ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2012年02月

人生に寅さんを

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昨日、届いた本です。

文章はほんのわずかなので、5分もかからず読み終えることができます。

が、この本はそういう本ではなく、写真を見ながら映画のワンシーンを思い浮かべ、ちょっと浸る本。
で、なんだか元気が出ます。

出会いのタイミング(読書編)

忙しいときほど、寸暇を惜しんで本を読みたくなるのが、幼い頃からの私の癖。

我ながら良くこんなに読んだものだと思うほど、多読になります。

実は、今年に入ってからの忙しさは、今までの人生では考えられないほど。
診療の他に、歯科医師会の仕事やプライベートでの雑務に追われています。

ところで、そんな時ほど面白いほどにその時の精神状態を緩和してくれる本に出会うんですね。

今日も朝から3冊読了しましたが、昨日までなにかトンネルの中を進んでいたような気分だった懸念事項から一気に解放されるような本に出会いました。

人との出会いにもいつもタイミングというものを感じますが、本ってよりいっそうそういう傾向にあるように感じます。

じれったい思い

ここのところ、なぜか大型のケースの患者さんが増えています。

大型のケースとは、噛み合わせの大切な部分が崩壊しており、全体的に被せ物や入れ歯などを大幅に作り替える必要のある、おおがかりな治療の必要な症例のこと。

こういう場合、私はまず、なぜこういう事態に陥ってしまったのかを想像するところから始めます。

患者さんに治療の履歴を尋ね、それを基にいままでの治療遍歴を想像し、崩壊への道筋を辿ります。
そうして、問題の素地を(できれば)突き止め、それを起こさせないような方法を考えます。

その考えの元に、仮歯を制作し、実際に使用してもらった時に起こる様々な事象から推測の裏付けを取り、最終的な治療のゴールと設計を決めます。

と、いろいろ書いても、大抵は「多分、こんな感じでいけば、間違いないだろう」というおおまかな設計は頭の中ですぐに出来ます。

で、あそこをこうやって、ここをこうやって、そうするとこうなるからと頭の中で考えると、あっと言う間に治療が終わるような気がします。

が、現実には、なかなか予約の都合が合わなかったり、ということで何ヶ月もかかってしまうこともザラ。

頭の中のあっという間とのギャップに、いつもじれったい思いをします。

もっともっと

昨日の午後は、南多摩保健所主催の摂食嚥下機能障害サポート医研修会へ。

相変わらず、うちの歯科衛生士は全員参加。

そして、2人の患者さんでの実習です。

だんだん、何を見るべきかというポイントを絞れるようになった気はするのですが、でもだからこそ自分に足りないものもどんどん見えて来ます。

これはもう、本当に勉強し、知識を身につけねばならないと思われることが、次々に。

最近は、ちょっと変態が入ってきているのか、こういう課題が目の前に現れると、妙に燃えるんですね〜(笑)

よっしゃ、ここで頑張っちゃおう!って気になるんです。

ある人のブログにも書かれていましたが、人間が、もっとも充実するのは「もっともっと」という時なんだそう。

本当ですね。

集中する環境

今朝は、早くから歯科医師会関係のレポート作り。

いつもよりちょっと早めに起床し、まずは入浴。
そして、部屋の掃除。

決して、課題から逃げようとしているのは無く、何かに集中する時には、環境を整えないと上手くいかないのが私の癖。

ベッドメイクをし、机の上を片付け、資料を見やすいように並べてから、パソコンを起動し、スタート!

早朝のシーンとした空気の中、作業はやっぱり捗ります。

これが、机の上に雑多なものがあったり(普段はそうなんです)、資料をいちいち取り出したりしていると、気が散ってしまい、けっきょくうまく行きません。

これって、普段の診療も一緒。

特に準備の際に、余計なものまで出ていると、すぐにイラっとするのが、私の悪い癖。
でも、過不足無く(ここがポイントなんですが)準備できていると、それだけで気分がノって仕事が進みます。

こういう癖に気づいたのが遅かったので、ちょっといろんなところで回り道をしてしまいましたが、解ってしまえば簡単。

自分をノセル手順。

知っておくと、便利です(^^

空いている時間に・・・

日頃から「忙しい自慢」ばかりしているうちの診療室ですが、患者さんのキャンセルがでたりすると、やっぱりヒマな時間というのはできてしまいます。

そのヒマで空いた時間をどう過ごすか?
私だけかもしれませんが、人のやる気ってこういうちょっとした時間の過ごし方で垣間見ることができるように感じます。

今回の実習生などは、まず一切時間の無駄使いをしません。
引き出しの中を覗いて、器材の使い方をメモしたり、置いてあるパンフレットや冊子類を見たりと、なかなか熱心です。

当然ながら、うちのスタッフも、片付けや整理整頓に余念がありません。

私?

