2012年05月

2012年05月20日

膝を付き合わせて・・・

今日は、新しい勉強会の第2回目。

またもや、気合いが入り、起床は4時半。

テキストを読み直したり、過去に受けたベーシックなセミナーの資料を読んだりと、本当に楽しみで仕方ありません。

で、講師よりも遅く着いてはいけませんので、(前回よりはかなりゆっくり家を出ましたが)一番乗りを目指します(^^;



今回の勉強会は、友人の医院で講師の先生の講義と患者さんをお迎えしての実習という方法。

参加人数も5〜7名と少人数なので、気になるところや、疑問点も遠慮なくどんどん訊くことが出来、その濃厚さは、普通のセミナーとは比べ物になりません。

講師の先生も、「膝を付き合わせて学ぶ、こういうスタイルが一番好き」とおっしゃってましたが、改めて今日はその良さを実感しました。

先日も書きましたが、総入れ歯については、どうしても「名人芸」という要素が治療ステップの随所に必ず入ってきます。
講師の先生にとっては普通のことでも、私のような人間には「おおっ!」と思えるテクニックが次々と出てきて、本当にワクワクします。

それを身近で見ることが出来るのも、こういう少人数の勉強会ならでは。

さすがに一日ず〜っと受けると疲れますが、これが不思議と研修内容を反芻しているうちに元気になるんですね。

すでに、システムを変えるべく注文した器材が届くのも楽しみですし、それをどう使ってやろうかと考えていると、今からでも診療室に行きたいくらい(笑)

でも、オーバーヒートで燃え尽きないように押さえなければ・・・(^^;


fdo964 at 22:30|PermalinkComments(0)休診日の活動 

2012年05月19日

レベルアップは全体に及ぶ

今月から始まった、内輪のセミナー。

一回目は、本当に基本中の基本からのスタート。

見方によっては、「何をいまさら」かもしれませんが、実はそういう今さらな事が実力を測るバロメーターになります。
どんな仕事でも、基本的なところ、そして些細なことをおざなりにしては、良い結果なぞ望むべくもありません。

ところで、今回のセミナーは、自費で良い入れ歯が自信を持って作成できるようになるためというのが、私の目標。

でもじゃあ、そのやり方は自費の時にしかしないのか?というと、実は保険診療にもどんどん応用します。
と、いうよりも、普段からやっていなければ、いざというときにできないんですね。

特別だからと普段やりつけていないことをやると、必ず失敗します。

自分も慣れていませんし、ましてやスタッフはもっと慣れてません。
慣れないことは、うまくいかないということを、今まで散々経験していますから、しばらくは採算度外視で保険だろうがなんだろうがどんどんやる。

そのうち、無駄なところが削ぎ落とされて、自分のやりやすい/失敗のない方法が確立されてきます。

つまり、どこかひとつをレベルアップしようとすると、それは必ず回りもレベルアップさせるんですね。


fdo964 at 18:17|PermalinkComments(0)診療姿勢 

2012年05月18日

ツイてる?ツイてない?

昨日の休診日は、午前中に保育園の健診。
そのまま、ちょっとサボっていた各種手続きのため、銀行やら警察署やらと、移動してから友人のチャリティコンサートへ。

気持ちの良い音楽と、楽しい仲間との語らいで、すっかり酔っぱらってしまい、なんと生まれて初めて財布をなくしてしまいました。

気づいたのは、最後の呑み会の支払いをしようとしたとき。
それまでゴキゲンなヘベレケ状態だったのが、一気に冷めてしまい・・・・。

あわてて、途中に乗ったタクシー会社に電話したところ、何と運転手さんが財布を預かってくれているとのこと。
財布の形状を訊かれ答えたところピッタリ一致したのですが、そのタクシー会社の車庫は随分と遠いところにあるとのこと。

そこで困っていたところ、これまた何と、その運転手さんが乗せたお客さんが、ちょうど私のいるところの近くを指定したとかで、近所で待ち合わせし、そのまま自宅に送ってもらうことにしました。

