ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2009年05月

役立つ読書

2c9df5e1.jpg「何か、仕事に役立つ本ってない?」

ここ最近、私の読書量を知っている友人などから訊かれる質問です。

私もかつては「仕事に役立つ本」と「趣味の本」を分けて捉えていました。
もともと活字中毒と言っても良いほど読書好きですが、いわゆるビジネス書や自己啓発書の類いを読み始めたのはここ数年です。

以前は、そんな本よりも、ルポルタージュやノンフィクションの方がよっぽど良いと思っていました。

しかし、実際に読み始めると、即仕事に応用できそうなことが沢山あり、一時は読書の90%ほどがビジネス書の類いに。
でも、500冊ほど読むと、あまり目新しいことはなくなってきます(もちろん、新たな気づきは常にありますが)。

そして、ビジネス書の類いには、自分に合う・合わないが比較的ハッキリし、自分の中で良い本とダメな本が区別されていました。

ですから、他人に訊かれると「あれ」が良かった「コレ」が良かったと話していました。

でも、最近は「全ての読書は役に立つ」と思うようになりました。
もちろん、おススメしたくなるような「おもしろい(興味深い」本とそうでない本はありますが、考えてみれば本というものは、出版にこぎ着けるまでに多くのハードルを超えています。

相性の善し悪しもあるでしょうが、著者や編集者の意図が必ずあるわけです。

そう考えると、自分がその意図を汲み取れるかどうか、という視点に立つようになってきます。
で、役立つ本という仕分けがなくなってきました。

そうなってくると、購入前に迷うことが少なくなってきてしまい、そのため今の悩みは、やたら買い込んでしまった本が読書速度に追いつけず、部屋を占拠していることに・・・。

我ながら・・・

ff481cac.jpg昨日は、幼稚園での講演会でした。

本当は、毎年交代で歯科医会の会員が行うのですが、たまたま2年連続(と、いうか自ら希望したのですが)。

以前にも散々投稿しましたが、来院者の知識や行動で、病気の程度は大きく左右されます。
ですから、啓蒙活動はとても大切。

最近は、情報が氾濫しているせいか、誤った知識を持っている人が多く見受けられ、またそれが原因で余計な心配をしている人もいらっしゃいます。
それに、ハブラシの話なども大切ですが、ライフステージに応じた情報/行動を知っていただきたい。

そう考えて、講演などの依頼は積極的に引き受けるようにしています。


昨日の私のテーマは、いかに「笑って」もらうか。

心理学の衛藤先生、遺伝子工学の村上先生、そして先日受講した上村先生らがおっしゃるように、学びは楽しくなければダメ。

ただ、堅苦しい話だけでは、受講者の記憶に残りません。

そして、大切なのは話し方。

自分で言うのもなんですが、セミナーで鍛えられたおかげか、随分と余裕を持って意識しながら話せました。
セミナーでは、1分間スピーチ、5分間スピーチ、10分間スピーチといった訓練を何度も受けました。
そのお蔭か、自分がこれから話す話題に何分かかりそうかが解り、当初予定していなかった「余談」も入れる事が計算づくでできた事には、我ながらビックリ。

当然ながら、事前のシュミレーションがあってこそ(これもセミナーで言われたことですが)。


練習する。
場数を踏む。

やはり基本は大切ですね。


ただ、自分がそう思っていても、受講者にとって価値ある内容だったのか?

気になります。
(多少、上手くはなったと思っても、まだまだへっぽこですから)

レソロジカ

0953e6a7.jpg昨日の東京新聞の4コマ漫画(ちびまる子ちゃん)の、お父さんとお母さんの会話。

「え〜と、ビールのCMに出てるヤツ。ホラ、ちょっとシブくて、40歳くらいの・・・・」
「ああ、あれでしょ。3年くらい前に離婚した」
「そうそう」
「養育費のことでもめてた人でしょ」
「うん。それで去年おふくろが死んだアイツ」
「名前以外はいろいろ思い出すのにね・・・・」
「気になるな、名前・・・」

