2013年03月
2013年03月30日
2013年03月29日
8周年
今日で、このブログを始めてちょうど8年。
実は、最初の投稿の時間を見ると午前1時過ぎになっているのですが、これは28日の8時ころから始めたのに、投稿できたのが5時間後だったんですね。
とにかく、何度やっても思い通りにいかない。
何回もパソコンを殴ってやろうかと思いましたが、そんなことしても無意味ですから、ひたすら渡されたマニュアルを読み直し、やり直し、読み直し、やり直しの繰り返しでした。
ただ、自分でも意外だったのが始めてしまえば、あとは簡単だったこと。
書きたいことは山のようにありましたから、多い時は、一日5投稿したことも。
愚痴、不満、悪口を書かず、毎日投稿をポリシーに書いてきましたが、もう一つ、気を付けていたことがあります。
それは、誤字脱字。
少し前に、ある患者さんから「先生のブログはずっと読んでるけど、誤字脱字がないね〜」と、言われ、かなり嬉しかったものです。
それと、おかしな言い回しを使わない事。
正しい日本語とまでは言いませんが、首をひねりたくなるようなことを書けば、それはわざわざ恥を晒すようなもので、さらには歯科医師としての腕前までも疑われるかも?という思いでいます。
残念ながら、毎日更新は崩れましたが、今後も続けていきますのでよろしくお願いいたします。
2013年03月28日
歯科医師会の活動
稲城市歯科医会の会長になって、まる5年。
一期2年ですから、三期目の半分が過ぎたことになります。
通常、二期4年でお役御免なのが、この役職。
どころか、稲城ではずっと一期2年で終了というパターンでした。
しかし、ちょうど私の時に、公益法人化がすすみ、辞めるに辞められない状況に。
開業し、入会した当時は、歯科医師会の仕事が面倒で逃げ回っていたので、当時を知る先生からは「藤本君が、こんなに一生懸命、会の仕事をするようになるとは、思わなかったよ」と言われます(^^;
確か、理事依頼を断ったこともあり(前代未聞だったそうです)、それはそうだろうな〜と、我ながら当時の行動にはあきれるばかり。
ですから、昨今、新規開業者が、歯科医師会への入会を敬遠する傾向にあるのも、よ〜く解ります。
しかし、自分が様々な役職を経験して言えるのは、歯科医師会に入会し、その活動に従事することは、結局自分の医院にとって(そして、自分自身にとって)プラスになるということです。
非会員が自分のことしか考えないとまでは思いませんが、自分の診療をある程度犠牲にして会のために活動するということは、地域のためにとても大切なこと。
また、そういうことを、もっと一般の方にも知ってもらいたいと思います。
2013年03月27日
必ず電話で
歯を削るドリルのようなものを、「タービンバー」と呼びます。
もしくは、ダイヤモンドバー(ダイヤでないものもあるんですが)。
この「バー」というもの。
様々なメーカーがあるのですが、私は勤務医の時からず〜っと同じメーカーのものを使い続けています。
もちろん、他のメーカーのものも使ったことはありますが、結局戻っています。
性能と価格のバランスが良いということもありますが、会社の姿勢が好きなんですね。
細かいことはさておき、その姿勢が電話応対にでているので、いつも電話で注文します(ファックスやメールでも対応しているのですが)。
とにかく、派手なところが一切なく、淡々としているのですが、どなたが出ても、その的確な対応/聞き返すこと無く相手のいうことをキチンと聴き取っているところなど、いつも電話を切って爽やかな気持ちになります。
もう、25年以上のお付き合い(って、相手が私のことを覚えているかどうかは解りませんが)ですが、一度も不快な気持ちになったことがないというのは、本当に凄いこと。
昨日、久しぶりに電話注文したのですが、相変わらずの対応に、もの凄く安心します。
日向和田精密さん、これからもよろしくお願いいたします。
2013年03月26日
正直に
昨日は、月一のロングミーティング。
毎月、なにがしかの問題解決のために行っていますが、昨日は、現在の診療体制について、私が感じている事を正直にスタッフに伝えました。
当然ながら、こうした問題点は、私よりもスタッフの方が敏感に感じていることが多く、その解決の方法についても、私が思っている事とは異なる考えが出てきます。
私の役割は、それを言いやすくすること。
院長に遠慮し、患者さんに気配りし、ということを続けていれば、スタッフは疲弊してしまいます。
もちろん、スタッフは一生懸命両者に気遣いしてくれているわけで、それを前提にこちらも提案事項を出します。
いつも気を付けているのは、「スタッフには正直に」ということ。
実際、格好つけても見透かされますし、そんなトップには人はついてきてくれません。
幸い、うちは「人」に恵まれているので、いつも良い雰囲気でミーティングが出来ています。
2013年03月23日
ブログの目的
うっかりしていて、なんと1週間もブログをアップしていませんでした。
月日の経つのは、早いものですね。
ところで、このブログは、2005年3月29日にスタートしましたから、まもなく丸8年になります。
