2016年10月
2016年10月28日
後は「腕」ですね・・・
私の臨床にとって欠かせない口腔内写真。勤務医のころからその重要性を感じ、勤務先の院長のカメラを借りて撮影していたところ、あまりに使い倒すので「自分のを買ったら?」と言われ、購入したのがたしか卒業1年目の終わり頃。
当時、給料の半額くらいの価格だったので、随分と思い悩んで購入したものです。
そして、時代はデジカメに。
銀塩時代とは比べ物にならない簡便さと低コストにより、本当に楽になりました。
が、デジカメはデジカメならではの設定が必要でなかなかそれが理解できないでいました。
でも、自分で歯科医師向けの講演会の講師をやり始めると、そんなことは言ってられません。
で、新しく買い替えて使っていましたが、どうも今ひとつ。
でも、カメラも何が良いのかわかりませんし、ましてや設定となるとチンプンカンプン。
ところがひょんなことからレッスンプロの方と知り合いになり、さらに先日のブログにも記載したように世界的に活躍している方のセミナーも受けるチャンスに恵まれました。
当然ながら良い写真は器材に大きく左右されます。
早速教えていただいた器材を購入しました。
⬆まずは、市販のものを購入し、そのまま組み立てた状態。
⬆そして、講師の先生おススメのアダプターを取り付けた状態です。あとは設定を含めた「腕」が問われるところ。
かなりの高額投資になりましたので、無駄にならないよう頑張らなければ・・・.
2016年10月26日
手取り、足取り
先週の日曜日(10/23)に、またまた写真撮影のセミナーに参加して来ました。偶然2週続けて写真講座が続いたわけですが、それぞれ被写体と撮り方が全く違うので、それぞれに面白い体験でした。
実は今回の写真撮影セミナーの講師は、アメリカで歯科技工士として活躍されている方で、そのご高名はかねてより聴いていました。
なのでどうしても参加したかったのですが、さすがに申込者殺到と言う状態。
かろうじて滑り込めたのはラッキーでした。
アメリカでラボを開業なさっているのですが、顧客である歯科医師は全国です。
当然ながら患者さんの情報は写真に頼るほかなく、その分写真に要求される条件はシビアです。
そういった環境から「いかに、コミュニケーション手段として” 使える ” 写真を撮れる」かどうかということはとても重要です。
そして、ほとんど外注技工という業態が一般化している日本でもそれは一緒。
それにしても、全世界でご講演なさっているということで、さすがに教え方は上手。
手取り足取り、丁寧に教えていただき、大満足の一日でした。
受講の成果をだすために、早速器材を注文。
楽しみです。
2016年10月17日
異分野
昨日の日曜日は、写真撮影のセミナーに。歯科治療の中で、美しく、見やすい写真を撮ることの重要性は年々増しています。
私が歯科医師になった30年ほど前は、歯科の写真というと治療経過を撮影し、それを勉強会や研修会で発表することにより、自身の臨床レベルを上げるということが主な用途だったように思います。
しかし、デジタルが登場し、「撮ったその場ですぐ見ることができる」ようになってからは、患者さんの理解・協力を求めるにも有効な手段ですし、技工士さんなどとの意思疎通にももはや必須。
しかし、自己流でやっていたのではなかなか上手に撮る事はできないことを感じていました。
特に銀塩世代ですから(?)、デジカメならではのセッティングは、メーカーや詳しいアドバイザー任せ。
それがひょんなことから、デジカメ撮影のレッスンプロの方と知り合いになり、特別枠で教室を開催していただきました。
これがもう、目から鱗というか、まったく知らない世界の扉を開けてしまったような衝撃。
実は、偶然ながら来週も歯科の写真に特化した写真教室を受講します。
写真なんて、歯科医療と関係あるの?という違和感もあろうかと思いますが、今やパソコンスキルなども含め、かつては無関係と思われた異分野の知識や技術も必要とされる時代なんですね〜。
2016年10月10日
果たして・・・
このところ、20〜30代の若手歯科医師からの質問に答える機会が増えており、毎日のように数人の先生とメールのやり取りをしています。メールやSNS といった私がその年代の頃には想像もしなかった手段により、より手軽に訊きやすくなったということが大きいのでしょうね。
そうして質問に答えながら時々ふと考えるのが、もしその年代の頃の自分が今の自分を見たらどう思うのかな?ということです。
昨今ほど質問しやすい環境にはありませんでしたが、それでも「この先生はすごい!」と感じた先生のところには、カルテやレントゲン、スライド(写真)などを持参し、ずいぶんと食いついたものでした。
納得できないといろいろと言いつのるので「いい加減にしろ!」と言われたことも・・・・。
でも、そういった先輩方のおかげで、今の自分があります。
果たしてあのころの自分が今の自分をみて質問しようと思ってくれるかな?
昨日の休診日は、東京国際フォーラムで行われたデジタル・デンティストリーの研修会に。