ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2010年06月

人として生まれてきた以上

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どんな職業でもそうだと思いますが、自分の存在価値(レゾンデートル)を意識していくことは、生きる上でとても大切なことと考えています。

おそらく、中学校時代の先生の影響と思いますが、なぜか常に「これをやって死ぬ時に後悔しないか?」という問い掛けをするクセがわたしにはあります。

歯科医師という職業を選択するときも。
大学を卒業して、勤務医という選択をしたときも。
開業すると決心して、開業地に稲城を選んだときも。
そして、移転するときも。
さらに、実はちょっと仕事で手を抜きたくなったときも・・・。

でも、なぜか明日死ぬ事になった時に絶対後悔する、と思ってしまうんですね。

カッコつけるわけではありませんが、どんな時でも私の背後で「誰かが見ている」んです。

その「誰か」に恥じることをしたくない。


小学校時代から「誰か」は常に私の背後に存在しました。

でも、ここ最近、
「誰か」は私のすぐ後ろに立っています。

自分の弱さを意識するほど近づいて来ます。

今の診療の仕組みで、本当に良いのか?

歯科医師として、存在価値のある仕事をしているのか?
それ以前に、そもそも人として、存在価値のあることをしているのか?

もしかしたら、人生の転換期?

一人ではできません

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ちょっと前に投稿した原点回帰を実践すべく、昨日は院内ロングミーティング。

まずは、スタッフ全員に私のやる気を見せるところから始まります。

今までも、何度か同じようなことを言っていた記憶がありますが、「今回は今までとは別物」ということを理解してもらいたい。

と、言う訳で久々に皆の前で私の考えを延々と語りました。

例えスタッフが少人数でも、全員のベクトルが同じ方向を向かなければ、まとまりは得られません。
まとまりがなければ、それはそのまま患者さんの不安感へ結びつきます。

医院としての力は、私一人でどうこうなるものではなく、全員が結集して初めて為せるもの。

さて、すくなくとも年内にはある程度安定した形にしたいもの。

全員に宿題もお願いしましたが、恐らく毎日考えないと、回答はでません。
これから、毎日の診療にどういう姿勢で臨むか?

それが、うちの20年後を決める事になるでしょう。

「勘」の世界

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治療の処置方針に迷ったとき、とても大切なのが「勘」。

え〜っ?そんな?

なんて言われそうですが、経験から来る勘って、バカにできません。



かなり前に投稿したことがありますが、私の勤務医時代に院長の口癖も「勘」でした。

抜歯すべきか、残すべきか?
歯を削るべきか、様子見で留めておくべきか?
そもそも、今の症状の原因はどこにあるのか?

などなど、日常臨床で迷う事は、枚挙にいとまがありません。

でも、大切なのは場当たり的な勘ではなく、将来を見据えて考えに考えた結果としての予測をベースにした「勘」です。

外れたことはないのか?と、問われると、自分の記憶の中では「ない」と言えると思います。

もちろん、患者さんの中にはうちの診療に不満を持って転院なさった方もいらっしゃるので、全ての結果を把握しているわけではありません。

それでも、確かにエビデンスも大切ですが、口の中だけでなく、患者さんを「人」として診ようとすると理屈でないところが多いのが医療ではないかと思っています。

脱・裏メニュー

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最近、特に思うのがうちの診療の不透明さをなんとかしたいということ。

患者さんの悩みを聴いて、「それならば、こんな方法がありますよ」とお話すると、ほとんどの方がご存知ありません。

確かに、専門家ではないので知らないことは多いでしょうが、それにしても・・・・。

まるでそれでは、そうした診療はレストランなどの裏メニューのよう。


もちろん、患者さんが全てをあらかじめ理解して「こういう風に処置をして」というリクエストができるようになんてことまでは考えてはいません。

ただ、もう少しなんとかならないか?

そんな問題解決に、これから動こうと考えています。

こだわりのスタイル

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一昨日の木曜日は、小学校で歯科健診。

午前中に終わって、午後は久しぶりのOFF!

天気も良く、寝不足もあったので、まったりと過ごしたいと思い、浅草方面のとある喫茶店へ。


実は、お店の存在はかなり前から知ってはいたのですが、なかなか浅草まで足を延ばす機会がないのでどうしても行ってみたかったんですね。

事前に情報は入っていましたが、やはり実際に行ってみると違います(良い意味で)。

店主のコダワリ満載の、合う人には合う、合わない人には合わないという、ハッキリしたお店でした。

幸い、私にはとても心地よい場所。

「これがやりたかっかんですよ」という店主の爽やかな笑顔に、自分の今の仕事を反省させられた一日でもありましたが・・・・(^^;

いつまでも来て欲しいのですが・・・

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もうすぐ、開業して18年になろうとしていますが、いまでも勤務医時代の患者さんが数人、通ってくださっています。
当然ながら、結構な通院時間がかかります。