ブログを続けていると、「よく、そんなに書くことがありますね」とか「毎日書くコツってあるんですか?」ということを訊かれます。
始めてはみたものの、ネタが尽きたり、やる気が起きずに挫折する方が多いようです。
当初は、勉強会の宿題で嫌々始めたのですが、やる以上はそれに見合う結果を目指したいと、私には珍しくいろいろ考えました。
まず、目的。
これはもう、診療時間中に患者さんに説明しきれないことを伝えたいということ。
治療の内容とそれに付随する目的/方法/その治療をするに至った考え方などを皆さんに知って頂きたい。
これに尽きました。
一時は、患者さんから「教科書みたい」と評されたこともありますが、私がどこへ出かけようが、何を食べようが、そんなことを書いてどうする?と思っていました(そういうブログって多いので)
しかし、当然ながらネタは少なくなって来ます(^^;
また、意外にプライベートな内容が、患者さんとの距離を縮めてくれることにも気づきました。
ですから、つづけていくうちに、内容も変わってきています。
次に、毎日更新。
おそらく、7年目くらいまでは、毎日更新していたと思います。
ただ、舞台裏を明かすと、診療中に「あっ、これはブログに書かねば!」という出来事があった時にメモしておき、時間がある時にまとめ書き。
あとは、それを小出しに投稿するということもやっています。
パソコンの前に座り、さぁ、何を書こうかと考えても、そうそう思い浮かぶものではありません。
また、そうしておけば、意外に時間もかからないんですね。
毎日書いている時に、そんな時間を診療や勉強に振り向けるべきではないか?というコメントをいただいたこともありますが、おそらく1投稿にかかる時間が長くても15分程度。
写真を入れず、文章だけであれば、5分とかからないことも。
と、いろいろ自分なりに工夫はして続けて来ましたが、なかなかモチベーションという点で難しくなって来ています。
きっぱりやめるつもりは今の所ありませんが、更新頻度はちょっと下がるかもしれません。
2013年03月16日
品質管理 2
型を採る時に気を遣うだけでなく、一連の工程において、できるだけ一定条件を保ち、ミスを減らし、品質を安定させることは、「ハンドメイド」の作業ではとても重要。
こういったところは、技術の上手い下手ではなく、「誰がやっても、ある程度の品質は必ず保たれる」ということを重視しています。
知らない人が見たら、何か解らない今日の写真は、真空練和器。
型を採ったら、そこに石膏を注いで模型を作製するわけですが、その混ぜ方も、一定にする必要があります。
当然、計量は必須です ↓
で、混ぜる時に空気が混入しないように、真空状態で練る。
美しく歯を削る腕前はもちろん必要ですが、こんなところも絶対ないがしろにはできません。
2013年03月15日
品質管理
東京・多摩地方もだんだん春めいてきて、昼間はかなり暑いと感じるほどになってきました。
が、朝夕は、まだちょっとばかり冷え込みます。
この季節、いつもこの気温の変化に神経質になります。
まずは、室温。
朝は暖房、昼前あたりから冷房に切り替え、夕方はドライ。
そして、もっとも気を遣うのが、印象用(型採り)の水の温度。
冷た過ぎても駄目ですし、暖まればもっと駄目。
ですから、冷蔵庫の冷え冷えの水も用意しておき、マメに水温調整しています。
以前は、保冷ポットを使っていたこともありますが、それだと微妙な量加減ができないんですね。
なにしろ、一定の粉に対し、20ml、もしくは22mlと使い分けたりしますから、細かい調整ができない容器は使えません。
写真のような、先端の細い容器が絶対必要に。
慣れてくると、グローブをした手で触っても、水温が不適切な時は解ります。
そして、写真にも写っているように、タイマーで硬化時間管理。
ちなみに、奥に写っているタッパに、すべて計量した印象材を小分けにして使っています。
こうした細かい積み重ねが、出来上がりを大きく左右します。
これはもう、自分でも驚くほど。
数値で顕される材料の決まりは、キチンと守る。
鉄則ではないでしょうか?
2013年03月13日
2013年03月12日
無謀な投資にならぬよう・・・
スイス研修で教わり、発注した器材が、本日、ようやく全部揃いました。
帰国3日目に、年末に発注したものが届き。
そして、2月に一部が届き。
今日届いた器材で、すべて揃ったのですが、最後に揃った器材がなければ診断ができないという患者さんが、素晴らしいタイミングでご来院。
実は、今回購入したものは、正直かなり高額で、だからと言って、売り上げに直接結びつく器材ではないんですね。
ですから、購入申し込みもちょっと迷ったのですが、たとえ売り上げには結びつかなくても、治療結果と患者さんの満足度に結びつくのは間違いないので、思い切りました。
やはり、自分が自信を持って臨床に臨むためには、持っている知識をフルに活用できる環境が必要です。
とは言え、無謀な投資が医院倒産理由のナンバー1ですから、これが無謀な投資とならぬよう、気合いを入れて使いこなせるよう、これからの精進が大切ですね。