ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2013年06月

思い込み

今朝、大学の同窓会報が届いたので、なんとなくパラパラとめくっていたところ、新しい委員会の紹介が掲載されているのが、目に留りました。

若手NW委員会。

若手歯科医師の支援を目的に立ち上げられたそうです。

へぇ〜そうなんだ。

どんなことをしてくれるのかな?

と、思いながら読んでいたところ、委員長は私の同級生(^^;

・・・・ってことは、私は支援される側じゃなく、支援する側なのね?



もはや、私はそんな世代なのですね。

と今さらながら、実感です。

でもって、未だ未熟な自分に絶句・・・(^^;

もっと、知って欲しいこと

先日、とある広報誌に原稿を書いて欲しいと依頼を受ました。

ちょっと安直ですが、そのまま転載します(まだ、広報誌は未発行ですが)





 医科のように、多様な科があるわけではありませんが、歯科にも小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科と標榜されるような科があります。そして、いわゆる一般歯科の中にも科と標榜はされないものの、歯科医師によって、得意とする分野・好きな分野があります。
 私にも好きな分野がいくつかありますが、そのうちのひとつが金属のフレームを用いた設計で作製する(部分)入れ歯の治療。金属床と総称されますが、プラスチックで作製する入れ歯と比較すると、精度や強度に優れ、その特質を生かした型の採り方や設計の自由度など多くのメリットがあります。
 しかし残念なことに、保険制度では認められていません。
 保険診療と自費診療については、内容や差がわかりにくく、どちらが良いのか選択に迷うところだと思います。そんな中でも金属床は、患者さんにその違いをハッキリ実感してもらえる分野ではないかと思っています。
 もちろん、被せものやブリッジといった他の分野の自費診療でもルックスが良くなった、咬み易くなったということは実感されることでしょうが、保険でも自費でも同じ「入れ歯」と呼ばれても、その差は別物?と思えるほどではないかと、個人的な経験から感じています。見た目やしゃべりやすさ、違和感の少なさといった快適度の違いから、力が入る、食べカスが入りにくいといった機能面でも多くの患者さんがその違いを実感していらっしゃる様子が伺えるからです。
 ただ、誰にでも向いているという訳ではありませんし、事前の診査/設計/準備/手技/技工士さんとの連携など、多くの課題をクリアしなければならず、また不備なところがあると一発で患者さんに解られてしまうという、ある意味歯科医師の「腕のみせどころ」が大きくでるところ。
 だからこそ、上手くいった時の患者さんの悦びは大きく、またそれは歯科医師としての悦びでもあります。
 あまり一般に知られていない地味な分野ですが、もっと多くの悩める患者さんにその良さを知っていただきたいと切に願っています。

名称は、一緒でも

昨日のブログで紹介したアルタードキャストテクニック。

以前から、いわゆる金属の部分義歯作製のときには、かならずやっていましたが、このテクニックも奥が深く、現在はまったく異なる手法を用いています。

歯科医師によっては、このテクニックをまったくやらないところもありますが、私は必須のものと考えています。
同じ金属部分義歯と言っても、そして見た目があまり変わらないように見えても、使い心地には大きな差がでます。

患者さんにとってみれば、通院回数が一回増え、しかもかなり疲れる処置ですが、長く快適に使えるようにするには、大切なプロセス。


と、エラそうに書いていても、やっている私自身のテクニックがお粗末ではやらない方がマシ。

アルタードキャスト、うちもやっているよ、と言われても、その内容には歯科医師によってかなり内容が違ったりもしますし・・・・(^^;




趣味診療?

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歯科医師には、だれでもそうだと思いますが、得意な分野。
もしくは、好きな分野があります。

私の場合は、歯周病の治療と、入れ歯の治療。

特に、部分入れ歯については、我ながら趣味?と思うほど、凝ってしまいます。

写真は、金属でフレームを作っている部分義歯の型をとったところ。

アルタードキャスト印象と言いますが、これに要する時間は、1時間たっぷりかかります。
しかも、他にアポイントをまったく入れず、一人の患者さんに掛かりっきりで。

採算を考えると、「う〜ん・・・・」となりますが、自分が自信を持って患者さんに提供したいと思うと、やはり必須。

患者さんの笑顔が、採算ですかね?