そういうスキマ時間って結構集中できるので、歯科医師会関係のメールや書類作りに当てます。
院長室に籠っているからって、サボっているわけじゃないんですよ〜(笑)。

差別ではなく、独自

昨日の続きのような感じですが・・・。

今や毎日のように、歯科医院経営セミナーの案内が、DMやファックス、メルマガなどで送られて来ます。

医療教育しか受けていない歯科医師は、そういうセミナーを開催している人たちにとっては、良いお客さんなのかもしれません。
もちろん、不必要と言っているわけではなく、どんな業界でも玉石混淆。

良いセミナーも当然あります。

私自身も、今までいくつか受けてきて、良いものも悪いものもありました。
ただ、この善し悪しの判断って、自分のフィーリングに合うかどうかというところが大きなウエイトを占めているような気がします。

昨日の話も、私と相談してきた彼とは感性が違い、いくら説明しても理解できない部分があるようでしたが、それが悪いのではなく、私のところへ来て下さる患者さんとは違う人種の患者さんに彼は支持されるのだろうと思っています。

ただ、私が嫌いなのは、その違いを差別化という言葉で現すこと。
他所との違いを明確にして、来院者を増やしたいという発想はわかりますが、どう差別化するの?と問いたくなることが多々あります。

それに、差別化って、ともすれば他所の悪口が根底にあるような気もしますし。

何度も書いていますが、善し悪しの判断って、医療の分野ではホント難しいんですね。

ですから、他所と比べてどうこうという差別化よりは、自分の信念とブレない軸を打ち出す「独自性」の方がよっぽど大切なのでは?

(と、ちょっと今日はエラそうなことを書いてしまいましたが・・・)

基本に立ち返る

先日、ある歯科医師とお話した時のこと。

本人は、とても熱心で良い人柄なんですが、なぜか患者さんが増えない。
いわゆる「流行っていない歯科医院」の院長です。

どうすれば患者さんが増えるのか(この言い方、好きじゃないんですね。来院者を増やすかならわかりますが)相談を受けたのですが、今までに彼がおこなってきたことを聞いていると、どうも違うという気がしてならないんですね。

例えば、院内の掲示やHP、ニュースレターなどのお知らせ類の作り方などに、私は違和感を覚えるんです。
また、ネットでも、インプラントやホワイトニングのダンピング広告が目立ちますが、安ければやるというのは、ちょっと怖い気がします。

相談してきた彼も、そんな風潮に毒され(?)てか、いちいちピントがずれているような・・・。

でも、患者さんが一番求めていることって、安心感だと思うんですね。
安くても、納得できる安さであれば良いですし、それは高くても一緒。

また、そういう値段の話だけでなく、治療方針や説明方法など、全てに渡って言えることではないかと思います。

医療というのは、相互信頼の上に成り立つものですから、その基本的なところを疎かにしていては話が始まらない。

まずは、その基本を外さないことを心がけるべきではないかと思いました。

ちょっと一息

昨日は、診療後に稲城市歯科医会の予算総会&新年会でした。


私が会長を勤めて、早4年(2期)。
本来でしたら、この3月で引退するはずなのですが、法人法が変わるため、親玉である八南歯科医師会の公益法人化へ向けての事業継続のからみで、もう一期やることに。

そのため、人事などもなるべく大きな変化のないように。
しかし、新しい部署ができたりして、それを誰に引き受けてもらうか?
また、様々な雑用を、どう片付けて行くか?

意外に決めなければならないことが、沢山あります。

幸いにして、現在の理事会のメンバーは、皆協力的で、会長の私はおおまかな指示をだすだけ。
また、困りごとを相談しても、常に意見が多く出るので、安心して会務を進められます。

とは言っても、最終決断は私の仕事。

良く、社長は孤独と言う言葉がありますが、これは院長でも会長でもどこかで共通します。

昨日は、総会後の宴会で会長経験者の先生方とも話をしたのですが、経験者ならではの意見も多くいただき、やはり立場って、なってみないと解らないものなんだな〜と、改めて実感しました。

それにしても、自分としては、あまり向いていないと思われる会長職。
ひとまず、総会が終わるとなんだかちょっとホッとします。

分かち合えれば

昨日、お二人の患者さんに、治療内容を絶賛していただきました。

患者さんの悦びは、即私(&スタッフ)の悦びなのですが・・・・。


実は、お二人とも補綴物に対する評価なんですね。

痛いのが治ったとか、病気が治ったというのではなく、「キレイに(人工の)歯が入った」ことに対する悦び。

確かに、歯科技工指示書に注文をビッシリ書いたのは私ですが、実際に作ってくれた技工士さんの工夫は、きっと私が気づかないところまでやってくれているんだろうと、いつも感謝しています。

ただ、とても残念なのは、私の仕事に対するモチベーションが最も上がるのは患者さんに悦んでいただいたとき。
しかし、歯科技工士さんは、そういう現場に立ち会うことが少ないんですね。

なるべくマメに技工所さんに電話し、「○○さんの前歯、良かったよ〜。患者さんもスゴく悦んでくれたし」という話をするようにはしていますが、やはりナマの患者さんの笑顔にはとうてい及びも付きません。

院内技工であれば、そういう悦びも分かち合えますが、外注技工では、なかなか・・・。

とっても残念なので、なんとかしたい。

そう強く感じた日でした。
livedoor プロフィール

fdo964

Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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