ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2008年11月

本当は、好きじゃないんですが

4b7940b0.jpgいくら、予防が大切、お手入れが大切と強調していても、残念ながら私の仕事の大半は「治療」です。

穴があいた、痛い、腫れた、咬めないといった具合が悪いところの改善処置。
もちろん、様々な処置で対処しますが、特に、腫れた、痛いという場合に大活躍するのが”処方箋”。
いや、正確には”抗生剤”です。

まさに、抗生剤様々と言いたくなるほど、お世話になっています。
もし、抗生剤がこの世に存在しなかったら?と思うとゾッとするほどです。

意外に歴史の浅い抗生剤ですが、これのおかげでどれだけ人類は救われているのかと、この文章を書いていて改めて思います。

ただ、もちろんのことですが、副作用の問題もあります。

ですから、できることなら、歯科医の”腕”だけで(つまりは、膿を上手に出したり、炎症の元を外科的に取り去る)勝負したいところですが、残念ながらなかなかそうもいきません。

結局のところ、使うべき時にきちんと使うという当たり前のところが大切です。

安易に頼ることは禁物ですね。

なぜ?

5d2ebb8a.jpgここ2ヶ月ほど、いわゆる「急患」の方が激増しています。

以前にも投稿したことがありますが、なぜか診療には”波”があり、例えば抜歯が続く時は、妙に抜歯ばかりが続いたり、ず〜っと入れ歯の型ばかり採るときがあったりとするのですが(ない時は見事なほどないのですが)、そういう波でいえば、とにかく”痛い”という急患の方がいらっしゃる波に入っているようです。

うちは、アポイントをパソコンで取っているので、統計も簡単に出せるのですが、昨年や一昨年のアポイント状況と比べると、今年は異常に当日予約が多いのが一目瞭然です。

今年は、気温の変化も急激なので、そのせいでしょうか?

ちなみに、予約制を採る歯科医院でもっとも頭を悩ますのが、この問題。
痛い方をすぐに楽にして差し上げたいのは、医療人としての性なのですが、そうは言っても、時間通りに来ていただいている方を、お待たせするわけにもいきません。

あらかじめ、急患の方用に、少し余裕を持たせる時間を取るようにしたこともありますが、その時間にその方がいらしゃれるとも限らないので、やめてしまいましたし、その他いろいろと対処方法をトライしていますが、なかなか有効な手だてがありません。

手だてがあるとすれば・・・。
それは結局「カリエスフリー、ペリオフリー(ムシ歯も歯周病もない状態)」の方を増やすしかなさそうです。

得難い経験

3377c2c2.jpg現在、稲城市介護保険運営協議会に、歯科医師会代表として参加しています。

昨日は、今年度の第7回目に出席してきました。
いつもは、委員だけでの協議ですが、昨日は「介護保険事業計画懇談会」と称して、一般の方向けに現在の介護保険制度がどのように運営されているかの説明会でした。

とは言っても、ほとんどは会長さんが仕切ってくれて、私はとなりで座っているだけ(^^;

介護保険は、今後の展望を考え、3年ごとに見直しをします。

その第3期が今年度で終了し、来年度から第4期に入るための中間まとめ解説が昨日の懇談会の主でしたが、そこに至るまでの経緯は、歯科しか知らない私にはとても興味深いものでした。

様々な職域代表の方々が委員なので、出てくる意見も様々。


現場の声、その周囲のサポートの声を聴くと、実態は苦労が多いのがわかります。
さらに、人口動態調査から、今後介護が必要とされる人がどのように推移するかの予想も立て、それに対処するのですが、その予想も見事に当たっています。



それらの意見、調査結果を取り入れ、実態に即した制度にするために、いかに多くの人たちがかかわっているのか?

