2018年01月
2018年01月31日
自分のポリシー

移転前の話ですが、その多くの方にいかに対応すべきか随分と悩みました(今でも解決したわけではありませんが)。
私の周囲では、勤務医を入れて受け入れ体制を大きくして対応する人が多いので、私も一時期勤務医の先生を雇用したことがあります。
幸い、優秀な先生に恵まれたのですが、どうしても自分の中で違和感が消えませんでした。
私の診療のポリシーは、「自分がされたい治療を行う」なので、「されたくない」ことはしたくないんですね。
飲食店などで顕著なのですが、いつも同じお店の人が対応してくれるお店が好きです。
信頼できる料理人(または、バーマン)がいて、店員さんも顔ぶれが安定している。
そんなお店には、やはり通ってしまいます。
翻って、うちでそれをやろうとすると、歯科医師は私一人であるべき。
ただ、そうなると対応できる患者さんの数には限度があります。
4年前から新患の方の受け入れ数を決めたのも、それが理由です。
年が明けてからなぜか新患の方からの問い合わせが多く、そのほとんどの方が数ヶ月先の予約ということで受診を断念させてしまって申し訳なく思ってはいるのですが、以上の理由でどうしても仕方がありません。
今後もこの方針はそうそう変わる事が無いと思いますので、どうかご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
2018年01月30日
2018年01月29日
咬合迷子の会

講師の杉元先生と井上先生は、知る人ぞ知る、超がつくエキスパート。
しかも、話もとっても上手。
今回はビデオ係でもあったので、途中まったく眠くなることもなく、最後まで集中して聴く事ができました。
実は、「咬合迷子の会」は昨年に引き続き2回目。
しかし、内容はよりやさしくわかり易くという感じにヴァージョンアップされ、流石の内容でした。
通常であれば撮影はしないのですが、4月以降に杉元先生が業界誌に連載を始めるので、その編集者との打ち合わせの資料になればという目的のビデオ撮影。
役得で私の手元にありますので、いずれ機会をみてスタッフ全員で観るつもりです。
2018年01月26日
記憶に残すために

昨日の休診日は、学校歯科医を担当している平尾小学校で、3年生を対象に歯科講話を行って来ました。
平尾小学校(旧第五小学校)の校医になって23年。
3年生を対象に講話を始めて20年ほどになります。
いわゆる「授業」ができるような訓練は受けていませんから、当初はなかなか話を聴いてもらえなかったり、騒がしいままで終わったりと四苦八苦しましたが、一方的にお話するだけでなく、参加型というか、考えさせる方式にしてからなんとか形になって来た気がしています。
そして、少しでも記憶に残るように4年ほど前から咬む力を測定するガムを咬んでもらうようにしています。
給食以外で「モノを食べる」という経験は普段ありませんから、これが面白いようです。
2018年01月24日
2018年01月23日
大雪

昨夜からの大雪で帰宅困難・出勤困難が予想されたので、昨晩は診療室に泊りました。
キチンと眠れるところもなく、床に寝袋という体制ですが、人ごみで風邪をうつされたり、移動で疲労するよりははるかにマシです。
で、朝から雪かき。
これだけ?と思われるかもしれませんが、以前の経験でこれ以上やると手が震えてしまうことがわかっているので・・・。
以前、秋田の豪雪地帯で開業している友人が「オレは、仕事のある日は絶対雪かきはしない!』と言っていましたが、たしかに本業に支障が出ては、本末転倒。
ちなみに「雪の日は混む」というのがうちのジンクスで、昨日もキャンセルの方よりも急患の方の方が多いという状況でした。
さて、今日はいかに?
2018年01月22日
違いを生み出す違い

昨日は、Greater Nagoya Dental Meeting という講演会受講のため、名古屋に日帰りしてきました。
一昨日の診療後に義歯の勉強会があって帰宅が遅かったので、寝坊しやしないか心配だったのですが、いつも以上に目覚ましの世話にもならず、無事起床&間に合いました。
正直、名古屋には地縁も人の縁も無く、過去名古屋を訪れたのは趣味の大会があったときの1回だけ。
しかし今回の講演会は、私が聴きたいと思っていた講師が2人もお話してくださいます(講演は5人)。
どちらも東京の歯科医師なのですが、あまりの人気になかなか講演会の空きが無いんですね〜。
で、感想はと言うのと、いやぁ〜、行って良かった!
もう、素晴らしい内容でした。
そして、内容もさることながら、こうしたトップランナーと言われ、ハイレベルな臨床を続けている人と自分との違いも鮮明に・・・・。
その違いを生み出す違いに気づけたのが、もしかしたら内容以上に大きな収穫かもしれません。
2018年01月19日
共通言語

先日、このブログでも紹介したこの本。
スタッフ全員に購入配布しています。
こういうのは、私一人が理解して臨床に取り入れようとしても、診療室全員の理解は得られません。
各自がキチンと読んで、それぞれの考えの中で消化してもらわないと、空回りで終わってしまいます。
今までも、このような一般書だけでなく専門書も全員に購入配布してきました。
最初のころはレポート提出を課題にだしていたのですが、今はそこまではやっていません。
ただ、共通言語ができれば良いと考えているからです。
ところでこの本には、数々のエクササイズが紹介されているのですが、実際に私が実践してみて効果を実感しています。
これから花粉症の季節。
果たしてその効果はいかに?
2018年01月17日
一致団結

もう、20年ほど前から毎月行っています。
診療室内の様々な決め事は、すべてスタッフ全員で共有しないと、患者さんに余計な誤解や不安感を招きかねないので話し合いは必須です。
またそういう決め事だけでなく、私の目指すところ、いわゆる診療方針の理解を徹底する事。
そして、その方針の元に私の患者さんへの説明や処置があることを納得してもらうこともミーティングの大切な目的です。
昨日は、これから私が本格的に方針を定めた内容について、お話を聴いてもらいました。
スタッフ全員が納得していないと、院内の雰囲気は必ず乱れると考えています。
私が間違っていたら指摘してくれるスタッフですから、全員納得は安心です。
2018年01月16日
データの裏付け

つまり、高齢でお口の健康が保たれている人の口はどうなっているのか?というデータが揃うようになって来ているわけです。
個人差ということは差し引いても、とにかく自分の歯がちゃんと残っているという人たちのパターンを知り、なるべくそれに近づけるというのは、一つの拠り所となる訳です。
なので、ここ最近はむし歯とか歯周病ということだけでなく、トータルバランスという方向に診療の重点を置くようになってきました。
実は私が昨年から「機能矯正」を始めたのも、この一環。
口は全身の鏡という言葉がありますが、お口の中だけを診ていたのでは健康状態を保つのは難しいとつくづく感じています。