シンプル

先日の日曜にに出席したセミナーには、実は同級生も出席していました。
勉強熱心な彼らしく、私のブログとは異なるナイスな投稿。


ところで、このセミナーでもう一つ私の印象に残ったことが、「シンプルに」ということ。

細かい繊細なテクニックを駆使するので、特別な道具を使うのかと思いきや、通常の市販の道具だけとのこと。
それも２種類（スパチュラと筆）だけ。

特別な道具は必要ない、と何度も強調なさっていました。


勤務医だったころ、院長から「道具をやたら揃えるヤツにロクなのはいない。使い慣れた（使い込んだ）道具がちょっとだけあれば、十分。」と、言われたことを思い出しました。

ヘタクソほど、道具をあれこれ揃えたがるというのが院長の持論だったのですが、いろんなセミナーに出ると、名人と言われる人ほど、本当に良い道具をちょっとだけ使います。

ある領域に達した人は、同じ境地にたつんでしょうね。

69.5%

昨日、歯科医師国家試験の合格発表がありました。

総合格率は、 69.5% とのこと。
大学別に見ると、我が母校は 90% 。

勝手ながら、母校の合格率が高いと、ホッとします。


それにしても、厳しい数字ですね。
私のころは、80%台後半、母校の合格率は98% くらいだったと記憶しています。

今、受けたら私も落ちるかもしれない。
そんな気さえします。

もちろん、ボンクラ歯医者が増えても困りますが、ここまで絞ると、私が引退する年齢の頃には歯科医師不足が社会問題になったりして・・・・。

本だけでは解らないこと

昨日は、株）GCさん主宰の審美歯科セミナーに行ってきました。

この手の流行っぽいセミナーにでるのは、久しぶり。

講師は、イタリアのシエナ大学の教授の M.Ferrari 先生。

さすが、大学で教鞭をとっているだけあって、基礎研究と臨床の両方にまたがる緻密な講義でした。


ところで、昨日教わった内容は、私が大学では教わらなかったこと。
それだけに、本などで情報収集していたのですが、実際に話を聴いてみると、自分の理解が浅かったことが解ります。

大学時代、こんな簡単なことに、どうしてこんなに時間をかけるんだろうと疑問に思ったことがありましたが、だからこそ身に付いたんだな〜と、教育効果を実感。

それにしても、実に細かいところまで拘っている臨床例には、ビックリ。
イタリア人でも、こんなにキチンと細かいところまでやるんだ、と言ったらイタリア人におこられそうですが・・・（笑）

皆、元気だな〜

昨日は、ちょっと早めに診療を切り上げ、八南歯科医師会予算総会に出席してきました。

八南歯科医師会稲城支部支部長というのが、私の肩書きです。


６時半にスタートした総会は、延々と続き、終わったのは午後１１時過ぎ。

診療後にこの長時間の会議。
皆さん、活発な意見がでて、元気ですね。


どちらかというと、私よりもずっと年長の先生方の方が、元気だったような気が・・・・。


う〜ん、世代の違いかしら？

ますます

昨日は、診療後に総武臨床研究会へ。

今回は、４月からの保険改訂に関する勉強会。
巷では、２％のアップなどと言われていますが、実態は全然アップではないようです（始まってみなければわからない部分もありますし）。


年々複雑化し、請求の仕方が難しくなっており、保険の勉強は欠かせません。

診療したことを、そのまま請求すれば良いというものではなく、同じ処置をしても請求できるケースとそうでないケース。
保険で認められている処置とそうでない処置などがあります。