返してもらった財布を見ると、現金もカード類もそのまま。

実は、現金よりも、財布そのもの。
それと財布に入れてあるお守りがとても大切だったんですね。

もちろん、運転手さんにはたっぷり(?)とお礼をはずみ、気分良く帰宅できました。

2012年05月17日

元気になる健診

今日は、朝から保育園の歯科健診へ。

休みの日まで健診って、大変でしょ?と言われますが、保育園の健診って、意外に楽しみなんです。

ひとつには、毎年如実にムシバが減っていることを実感できるから。

今年も、昨年とは比べ物にならないほど未処置歯の数が減っており、ムシバ罹患率の高い=稲城市という図式からだんだん遠ざかっているように感じました。

そして、もうひとつに子ども達のパワーが伝わってきて、こちらが元気になれること。

生命力とでも表現すれば良いのか、波動が伝わってくるというのか、なぜか健診後にはいつも元気になってしまうんです。


不思議なもので、これが小学校でも低学年から高学年と年齢が上がるにつれ、そうした元気を貰えなくなります。

ただ、小学校高学年の健診には、別の楽しみもあり、これはこれでまたやりがいがあるんですね。


とは言え、ず〜っと口の中ばかり覗いていると、目眩がしそうになることもありますが・・・(笑)

fdo964 at 15:43|PermalinkComments(0)休診日の活動 

2012年05月16日

価格のジレンマ 最終回

さて、ああだこうだといろいろ書きましたが、私の抱える問題点は以下に集約されます。

上手な技工士さんには、その技術に応じた賃金を支払うべき。
そうなると、患者さんに請求する治療費もそれなりの額に。
しかし、果たして自分の腕前で、その金額に相当する医療内容を提供できるのか?

特に総入れ歯の時にそう感じることが多く、その対策には歯科医師になって以来、ず〜っと悩まされています。

勤務医時代から、ある総入れ歯の作成方法を勉強しつづけ、開業時にそのシステムを導入しようとしたところ、なぜかメーカーが改良版に変更してしまったため、断念したことがあります。
断念した主な理由は、経済的な問題。

あまりにも器材が高額で、なおかつそのシステムを理解して作成してくれる技工所さんの価格が高額だったからです。

もちろん、いくら高額でも、私がそれを使いこなし、結果をキチンと出せれば何の問題もないはず。

しかし、こと総入れ歯となると、どうしても「名人芸」的な要素がどこかに入ってきてしまいます。

結局のところ、自分の腕前に対する自信のなさが全ての根源であることは百も承知。

実は、今回5月から始まった勉強会は、そこの立て直しを目標にしています。

fdo964 at 18:53|PermalinkComments(0)雑感 

2012年05月15日

困る「原因不明」

なぜか、今日の朝から、メールが受信できません。

送信はできるのですが、ここのところ、仕事関係の連絡はすべてメールですから、本当に困ります。

さらに困るのが、原因が解らないということ。

対処のしようもなく、自然回復を待っています(^^;

2012年05月14日

価格のジレンマ 3

価格に見合った内容の処置なのかどうかという判断(評価)は、しかしそう簡単なものではありませんし、誰もが納得する評価方法などはないでしょう。

ひとつの目安としては、月並みですが患者さんの満足度。
あやふやで、客観性には欠けますが、これは最低限必要なことと思います。

その他、噛み合わせやフィット具合、色調など、ある程度客観性を持つ評価方法もありますが、これとて歯科医師の考え方で変化します。

しかし、そんなことよりももっとも私がジレンマを感じること。

それは、材料代がかかる(要は原価が高い)処置をするときに、でもそれだけかけるだけの結果が予測しにくい場合なんですね。

fdo964 at 18:53|PermalinkComments(0)雑感 

2012年05月13日

価格のジレンマ 2

以前にも書きましたが、価格が国に統制されている保険診療は仕方が無いとして、価格設定を自由にできる自費診療では、本来であれば術者(歯医者)の自信と腕前でその差がでても当然なわけです。

漫画、「ブラックジャック」などは、解り易い例ではないでしょうか?