既往歴を読む

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定期健診は別として、治療を希望して来院なさる患者さんは、当たり前ですが様々な問題を抱えています。

たとえ初期ムシバだけでも、ブラッシングや食生活に問題があったり。
それに、今まで罹った歯科医院でどんな風に治療されてきたかという問題。

忙しいからと、場当たり的な治療で終わっていたり。
痛い目にあって、二度と歯医者には罹りたくないと、思っていたり。
怖いという気持ちから、悪いとは知りつつ放置していたり。

そういった様々な問題があって、現在があるわけです。

ですから、現在の状態に陥るまでに、どういったプロセスを辿って来たのかを知ることはとても大切。

写真の模型は、赤のラインが概ね理想的な噛む位置。
歯を失ってから放置していた時間が長かったので、歯の位置が動いてしまっているんですね。

ある日突然こうなるわけではありませんから、今までの治療経験を詳しく伺い、そのお話から想像し、問題が起こりそうなところをリストアップしていくのも、大切な事前準備の一つ。

現状だけで治療方針を決定するのは、ちょっと怖いかな?と個人的には考えています。


意思疎通のため

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さて、たとえ全顎的な治療でなくとも、患者さんとの意思疎通(インフォームドコンセント)は必須ですが、それ以上(?)に大切なのは、作ってくれる技工士さんとの意思疎通。

ですから、こんな簡単なのも?と思われるようなケースでも事前にチェックすることはしょっちゅうです。

自分がこれで良かろうと思っていても、経験豊富な技工士さんならではのアイディアなどが出て来ますので、甘く見てはいけません。

技工士さんに「ここをこうすればもっと良いのにな〜」とおもわれながら仕事をさせるということは、できるだけ避けたいのですね。

もちろん、技工士さんの言いなりになるわけでなく、自分の意見と技工士さんの意見との擦り合わせをした結果で治療計画を決めます。

今は、離れていてもメールで写真や動画も送れますから、それを使ってお互いに情報を共有します。
でも、最終的には電話での話し合いに勝るものはありませんね。

本当は、技工士さん立ち会いのもとでやれば完璧でしょうが、そうなると患者さんの支払いも青天井(^^;

できるだけリーズナブルで最大限の効果をあげるために、様々な工夫をしています。


事前準備と仕込み

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一昨日投稿した内容を、もう少し具体的に紹介したいと思います。

と、いうのもここ最近、本当にこういう治療を必要とする患者さんが多く、しかも比較的遠隔地から通院してくださるので、説明時間を短縮したいという姑息な目的があるからです。

一昨日、全顎的な治療と書きましたが、解りやすくいえば、噛み合わせを根本から変える勢いで全体を治療するということです。

当然ながら、現状の問題点を洗い出し、修正すべきところを計測し、治療計画をたて、患者さんに説明し、同意を得たら治療開始。

と、いうことは、すぐに治療にかかれるわけでなく、様々な診査が必要になり、治療計画をお話できる段階まででも数回の通院が必要です。

それをすべてここで述べると大変なので、いわゆる入れ歯を作る場合に絞って話を進めたいと思います。

写真は、最初の段階の型を採って作成した模型で、今後どう治すべきか検討した模型。

こうした事前の準備と検討なしに、治療に着手することはできません。

じれったいところです

ここのところ、全顎的な治療が必要な患者さんが、多くなって来ています。

被せてあるものを多数外し、新しくやり変え、場合によっては入れ歯も作るというパターン。

模型を採って診断すると、ここはこうやって、ここはこう治して、と、ゴールだけはすぐに見えて来るケースと、そうでないケースがあります。

ゴールが見えて来るケースの場合には、ただひたすらそのゴールに向かってミスのないよう突っ走るだけ。
なので、一刻も早く治療を終わらせ、快適に噛める状態にして差し上げたい。


と、こちらは思っているのですが、現実には、なかなかアポイントの都合が合わなかったり、(当然ですが)技工士さんの作成日数が多くかかったりということもあり、終了がかなり先になるケースが多いんですね。

う〜ん、私の頭の中では終了時のお口の中が鮮明に思い浮かぶのですが、それがハッキリ浮かぶだけに、そこに辿り着くまでの時間がじれったい。

うちのシステムとして、どうにかならないか検討の余地ありですね。

自分の価値

自分は、生きていていいのかな?

歯医者なんかやっていいのかな?

そんなことを、しょっちゅう考えます。

自分の価値。
存在意義。

あまり深く考える事はないと思いますが、ちょっと自分が気づかなかったことを知ると、己の底の浅さに辟易としたりして・・・。

予習

おそらく歯科の世界は、異常に講習会や研修会の多い業界ではないかと、歯科雑誌などを見ていると感じます。

メジャーな研修会の予定日程表などを見ると、全国至る所で、ほんとにまあ、よくこんなにとあきれるほど。

そんな星の数(かなりオオゲサ)ほど多く開催される中から自分が行きたいものを選ぶのも一苦労。

きっと、研修会に全然参加しない歯科医師などは、この「選ぶ」プロセスが面倒なのかな?と思うほど。


私の場合は、信頼する友人などの評判や自分の弱点を補強する内容のものを選ぶ傾向にあります。

表題がどんなに興味あるものでも、講師の話が下手ではどうしようもありませんし。

で、良い講師を見つけると、事前にその人が執筆している論文や成書を読んでから研修会に臨むようにしています。

livedoor プロフィール

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Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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