患者さんにしてみれば、この前と同じことをやっているのに、何で窓口の支払い額が違うの？と却って不信感をもたれそうなことも・・・・。

それにしても、２年に一回のこの改訂。
ますますややこしくなってきており、私のボンクラな頭では、いつまでついていけるのか・・・（＾＾；

広告規制

我々開業歯科医が、看板に表記できる内容は、結構厳密に決められています。

特に、標榜科目については、「一般歯科」「矯正歯科」「小児歯科」「歯科口腔外科」のみが現在は認められています。

最近は、インプラントセンターや審美歯科などの看板も珍しくなくなってきましたが、厳密には違法。

でも、実質野放し状態です。

歯科医師会の会員でも、こうした看板を掲げている所もありますし、なかなか遵守されていないのが現実です。

また、インターネットは広告とはされていないので、こちらに関しては全く自由でした。


しかし先頃、厚労省から通達がでて、こうした広告に対する規制が変わってくるようです。
HPなども、一部（PPC広告など）は、規制対象となるようです。


個人的には、医療法の広告規制は一般の受診者に対するアナウンスが少なすぎて、どこを受診すれば良いのか迷うのでは？と思うほどですが、だからといって無視してよいものでもありません。

少なくとも、私の親しい歯科医師は守っていますし。

街を歩いていてこうした看板を見る度に「モラル」という言葉が浮かびます。

やる理由、やらない理由

昨日が最終日だった実習生に、最終日ならではのお話を２０分ほどしました。

うちは、「背中を見て覚えてもらう」というスタイルなので、あまり細かく説明はしませんが（スタッフは細かく面倒をみてくれていますが）、基本的に覚えてもらいたいことだけは、お話しています。


実習生は、おおむね６カ所を回って勉強しますから、実習先によっての診療スタイルの違いにも短期間でいろいろ触れることになります。

私が一番見てもらいたいのは、そのスタイルの違いが生まれた素。

学校で習ったことを、なぜその通りにやるのか？（やらないのか？）
または、見たことも聞いたこともないことを、なぜやるのか？



何に対しても「なぜ？」という疑問を持って見ると、同じように動いていても、動く意味が違ってきます。

どんな些細なことでも必ず意味があります。

その意味に共感できるかどうか？

結構大切なポイントだと思っています。

第２班最終日

今日で、歯科衛生士校実習生の２組目の実習が終了します。

１組目とはずいぶんと雰囲気の異なる２人でしたが、果たしてうちで勉強になったかな？

さすがにもう、４ローテーション目ですから、仕事の流れは把握しており、テキパキと動けますし、ちょっとした先回りもできたりして、「やるな〜」という感じでしたが、うちは手取り足取りという教え方はしないので、もの足りなかったかもしれません。

私自身、先輩から教えてもらうことはありましたが、やはり見て盗むものという意識があったせいか、そういう姿勢でないとなかなか自分の身にはならないという感覚があります。


自分の感覚を押し付けて良いものかと迷うこともありますが、見方を変えればそれがうちの個性。

あと一日。

何かを得てもらいたいところです。

頭も絞って

この２日間、よい天気に恵まれた連休でしたね。

でも天気に関係なく、私には仕事が山積。

特に、６月に歯科衛生士さん向けに講演会をやる予定なので、その内容をどうするかを決めていかねばなりません。
なにしろ、演題すら「お任せ」ですから、まず何をお話するのか？というところから作っていかねばなりません。

もっとも、私の得意分野＆歯科衛生士さんに望むことから演題はあっさり決まりましたが、問題はどこまでお話するのか？

うちの院内の勉強会でも、毎週やってもう２年ほどかかっていますが、まだ足りません。

２時間程度のお話ですから、どうしても主題を絞る必要があります。

２時間って、聞く方は長いかもしれませんが、お話する方にしてみればあっと言う間なんですね。
内容を絞る為に、頭を絞った一日でした。

求めると

先日投稿した教えてください。

早速数人の友人から情報が入っただけでなく、DMや、雑誌などでもタイムリーな講演会情報が入りました。

不思議なものですね。

友人からの情報は、アナウンスしたからでしょうが、DMなどの情報は偶然？

当然ながら、ガンガン申し込み、４月５月は講習会漬け。


アンテナを張っていなければ、情報は入って来ないと言われますが、自分でそう思っていなくてもアンテナが立っていなかったんでしょうね。
反省です。