もちろん、現在でもその差はあります。

例えば、総入れ歯で言えば、私の知る限り、もっとも安いところは(上下で)15万円程度。
もっとも高いところは、350万円ほど。

おそらく、患者さんだけでなく、歯科医師からみても、その差は何?と言いたくなるほどの価格差。


私自身、250万円の価格設定をしているある大家のところに半年ほど通って研修を受けたことがありますが、内容を知ると、たしかにこのくらいの価格はしても当然かも?と思いました。

しかし、このような極端な差がある一方、「相場」というものもあります。

そのせいか、コレで自費診療?と感じるような例も患者さんの口腔内で散見されます。
「お金をかけたのに、すぐダメになった」と言われてしまうケースなどもありますし。

実際のところ、このくらいのお金をかければ、これだけの結果が得られますよ、という相関性が歯科治療にはないのではないか?というところが、患者さんの不安の大きな理由ではないかと個人的には考えています。

fdo964 at 08:06|PermalinkComments(0)雑感 

2012年05月12日

価格のジレンマ 1

ずいぶん前に聴いた話なので、最近にも当て嵌まるかどうかわかりませんが。

歯科技工士さんの離職率の高さについては、業界では問題視されてきたことです。

簡単に言えば、仕事がキツい割に、身入りが少ないのがその大きな理由のひとつ。
そして、歯科技工士を辞めた人たちの再就職先として人気なのが、宝飾業界なんだそうです(あくまで、伝聞ですが)。

それまでの、詰め物、被せ物を作る技術がそのまま生かせるわけですから、たしかに「腕は生かせる」と思います。
また、場所によっては技工士よりもずっと良い給料もあるとか。

しかし、誤解を恐れずに言えば、歯に詰めるもの、被せるものは、一点・一点すべて手作りのフルオーダーメイドで、なおかつピッタリにフィットさせなければなりません。

それにくらべ、指輪などは、多少のフィットの甘さなどは問題視されません(もちろん、デザインを忠実に再現するといった精度は必要でしょうが)。

そして、指輪には何万円もお金を使う人たちが、歯の治療では数千円でも惜しむ傾向があります。

時々、数万円の自費の説明をすると「一生、持ちますか?」という質問を受けますが、いったい世の中でフルオーダーメイドの手作り品で、しかも毎日使っているものがあるでしょうか?
そしてまた、そういったものに、一生持つような耐久性を求めるでしょうか?(歯科治療以外で)


もちろん、こういったモノの価値というのは、個人の価値観。
それに、現在の医療費の値段は保険診療が基準になっていますから、数万円という単位は高いと感じるのも解ります(私もそう思うことがありますから)。

さて、今回このようなことを書いたのは、一昨日のセミナーでいろいろと考えることがあったから。

一方的に、今の医療費が安いと嘆くつもりもありませんし、保険診療を否定するつもりもありません。

fdo964 at 18:54|PermalinkComments(0)雑感 

2012年05月11日

勢いがあるうちに

昨日は、朝から夕方まで少人数でのセミナーに参加してきました。

さすが、こういうプライベートなセミナーに積極的に参加しようという人ばかりの集まりで、内容のレベルも高く、有意義な一日でした。

講師の先生は、全然エラぶらず、ざっくばらんに何でも訊けば教えてくれるというスタイルで、気軽に普段の臨床での疑問点も訊くことができ、それまで悩んでいたこと、迷っていたことがずいぶん払拭されました。

半面、課題も増え、悩みが減ったのか、増えたのか?という感じです(笑)

ひとまず、以前から迷っていた器材はやはり購入すべきとの結論に達しましたが、これが結構高価なんですね(^^;

当面、私はおいそれと呑みにもいけない状況になりそうですが、でも仕事が楽しくなる方が優先です。

こういうことって、勢いのあるうちにどんどん行動しないと、熱が冷めると絶対に行動できないんですね。

早速、今日から動きます。

fdo964 at 08:13|PermalinkComments(0)診療姿勢