバラエティに富んだ内容が帰ってきます。
恐らく、私一人で考えていたのでは、絶対に出てこないであろう内容のものばかりと言っても過言でないほどです。

今週末にも、宿題提出が控えています。

どんなレポートがでてくるのか?

とても楽しみです。

fdo964 at 08:54|PermalinkComments(0)診療姿勢 

2007年12月25日

意外(でもないかもしれませんが・・・)

先日、区民無料健診の知らせが届きました。

私もそろそろ、いい年なんですね〜。

希望者は、はがきで申し込み、受診用紙を受け取るというシステム。
同封されてきた指定医療機関一覧表をみると、すごい数です。

稲城市ならば、どんな先生か解るのですが、なにせここ20年ほど、まったくお医者さんに罹っていませんから、地元ではどこに行けば良いのやら・・・。

と、いうわけで、インターネットで調べてみたところ、そもそもHPがある医療機関がほとんどありません。
業者さんが、まとめて作ったようなHPはあるのですが、あまりに情報が少ない。

私が探した中で、独自のHPがある医院は、20医院のうち、たった2つ。


う〜ん、歯科とのこの違い。

ま、歯科はいまやコンビニよりも多く、過当競争ですから、皆さん熱心に作っているのでしょう。
いかに医科は、まだ余裕があるのかということでしょうか。

しかし、余裕のあるなしに関わらず、世は情報公開に流れています。
もうちょっとなんとかして欲しいと思うのは私だけでないはず。

しかし、うちをネットで調べて受診なさる方々も、こんな気持ちで探したのかな〜と思うと、ますます「ちゃんとせねば!」と思います。

fdo964 at 08:41|PermalinkComments(0)雑感 

2007年12月23日

口先だけで終わらないために・・・

昨日は、うちの診療室メンバーとの忘年会。

昨年から、メンバーのなかの一人の企画で盛り上がるようになりました。
その企画とは、メンバーそれぞれについてのクイズ。

ちょっとした失敗談や、メンバーが知らないであろう、でもどこかで聴いたことがあるはず、といった内容を皆で考えます。

ちなみに私についてのクイズは、ブログに書いた内容から出たのですが、書いた本人がすっかり忘れている始末・・・。

う〜ん、このままじゃ口先だけだなと思っていたところに、もう一つトドメの問題が!

