ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

2016年05月

負けられません

DSC021265月28日(土)、29日(日)の2日間、岐阜県土岐市の「ふじもと歯科」さんで出張講演会を行ってきました。

ちなみにうちと同名、しかも平仮名なところも一緒ですが、分院やフランチャイズでもなく、また親戚でもない全くの偶然。

今回は、院長の藤本先生を始めとする30代の若手歯科医師に対して、日常臨床での大切なポイントの理解を深める講義と、それを実施するための実習という二本立て。

約10名の参加者は、皆さんビックリするほど熱心で、積極的。

こちらもその雰囲気に引きずられ、結局朝の8時半から夕方5時過ぎまで昼食に30分ほど休憩した以外はぶっ通しというハード、でも充実した一日となりました。

それにしても、久しぶりに「負けるもんか!」という気にさせられた皆さんの情熱。

おかげで、今日は体は疲れていましたが、気持の充実した一日でした。

研修受講効果を上げるために

Fgh1769rあまりエラそうなことは言いたくないのですが、それでも最近、ちょっと気づいたことを・・・。

何度も書いていますが、今年の2月から歯科医師向けの講演会の講師を務めました。
今までは受講側だったので、主催者側に回ったのは初めての経験(歯科衛生士向け、歯科技工士向け、一般の方向けの講演会は何度も経験していますが)。

で、受講者に対し、毎回もったないな〜と思うことがあります。
それは、「受講感想アンケートを書かないこと」。


例えば、大抵のアンケート用紙には参加して良かった内容について具体的に書く欄があります。
実は、この欄を読み手に解り易く書こうとすると、それを意識して講師の話に耳を傾けなければ、意外に書けないものです。
そして、それを意識して聴くという姿勢を持っているだけで、受講内容を自分のモノにできる度合いはグンと上がります。

なので、このアンケートに事細かく記入する人が少ない(幸い、ゼロではなかったですが)ことには、残念な気持になります。

良く言われる「アウトプットは最大のインプット」の第一歩なんですが、アンケートの選択欄に単純に○をつけるだけでは、残念ながら・・・。

基本

DSC_1885昨日で一段落の、私自身が講師の講演会。

ひとまず、無事終了してホッとしました。

今回の講演会は、和田精密歯研さんという大手の技工所さんとのコラボですから、目的は受講者の先生方が和田精密歯研さんに技工を発注する量を増やす事。
しかし、単に利益誘導に関わっているわけではなく、私自身が和田精密歯研さんの担当者に心から満足しているからこその、講師受諾です。

そして、大切なのは単に量を増やすだけでなく、その質の向上。

ともすれば独りよがりになりやすい開業医であるうえに、その臨床テクニックは多岐に渡るため、意外に簡単(だけど効果が高い)な方法を知らなかったり、材料の知識も少なかったりすることがあります。

今回の講演では、私のやり方をご紹介しましたが、これがベストではなく、私自身も進化中です。
が、ここ数年はこのやり方でトラブルが無いので、このテクニックの長所・短所を理解したうえで応用してもらえればなと思っています。

テキトーな手技で大切なところは技工士さんまかせ。
だけど患者さんからはしっかり集金となると、今日のイラストのように歯科医師は搾取者という皮肉を言われますからね。

人と人との距離

Tpl00400pさて、今日は和田精密歯研さんとのコラボ研修会。

2月から、横浜・船堀・大宮と続いた関東巡業(?)の最終回です。

初っぱなはかなり緊張しましたが、やはり場数を踏むことは大切で、毎回それなりに落ち着いて内容も吟味出来るようになって来ました。

もちろん、油断と慢心は禁物。
今朝も、頭の中でシュミレーションです。

毎回そうなのですが、前日に担当者の方々との懇親会を行っています。
私のギャラはいつもこれで無くなるのですが(笑)、普段、顔を合わせていてもなかなかゆっくり話す機会が無いので、とても貴重な時間になっています。

特に、昨晩は私の診療室を直接担当して下さっている立川営業所さんの面々だったので、いつになく盛り上がりました。

一緒に食事をし、お酒を呑むという行為は、人と人の距離を縮めてくれますね。

才能

498b1ce4.jpg昨日は、診療後にある大学の社会人講座に出席してきました。

歯医者ばかりやっていると、どんどん頭の中が固くなりそうで、一昨年より機会をみて他分野の講座に出ています。

昨日は、ホイチョイプロダクションの馬場達夫氏をゲストに迎えた講座。
もともとファッションを主とした講座のはずなんですが、世の中の流れとファッションとの関係ということでトークライブ的な講座となりました。

90分の短い時間でしたが、
その鋭い視点。
過去から現在への時代の変遷の捉え方、分析力。
そして、その表現力。

どれも「さすが!」と思わされる内容に、実に充実した時間でした。

やはり「才能」を感じさせる人の話は面白いですね〜。

ちなみにホイチョイプロダクションと言えば、私と同世代の人にはきっとおなじみの「気まぐれコンセプト」、「見栄講座」といった本や、映画「私をスキーに連れて行って」といったどちらかというと「軽い」イメージがありますが、実は私は写真の「エンタメの夜明け」という本が大好きです。
(もちろん、見栄講座なども好きですが)

結局、

16f7e511.jpgどんな商行為でもそうですが、提供側と受領側の信頼関係がすべての基本です。

そして個人的には、多少の不便よりも、それ以上の人間関係の構築が出来ていることが大切と考えています。

例えば、食事にしても、値段や品質が一定して長時間利用できる大手のチェーン店もあれば、定休日が不安定だったり味も日によって(限度はありますが)違ったりしても、信頼できる店主・店員のお店があります。
そして、こういう個人店は当然ながら人の体力や主義にその営業形態が左右され、最近の利便性を是とする見方をすれば欠陥だらけの商売かもしれません。