実は一昨年、私が卒業2年目からず〜っと拝見していた患者さんが、通院をおやめになりました。
千葉の方から来ていただいていたのですが、「もう年なので、往復の通院時間が大変」なのと「息子に心配されるから」というのがその理由。

さみしい気もしますが、私も同感。

それと、緊急時に近所で対応できるようなかかりつけを持ってもらうことは、とても重要と思っています。

いくら、定期健診をしているとは言え、人間の体は老いていきます。
それにともない、様々な問題が出てくるものです。
遠距離では、なかなか素早く対応するということが難しい場合もあります。

本当は、ず〜っと通ってきていただきたいところですが・・・。

実習終了

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昨日で、東邦歯科医療専門学校衛生士科の今年度の臨床実習が終了しました。

今年から始めた臨床実習研修施設。
学生さんには申し訳ないのですが、初めてということもあり、いろいろ不備も多かったと思います。

それにスタッフの負担も多くなり、それに伴う様々な問題もありました。


それでも、実習生が来てくれると、なんだか新しい風が吹き込んでくるようで、私自身は楽しんでいられました。

人を育てることができるかどうかわかりませんが、来年度も続けていきたいとは考えています。

歯並びは、病気か?

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学校歯科健診の時期ということもあり、受診勧告書持参で受診するお子さんが集中しています。

毎年のことですが、勧告書内容と処置内容の差を保護者の方はとても気になさいます。


ムシバありだったのに、なぜ治療しない?(もしくは、治療が済んだばかりなのに、ムシバにチェックが入っている)。
初期ムシバって、何に気をつければ良いのか?
ムシバなしだけれども、ムシバっぽいところがあるのはなぜ?

などなど。

特に「歯並び/噛み合わせ」にチェックが入っていると、必ずといってよいほど質問されます。


学校歯科の健診規定で、こういう歯並びだったらチェックをいれなさいという基準があります。
マジメな先生はそこをチェックするのですが、不真面目な私はチェックしません(^^;。

歯並びは、病気でないというのが、私の考えです。
もちろん、機能的に問題になりそうな場合は別ですが、叢生や空隙歯列などはほとんどルックスの問題と捉えています。

考えてみれば、矯正治療に健康保険が適用されないのも、歯並びそのものが病気でないという考えが基本にあるから。

それを学校歯科の健診で勧告書まで出すべきか?という点については以前に結構論議になりました。

保護者の方にしてみれば、チェックが入っている項目はやはり気になるところでしょうが、いざ治療となると保険が適用されないものまでカバーすべきなのかどうか、疑問です。

鋭い質問

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しつこく続く講演会関係ネタですが、ちょっと感動したのであえて。

今回の講演の持ち時間は、2時間。
事前の準備では、ラスト10分ほどを質疑応答に充てるつもりだったのですが、会場を目にして急遽予定変更しました。

いわゆる「階段教室」なので、そこで何か質問は?と振ってもなかなか手を挙げにくい構造。
私は、「最後に何か質問は?」と訊いて誰も手を挙げないときのあの「シラ〜っとした雰囲気」が苦手なんですよね。
折角の講演も、ラストで台無しになりそうなので、時間ピッタリに(これが、ビックリするほどピッタリ)終わるようにと意識しました。

まぁ、一人くらいは質問に来てくれるかな?と期待していたところ、次々と来てくれるじゃありませんか。
それも、質問内容が鋭いんですよね。

私の講演内容を踏まえた上での、普段の臨床での悩みなど、真剣に臨床に取り組んでいなければでない内容ばかり。

う〜ん、世の中の歯科衛生士さんは、こんなに熱心なのか!と改めて身が引き締まる思い。
負けられません。

講演終了

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昨日、無事(?)歯科衛生士校での講演が終わりました。

休日で、しかも私のような無名の講師にもかかわらず予想以上の多くの衛生士さんが出席してくださいました。

講演内容の満足度については、皆さんからのアンケートを見てみないとわかりませんが、自分としては、意外に緊張することもなく時間通りに終えることができ、まずはホッしています。

とても嬉しかったのが、講演終了後に質問の方が何人もいらしゃったということ。

さすが休みの日にまで勉強しようという意欲のある方達ですから、当然と言えば当然かもしれませんが、40分以上も時間がかかるほどでした(おかげで昼食をほとんど食べ損ねましたが)。

うちの診療室の見学もしたいという申し出もあり、こうした「ヤル気」のある衛生士さんの存在に、歯科界の明るい未来を感じます。


とは言っても、反省点も多々あり、今後どこから講演依頼を受けても大丈夫なように、改善点を忘れないよう整理しておく必要もありますね。

また、折角の休日にもかかわらず出席してくれたうちのスタッフ達にも感謝です。
livedoor プロフィール

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Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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