それは、「うちの診療室の行動指針を挙げよ」というもの。

10か条からなるのですが、なかなか全部でてきません。
ちなみにその10か条とは、

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

1、 常に前向き

「できない」と思うことを「できるかも」でしてみましょう。

2、 常にチャレンジ

今の自分より、少し上の目標を挙げ、チャレンジしましょう。

3、 常に改善

仕事で改善したいことを改善するために何に取り組みますか。

4、 常に行動

自分で積極的に行動してみたいことは、何ですか。

5、 常に向上

自分の知識・人格の向上を図るために、何をしますか。

6、 常に情熱

特に、何に情熱を持って取り組みますか。

7、 常に顧客

患者(お客)さんが喜ぶことで、あなたにできることは何ですか。

8、 常に相手利益

自分よりも、相手に対してどんな利益貢献ができますか。

9、 常に明るい雰囲気

診療室を明るいイメージにするため、どんなことができますか。

10、常に「らしさ」

  外から期待される「ふじもと歯科診療室」のメンバーとして、何を磨きますか。

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\


と、いうもの。

「ちょっと今、酔っ払っているから」などという言い訳は、即却下。

すんなり10個出てこないと言うことは、ちゃんと自分の中に落としこめていないと言うこと。


来年と言わず、明日からでもきちんと出るよう心がけたいものです。

しかし、盛り上がりすぎて、あやうく終電を逃すところでした。
時間管理も大切にしなきゃ。






fdo964 at 06:24|PermalinkComments(0)雑感 

2007年12月22日

寒くなると・・・

ここのところ、朝晩の冷え込みが、厳しくなってきました(東京レベルですが)。

診療室も、出勤してから暖房を入れていたのでは温まらないので、タイマーで朝6時から暖房を入れるようになりました。

ところで、こうした寒い時期には、神経系の病気が多くなります。

いわゆる「三叉神経痛」や、「顔面神経麻痺」などです。

脳神経外科の領域になることが多いのですが、どうも歯やハグキが痛いと感じることから歯科を受診なさる方も多いのですね。

原因を特定することが難しく、症状の程度も様々なのですが、あまり顔や首周りを冷やさないことが予防策として有効なようです。

だからというわけではありませんが、私の場合、寒くなるとマフラーが手放せなくなります。

帽子、手袋、マフラーはこの時期、私のマストアイテムですね。

fdo964 at 07:06|PermalinkComments(0)雑感 

2007年12月21日

お手本

昨日は、休診日を利用して、診療室の改装仕上げ。

ケアユニットの部屋の声が外に漏れにくいよう、吹き抜けを塞いだり、トイレの改良、受付周りの配線整理などを行ないました。

その中でも、特に大切なのが、塗装。

すでに新築とは言えませんから、それなりに褪せた色合いに合わせてもらわないと、補修がミエミエで見栄えが悪くなります。

ところが、現場監督に伺うと、そういった色の調合が上手な職人さんが、最近ほとんどいないとのこと。
昨日、うちに来てもらった職人さんが、監督の知っている中で一番上手とのことでした。
その人に頼むために、日程調整が大変だったそうです。

確かに、見事な技。

しかし、いつも思うのですが、出来る人ほど偉ぶらないですね〜。
ニコニコと楽しそうに仕事をしている職人さんを見て、自分もこうありたいと思いました。

fdo964 at 08:39|PermalinkComments(0)雑感 

2007年12月20日

パターン化

昨日投稿したように、できるだけ「いつでも、誰がやっても」同じような仕事ができるように標準化することを、私は重視しています。

同時に、私自身の動作も、できれば機械のように安定させたい。

ハンドメイドと言えば聞こえは良いかもしれませんが、温もりはコミュニケーションだけで結構。
治療内容には、常に安定した精密さと確実さがなによりも大切です。


そして、その安定のために、処置の手順をパターン化することを意識しています。

例えば、ムシバ治療の際、どこにムシバがあるかで、どこから削り始めるかを決めています。
また、削るバー(ドリルの刃みたいなヤツですね)は、どういう順番に使っていくのか。
詰めるとき、型を採るときの材料を入れる方向はどうするか。

麻酔のときも、どこから打っていくか。

などなど挙げればキリがありませんが、ほとんどの場合、意識して決めたパターンを守るようにしています。

実は、これがエラーを防ぐためにとても重要。
さらに、処置時間の短縮につながります。



fdo964 at 08:50|PermalinkComments(0)診療姿勢 

2007年12月19日

混ぜ物キライ

トクソー

歯科大学の学生のころ、臨床実習が始まって強く感じたのが、「なんと歯科材料は、混ぜ物が多いか」ということです。

別に不純物が混ざっているという意味ではなく、粉と液を混ぜ合わせて調合するものが多いんですね〜。

例えば、歯の型を採るアルジネート印象材と呼ばれるものは、アルジネートの粉末と水。
セメント類や、レジンというプラスチック、模型を作る石膏など、ほとんどのものがコネコネと混ぜることが必要です。

ところが、これが温度や湿度、練り手の熟練度などに、出来上がりが大きく左右されます。

つまり、毎回なんらかのバラツキがあるわけです。

うちでは、開業当初、アルジネート印象材は、手練りでした。
しかし、少しでも均一化をと、温度管理や手順はウルさくこだわっていました。
その後、機械練りに変更し、ずいぶんと良くなっていましたが、それでも多少のバラツキが出ていました。

先日、この機械が故障したことをきっかけに、自動練りの機械に変えました。

これだと、いつでも、誰がやっても同じ品質。
コストがかかるのが玉にキズですが、ずいぶんとストレスが軽減されています。

セメント類も、以前から自動に近いモノにどんどん替えていっています。

『誰が・いつ・どんな環境(温度・湿度)でやっても、同じ品質』

ともすれば「匠の技」が自慢になるような業種ですが、私としてはそんなものは診断と、処置手技の部分だけに留めたい。

そう考えています。


fdo964 at 08:52|PermalinkComments(2)診療姿勢