私自身、よくあるのが「えーと、あの映画に出てた、ほら、あの女優が着ていたあれですよ」と言わざる得ない状況に追い込まれ、だいぶ時間がたってから「あの」「あれ」に替わる名詞を思い出すという一時的な物忘れ。

うちの診療室でしゅっちゅうあるのが、皆が顔を覚えていて、誰のことを話したいのか解っているんだけれども名前がでてこない・・・。

この言葉を一時的に忘れる現象を「レソロジカ」というそうです。
なんでも、あの(この場合のあのは意味が違いますが)ユングが認定したそう。

さぁ、今日は、あおば幼稚園で歯科講話です。

レソロジカにならないよう、気をつけなければ・・・・・(^^;

それぞれの工夫

02b84ce6.jpg稲城市では、40歳/50歳/60歳/70歳の年齢の方を対象とした、無料歯科健診を実施しています。

もともと国の施策ですが、その実施状況は、各市町村によってかなり異なります。
最も異なるのが、通知書。

毎年、少しでも受診率を上げようと、歯科医師会と市の健康課で話し合い、様々な試みをしています。
今年は、ハガキサイズで目立つように黄色にしてみました。

ところで、当然ながら私の住む杉並区でも、同じような健診があり、昨日その通知書が届きました。

おもしろいのが、アンケートも同封されていたこと。

『成人歯科健康診査を受診(希望)されない理由をお聞かせください』とあり、
1、職場で受ける機会があるから
2、現在治療中のため
3、歯医者が苦手(怖い)だから
4、健診後の通院をしたくないから
5、歯科健診の重要性がわからないから
6、定期的に健診を受けているから
7、その他
の中から選ぶ(複数回答可)ようになっています。

う〜ん、この7択。
誰が考えたんでしょうね?

いろんな取り組みがあるものです。


蛇足ですが、〜されないという変な敬語が気になってしまいます。
この場合で言えば、〜なさらない、が正しいと思うのですが、私が変なのかしら?

二,五人称の視点

7ff373f8.jpg今更言うまでもありませんが、患者さんに、解り易く説明することはとても大切です。

そして、相手に決断を促す際には、解り易いだけでなく安心/納得がなければいけません。
それを、いかに相手にうまく伝えるか?

そう考えると、視点がとても大切なことに気づかされます。

自分だったら、という一人称の視点。
家族ならば、という二人称の視点。
そして、他人事と見る三人称の視点。

一人称、二人称の視点だけでは感情に走って冷静な専門的判断が下せなくなる。かといって、無味乾燥な三人称の視点であれば、人をモノとしてあつかうことになりかねません。


人を対象とする専門家に求められるのは、一人称二人称を考慮に入れつつ三人称的な専門的判断を下せること。
作家の柳田邦男さんが、医療現場やさまざまな専門職の人々に対して提唱している「二,五人称の視点」。

ただ現状を説明するだけでなく、自分がどの視点を持って話をしているのか。


最近、とても意識しています。

火がつきます

575133a4.jpg昨日は、「組織の心に火をつける」と題したセミナーに出席してきました。

講師の上村氏の話は、初めて聴いたのですが、これがおもしろいのなんのって。
さすが、心理学の衛藤先生に師事なさっただけあって、難しい話を楽しく聴かせてくれます。

ちょうど、今週木曜日に幼稚園での歯科講話を控えているので、自分の話方にも多いに参考になることがありました。


今回、一番心に残った言葉は「意味への意思」。

意味と目的を発見し、実践せんとするのは、人間の根本動機。
要するに、この仕事や人生で「なすべきことをしている」「意味のあることをしている」と思えなければ、パッションやモチベーションは生まれない。

言われてみれば、当たり前。
しかし、具体的な事例を挙げられると、自分には出来ていない事だらけであることに気づかされます。
その他の講演内容も、まったく聴いた事がないという内容ではないのですが、それが実にすっきりとまとめられ、不思議なほど整理されました。

