2016年11月
2016年11月18日
桜静会講演
一昨日の16日(水)は、午後休診し静岡市で講演を行って来ました。たまたま知り合いが静岡市歯科医師会のとある勉強会の学術担当ということで私がお呼ばれしたわけなのですが、さすがに歯科医師会会員の主催となると、プレッシャーも大きく、かなり緊張しました。
が、出席の先生方の温かい雰囲気のお蔭で無事終了。
懇親会も盛り上がり、お役目はなんとか果たせたかな?と一息。
事前に何度も練習したのですが、やはり人前でお話するということは、事前の練習量にその結果が左右されますね。
ちょっとパワポにトラブルが発生したのですが、なんとか無事終えることができたのも練習のお蔭と思います。
これって、診療と同じですね。
私は毎日事前に予約の患者さんの診療を予約簿をみながらシュミレーションするのですが、やはりちょっとでも事前にイメージしておくと診療もスムーズに行きます。
ぶっつけ本番は、メンタルが強い人は良いでしょうが、私のような小心者には難しい・・・。
2016年11月07日
好み
昨日の投稿で、私のコンセプトとの違いという一文を載せました。もしかすると、コンセプトというよりもアプローチ方法と言った方が適切かもしれません。
圧倒的な知識と高度なテクニックの数々を見せられ、改めて演者の先生の研修を受けようかと考えたのですが、それを思いとどまったのはその研修会の序文を読んだから。
前後は略しますが、私が気になったのは「・・・欠損にたいする補綴処置の第一選択がインプラントになってから・・・」というところ。
いえいえ、私の第一選択は「入れ歯」なんです。
もちろん、インプラント処置も否定はしません。
しかし、私の方針としては第一選択にはならないんですね。
これはもしかすると歯科医師の「好み」という次元にすらなるかもしれませんが、処置の選択をするベースにはその歯科医師の得意不得意から始まって、最終的な医療目標がどこにあるのかが決定打になります。
あとは、そのコンセプトを患者さんが受け入れてくださるかどうかというところかもしれません。
2016年11月06日
たとえコンセプトは違っても
先日の文化の日(11/3 )には、「再生療法の今を語る」という講演会を受講してきました。歯周病の治療方法には様々な方法がありますが、その一つである「再生療法」。
比較的歴史が浅く、また歯周病への深い理解と高度な手術テクニックが必要とされるので、あまり一般的ではありませんが、成功すればびっくりするほどお口の中は変わっていきます。
以前は私も随分と取り組んだのですが、いろいろ事情がありあまりやらなくなっていました(というかここ数年は全く)。
しかし、やらないから知らなくても良いというわけではなく、知識としては必須です。
案の定、ちょっとサボっただけで「そんな考えがあるのか!」「そんなテクニックがあるのか!」と、進歩の度合いを目の当たりにすることに。
やはり聴いて良かったな〜と実感しました。
とはいえ、私がこれを自分の診療に用いるかというと、かなり微妙なところ。
というのも、診療に対するコンセプトが違うから。
私がこの処置方法をやらなくなったのもコンセプトがだんだんずれてきたからなんですね。
ただ、かつては自分も最先端の知識を有していたと自負していた分野でも、ちょっとサボるとあっという間に置いていかれるということに改めて気付かされました。
やはり、研修&勉強は続けなくては・・・。