出来上がったものを批判するのは簡単ですが、その道のりを体験すると、どんなに大変なものかが実感できます。
こんな経験も、自分の診療室にこもっていたのではできないこと。


稲城市は、介護に関してはモデル事業市でもあるので、介護ボランティア制度を全国にも先駆けて導入したりと様々な取り組みをしています。

願わくば、介護の良い見本となれるよう、今後も取り組んで行きたいところです。

楽しいことは、楽じゃありません

74c99720.jpg仕事が楽しいって、どういう状態なのか、考えることがよくあります。

一番の根っこは、患者さんに喜んでもらうこと。
これが基本であることは当たり前のようですが、事はそう簡単ではありません。

例えば、患者さんが望んでいる治療と私の治療方針が合わない場合など、この典型でしょう。
私が抜歯した方が良いと思っても、患者さんが抜きたくないと思っている場合。
治療回数かかかる治療法の方が望ましいと思っても、早く済ませてしまいたいと患者さんが思っている場合。

十人十色と言いますが、患者さんにもいろんな人がいますし、歯医者にもいろんな考えの人がいます。
お互いの方向性が一致すれば問題は少なくなりますが、どこでそれを感じ取るのか?
意外に、お話しているうちに患者さんの考えが変化することもあります。

もう15年以上お手入れに通院していただいているある患者さんの最初の要求は、忙しいから歯医者にいかないですむように完璧に治してくれというものでした。
人間は、機械のようにはいきませんし、お手入れのいらない完璧な治療法などありえない旨を説明したところ、実にマメに通院していただけるようになりました。

また、こちらが良かれと思って説明した内容を誤解されることもあります。

誰がなんと言おうと、自分はこの診療方針を崩さないという信念が大切と、勤務医だったころに複数の名医と言われる先輩方が異口同音に語ってくれましたが、言うは易し、行うは難し(もちろん、名医と言われる方々はガンコなまでのポリシーをお持ちですし、だからこそ名医と言われるのでしょう)。

しかし、患者さんがうちの方針を理解してくださり、結果が出た時のうれしさには格別のものがあります。

先日、ある本を読んでいたところ、「楽しいことは、楽ではない」という一文が目に留りました。
むしろ、楽なことばかりやっていると、それは楽しいことではないとも。

振り返ってみれば、学生時代の一番楽しい思い出は、一番苦しかった部活の合宿のこと。

そう考えると、仕事が楽しいってどういう状態なんでしょう・・・・・。

そろそろ、価格改定?

f05231a8.jpg保険診療と違って、値段をいかようにも決めることができるのが、自費診療。

自由診療というほどですし(私のなかでは、なんとなく、自費の自は”自由の自”と”自腹の自”というイメージがあるもので)。


そもそも、誰がどうやっても同じ値段で、それを国が決めるという社会主義的発想の保険診療には、最低限のレベルを維持し、比較的安心価格で医療を受けられるというメリットはありますが、より良い内容のものを提供するということには足かせがキツ過ぎるというデメリットがあります。

医院によって値段がちがうことを気にする患者さんが時々いらっしゃいますが、自由社会ではむしろ当たり前ではないかと考えております。

レストランのメニューなどを引き合いにだすことが多いのですが、何年も修行した職人が吟味した食材を使い、内装やサービスに気を遣っているお店と、バイトが調理し、早さや手軽さを売りにするお店が、たとえ同じカテゴリーのメニューでも同じ価格ということはありえません。

我々の世界でも、天才的な腕前を持つ先生はいらっしゃいますし、そういう先生と組んでいる技工士さんもスゴいという場合と、駆け出しの歯科医、駆け出しの技工士との組み合わせで同じ値段というのは、ありえないわけです。

とは言っても、高い値段をだしても長持ちしなかったという話もよく聴きます。

高い=良いとは限らないところが、歯科のややこしいところかもしれません。

ところで、昨今の値上げラッシュに便乗するわけではありませんが、うちもそろそろ自費診療価格改定をしようかと考えております。

開業して15年間、まったく値上げをせずにきましたが、それだけでなく、モノによっては材料が良くなり、値下げもできるかもしれません。

価格改定というと、即値上げか?(大部分はそうせざるえませんが)となり勝ちですが、うちの医院が十分やっていける価格にできればと考えています。

ご協力願い

ここのところ、急患の方が多く、アポイントの患者さんをお待たせしたりして、申し訳なく思っております。

さらに、駐車場が足りず、車の中で待機していただくこともあり、この点もなにか対策が取れないか、現在検討中です。

ただ、困るのが、治療が終わった後、駐車したまま買い物(?)などに出かけてしまう方がちらほらいらっしゃるようで、どう考えても、患者さんの数よりクルマの方が多いというときがあります。

いちいち誰がそうしているのかチェックはしていませんが、マナーの問題ではないでしょうか?