本当に理解できている人の話を聴くということは、こういうことかという、ある種快感さえ感じた講演。

何度でも聴きたいと、心の底から感じました。


セミナー終了後に速攻で場所を移動し、私のホームバーの10周年記念パーティーに。

マスター自らでなく、周囲が勝手に(?)企画/実行した感のある集まりでしたが、だからこそマスターの人柄や普段の姿勢の結果なんだと納得。
自分もこうありたいものです。


ピュアな核

261a1987.jpg昨日取り上げたDMのような、「患者さんを増やす」ための電話・手紙・ファックスが毎日のように来ます。

先日も、私の所属している勉強会の連絡かと勘違いしてでた電話で、延々と営業をかけられました。
キッパリ断ったところ意外そうな反応が返ってきたので、そんなに断る人が少ないのかと逆に訊いてみたところ、ほとんどの方がなんらかの興味を示すそうです。

しかし今の時代、小手先のテクニックで人を動かそうとしても、見透かされます。

来院者の皆さんに支持される歯科医院になりたいと思ったら、やはり「ピュアな核」とも言うべき信念が必要ではないでしょうか?

もちろん、必要なことは沢山あります。
しかし、それらが一貫した核を持たなければ、なにかチグハグ感を伴います。

上目線でエラそうなことを言うわけではありませんが、開業前にどれだけ仕事を好きになり、信念を築き上げるかがとても大切。

安易な道はありません。

気になります

383eadc8.jpg
写真は、先日送られてきたある看板屋さんのパンフレットに掲載されていたもの。

歯科医院を選ぶ理由についてのアンケート結果です。

友人知人の紹介で、がトップ。
続いてが、医院の外観ということで、看板が大切ですよということらしいです。

でも、私が気になるのは「その他」。
何なんでしょうね、その他って。

近いから?
診療時間?
急患対応してもらったから?

こういう少数派の意見。
実は、ヒントの山だったりします。

医療従事者の資格

っっkさて、トレンドを追いかける(笑)当ブログとしては、インフルエンザ話題をもう一つ。

新型と言われるくらいですから、当然ながら病気の特質は正確に解明されているわけではありません。

そこで、もし私の家族が感染してしまったら、私は休診すべきか否か?

ただでさえ予約でご迷惑をかけているうえに、長期休診?
でも、感染の危険がある人間が、多くの人に(しかも至近距離で)接して良いものか?


いろんな考えがあるとは思いますが、私自身は少しでも危険があれば、患者さんを感染の危険に晒すわけにはいかないと思っています。

インフルエンザに限らず、医療関係者の最低条件は、自分自身が健康体であること。

と、いうわけで休診いたします。
で、ヒマだといって出歩くこともいたしません。

感染の拡大を防ぐ基本は「まき散らさない」こと。

すこしでも可能性があれば、局所で処理。
大切です。

あ、その前に強制隔離でしょうが・・・・。

やっぱり品薄

27ca0092.jpg新型インフルエンザが日本に上陸し、感染者が増えてきているようですね。


実は、最初の報道を聴いて、間違いなく日本でも増えるだろうと予想はしました。
エラそうに言う訳ではなく、今や鎖国でもしない限り、海外からの感染症伝播を防ぐ手だてはないのではないと医療関係者は全員思っているんじゃないでしょうか?

ところで、この一連の報道が始まってすぐに、マスクを多めに発注しました。
間違いなく、マスクの売り上げが伸び、歯科医院用マスクも品薄になることが予想されたからです。

案の定、売れに売れているようで、通販会社のマスクはほとんど入荷見込みがたたないほどのようです。

インフルエンザですから、季節的なこともあり、一時をしのげばまた元に戻るでしょうが、腐るものでもありませんし、多めの備蓄は必要です。

しかし、マスクをしているって、決して見栄えの良いものではありませんね。
それに、表情も読みにくいですし。

診療中にマスクをしたまま話をすると、いかに相手に伝わりにくいかが、よく解ります。
livedoor プロフィール

fdo964

Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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