医療も同じようなことが言えると思います。
もちろん、救急対応をしなければならない大病院や救急医療センターなどは別ですが、個人開業医までもが同じような方向を目指さなければならないのか、ちょっと疑問を感じます。


しかし、歯科医師がたった一人という超零細歯科医院は、診療時間も短く、休日や昼休みもあり、急患対応に難があり、訪問診療にもなかなか対応できません。

今回の保険改訂を見ていると、やがてこういう超零細個人開業医は淘汰されて行くのかもしれないという気すらします・・・。




人対人

Fb1340iうちを受診する患者さんの多くが、それまで他院での診療を経験なさっています。

当然、今まで通院していた医院に不満があって転院なさっているわけですが、そのひとつに「担当医が通院の度に変わるために処置方針が一定しない」が挙げられます。


私が歯科大学を卒業して勤務していた歯科医院は、歯科医師が多い時で6人ほど在籍する比較的規模の大きい歯科医院でした。
が、完全担当医制でしたから、上記のような不満は少なかったと思います。

ただ、複数歯科医師がいれば、その全員の処置を受けてみなければ「お気に入り」の歯科医師の指名すら出来ません。

完全担当医制では、通院ごとに処置を受ける歯科医師が変わるということはありませんが、見方を変えれば当たり外れもあるわけです。

つまり、複数の歯科医師が在籍している歯科医院では、同じ看板の基で担当歯科医師による診療差がどうしても生じてしまいます。

当時、勤務先の院長もこの点についていろいろ気遣いしていた記憶があります。
そして、それは私自身も勤務医を雇用していたころは、気にした点でもあります。



一般開業医という業態

Fb1341i開業したころ、多くの先輩から「院長のお前がいなくてもまわる歯科医院にした方が良いぞ」と言われました。

つまり、勤務医を雇用し、複数の歯科医師で医院をまわせということです。
確かに、マンパワーが豊富であれば、不測の事態にも柔軟に対応出来ます。

それに、私一人であれば、私の体調次第で医院経営は簡単に破綻してしまいますから、企業として考えれば当然合理的です。



今回の保険改訂ででてきた多くの「施設基準」は、一人の歯科医師で運営されている歯科医院ではなかなか要件を満たすことが難しく、ここに個人的にはジレンマを感じています。

確かに、複数の歯科医師が在籍していれば、多くの来院者に対応できますし、当然ながら診療時間も長くできます。
また、訪問診療にも対応しやすく、受診者の「利便性」で言えば非常に良いことが多いのですが・・・。


今年の保険改訂

Fb1343i何度か書いていますが、2年に一回の医療保険改訂が今年もありました。

もちろん、歯科医師になって何度も経験している保険改訂ですが、今年ほど将来のことを考えさせられる改訂は初めてではないかと感じています。

かねてから予想はされていましたが、来るべき超高齢化社会を見据えた改訂とは思いますが、今後の「一般開業医」の業態すら変えてしまうかもしれないと個人的に思えるからです。

今年のキーワードは施設基準。

つまり、一定の要件を満たす診療所でなければ、同じ医療行為をやっても満たしていない診療所とは保険点数に差がつくのです。
しかし、この一定の要件というのが曲者(?)。

確かに、患者さんにとっては「便利」になるかもしれませんが、私の目指している医療形態とは異なっているように感じられてなりません。

知りたい「使い方」

28828924_1442063554s予々感じている事なんですが、日本の歯科医師は技術追求に余念がない方がホント多いのではないでしょうか?

実は私がここのところ購入しようか迷っている器材があります。
大抵のものはポンポン後先考えずに購入してしまう私ですが、この器材に関しては未だ迷っています。

少し前にメーカーの方に伺ったのですが、なんとこの器材の昨年一年間の国内売り上げ台数は、EU圏の売り上げ台数より多いそうなんですね。

えっと、EU圏って何カ国でしたっけ?
なんと日本一国だけでそれよりも多いって、さすがコンビニよりも歯科医院が多い日本!

というのは冗談ですが、これを導入したからと言って保険診療では増収にはほとんどなりません。
さらに言えば、ちょっと前までは二次医療機関が備えていればいいのでは?とすら思っていたくらいです。
そんな器材がそんなに沢山売れているなんて、医科のCTみたいな感じなのでしょうか?

しかし、私の周囲でも導入している歯科医院は珍しくありません。

確かに高価ではありますが、実はそれが導入を迷わせている訳ではなく、私の診療システムにどう取り入れると良い結果に結びつくかが見えないんですね。

皆さん、どうしているんでしょう?

と、いうわけで導入歯科医院の見学ツアーを計画中です。

購入した器材がオブジェになってしまっては困りますからね・・・。
livedoor プロフィール

fdo964

Profile
藤本 卓
東京都稲城市の歯医者、藤本 卓(たく)です。
出身地を訊かれると、とっても困る小学校5つ、中学校4つを渡り歩いた自称「転校王」。
「ここにきて良かった」と患者さんに言っていただけることを目標に、日々診療に取り組んでおります。
趣味は、仕事と読書と酒&パイプ。

好きな言葉が「真理は常に少数派とともにあり」の天邪鬼。

昭和38年1月 生まれ
昭和62年3月 東京歯科大学卒業
平成5年10月 稲城市にて開業
平成17年9月 現在地へ移転

日本歯周病学会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
日本障害者歯科学会会員
日本臨床歯周療法集談会会員
総武臨床研究会会員
口腔感染症懇話会会員
南多摩予防歯科研究会会長
八南歯科医師会稲城支部支部長
稲城歯科医会会長

ふじもと歯科診療室
東京都稲城市東長沼3103-12
(京王稲城駅徒歩1分)

電話 042−378−7105
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