どうか、スムーズな診療のためにも、治療終了後はすみやかに駐車場を空けていただけるよう、ご協力をお願いいたします。

計画治療

872e9f9d.jpg今年も、残すところ一月あまり。

うちは、12月29日(月)の午前中まで診療しますので、ホントあと一月。
現在のアポイントの混み具合から考えると、よほど緊急性のある方を除いて、あと数回の治療アポイントしかとれない状況です。

そうなると、年末年始のお休み中に、少しでも不安なく、できれば快適に過ごしていただくよう、次回のアポイントを年明けに取っていただく方がそろそろでてきています。

仮詰めのまま、仮歯のままというのは、できるだけ避けたいですし、根の治療などもきりの良いところで区切りをつけたいところなんですね。

治療期間ということで考えると延長してしまいますが、中途でトラブルを起こすと、却って長引きます。

次回は年明けにしましょうとお話すると、「え〜っ?!」となる方もいらっしゃいますが、訳をお話すると納得していただいてはいるようです(心の中ではどうかわかりませんが)。

皆様のご理解・ご協力をお願いしたいところです。

Night science

7565aa44.jpg先日このブログでも紹介した村上和雄先生の著書がおもしろかったので、おもわず講演CDも購入。

遺伝子の研究のお話なのですが、笑いあり、感動ありの素晴らしいお話。
ただ、こういったモノは、人によって感じ方が違いますから、誰にでもおススメというわけにもいきませんが、私にとっては、元気になれ「買って良かった」と思える内容でした。

その中で、研究に行き詰まり、それをどう打開してきたかというお話もいくつか紹介されていました。

愚直に、己を信じ研究に取り組むことも大切ですが、科学には理論だけでなく、感性や感動が必要とのこと。
意外に大発見は “Night science" がもたらしてくれることもあるというくだりに思わず共感。

一昨日の合宿でもそうですが、夜、車座になって先輩の話を聴いたりすることは、自分の価値観を崩されたり、新たな発見があったり、自分のやり方を見直す良い機会です。
なにも、机に向かってマジメに講義を受けることだけが研修ではありません。

考えてみれば、今までもどちらかというとセミナー本体よりも、その後の懇親会の方が収穫が多かったことも数知れず。

決して、呑み会を目的に参加しているわけではありませんが、翌日の診療に差し支えない限り、呑み会参加は有意義なようです。

ちなみに、Night scienceとは、夜の呑み会のことと解釈してよろしいかと・・・・。

続く秘訣

昨日から、勉強会の合宿にきています。

毎年恒例ですが、私が入会してから22年。その前も20年近い歴史があります。

メンバーがほとんど変わらずこれほど続く秘訣って何でしょう?

しかも、毎月の例会で顔を合わせているのに、話題が尽きません。

いつも楽しいこの会。
幹事の先生がしっかりしてらっしゃることもありますが、やはり会長の人徳が、継続の秘訣でしょうか?

と、改めて感じた、昨晩の宴会でした。

見つけちゃうと、つい・・・

62bbaeca.jpg昨日、医院見学で宇都宮駅で降りたところ、改札口に見慣れた文字が。

なんと、歯科器材では有名なMANI社の看板です。
改札近くの、広告としては、なかなか良い場所(と、いうことは、値段も良いはず)。

しかし、これを見たから、買おうというものでもありませんし、会社に用事がある人は、場所などあらかじめ調べてくるでしょうし、この広告の意味は?

でも、なんとなくこういう歯科関係の看板を見つけちゃうと、ついつい写真を撮っちゃうんですね〜(^^;


と、こんな話はともかく、今日は燃えてます。
livedoor プロフィール

fdo964

Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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