2019年04月
2019年04月30日
応急的診療日

とは言え、スタッフも平素の半分以下。
対応できるのは、症状の都合からあまり間を空けられない方と急患のみ。
急患については、休日診療加算が加わりますから、平素に比べて窓口の支払いが高くなります。
また、薬局さんも閉まっていますから、基本的には休日応急診療所の受診をおススメします。
多摩休日応急歯科診療所
多摩市関戸4−19−5
電話:042-376-9111
2019年04月29日
続々と・・・

連休渋滞を避けるべく朝の6時に自宅を出たのですが、甘かったようで、普段の1.5 倍の通勤時間。
昨日は、電車で来たのですが、今日はいろいろと持ち帰らなければならないものもあるので車にしたのですが・・・。
それにしても、診療そのものに支障がでそうなところはいつも見直して整理に勤めているので大丈夫なのですが、書類の整理は本当に溜めると大変ですね。
おまけに封を切っていないDMがどんどん出てきます。
昨日だけで相当進んだので、今朝は引き出しの整理。
いや〜、「確かあったはずだけど、どこにいっちゃったかな?」というものが続々と発見されます。
ちょうど来月申請しなければならない書類も見つかり、ひと安心。
もう少し、こまめに整理しなければいけませんね〜。
2019年04月28日
2019年04月27日
おススメ書籍

今年の4月1日に発売ホヤホヤの本です。
実は、著者の森永宏喜氏とは15年以上の付き合いで、東日本大震災の震災復興支援活動にも誘ってくれた仲(そこから石巻の雄勝歯科診療所でのボランティア診療に繋がったのですが)。
もの凄い勉強家で、以前から栄養学に強いことは知っていましたし、その方面の活動も熱心にやっていたのは知っていましたが、こんな凄い本までだされるとは・・・。
正直、「アンチエイジング」という言葉が好きではないのですが、(著書にも書かれているように)「ウェルエイジング」「ハッピーエイジング」という言葉であれば、私も抵抗なく受け入れられます。
なかなか縮まらない健康寿命と平均寿命の差(つまり寝たきりや周囲が大変な思いをする時期)を縮めることへの大きなヒントが本書には実にわかりやすく書かれています。
友人が著者だからではなく、心から良書としておススメする本です。
2019年04月26日
居心地の良い場所

そして、器材の修理を業者さんに。
それが終わってから、GWに予定していたプチ改装を午後一杯かけて行いました。
お天気も良かったので、窓を全開にし、かねてより気になっていたコーキングの補修や家具の配置換えなど。
人によって向き不向きはあるでしょうが、だ〜れもいない診療室で一人作業をするって、結構好きなんですね。
朝早くも、夜遅くも、そして休みの日でも診療室にいると、なぜか落ち着きます。
そう言えば、ある歯科雑誌の有名歯科医師へのインタビューの連載で、数人の先生がパワースポットはどこ?の問いに対して診療室と答えているのを読んで、私も一緒と思ったものです。
昨日の作業は思ったよりもはかどったので、GWの作業項目を増やそうかな?
2019年04月25日
金属床について その8

まず、新しい入れ歯は、それがないと食事が摂れない/見た目にどうしても必要という場合を除いて最初の1週間は食事時には外してもらうようにお話します。
そして食事時以外の時間にできるだけ入れてもらうようにしてもらいます。
物を食べるという動作は、歯だけでなく、顎の運動を司る筋肉と舌の連携のうえに成り立ちますが、非常に精緻な運動なので(髪の毛1本でも識別できるほどですから)、入れ歯という人工物が使えるかどうかはまず周囲に馴染ませないことにはどうにもなりません。
ほっぺたや舌に「入れ歯の存在」を認めさせ、慣れたうえでないと食事などという動作は覚束ないはずなのです。
多くの方は、新しい入れ歯ですぐに食べようとしますが、その結果あちこちが痛くなったり上手く噛めなかったりと「自分に入れ歯は合わない」という状態に陥りがち。
でも、そんな「新品の靴を購入してすぐに高い山に登る」ようなことが上手くいかないのはご理解いただけると思います。
2019年04月24日
東京歯科大学地域支部連合会 学術講演会

講師はオーラルメディシン・口腔外科学講座教授。
なんと私よりも随分年下の教授で、当初はその年齢に驚きましたが、受講してその話しの上手さにさらにビックリ。
講演内容もまさに今、私が聴きたいトピックだったのですが、まったく飽きさせないその話術は流石なもの。
また随所に昨年の歯科医師国家試験問題や医師国家試験問題をちりばめ、現在国に求められている歯科医師の必要能力を知らしめてくれたところも素晴らしい。
診療後の学術講演って、結構眠くなることが多いのですが、約2時間の講義中まったく眠気を覚えることもなく、また内容が実に整理されて頭に入ります。
こういう講演は、受講内容はもちろん、話しかたも多いに学びになります。
2019年04月23日
金属床について その7

全く初めて入れ歯を作る、以前に作った経験はあるけれども、今は使っていない、現在使っているけれどもぐあいがイマイチ、といういずれの場合でも、うちではまず「入れ歯は2つ作るつもりで考えてください」とお話します。
当たり前ですが、具合が良い状態で歯科医院での処置を希望する方はいらっしゃいません。
なんらかの不都合があり、それでもなんとか毎日の食事を摂っているという状態で来院なさるわけです。
当然ながら皆さんなんとか工夫しているわけですが、これにより筋肉に癖がついていたり、舌などの位置や形態が変化したり、はたまた脳細胞の働きにも健全な時とは異なる現象を抱えてる場合すらあります。
また、入れ歯はその形によって具合の良し悪しがかなり左右されます(のちに詳述します)。
なので、型を摂って、噛み合わせを合わせたら「はい、出来上がり」と言うものではなく、「体の動き」を健全に近づける「治療用義歯」が必要であると私は考えています。
2019年04月22日
金属床について その6

部分入れ歯の臨床の難しさはいくつかその理由がありますが、一番はやはり「異物感」。
何しろ、髪の毛1本でも簡単に識別してしまうお口の中ですから、ちょっとした突起、膨らみ、といっった舌触りから始まり、歯茎との隙間、浮き上がりなどいくらでもその要因はあるわけです。
そういう「異物感の塊」みたいなモノを使ってもらうためには、慣れるためのステップを確立し、手順を踏んでいく必要があると考えています。
おそらくほとんどの歯科医院では新しく入れ歯を作ったら「使ってみて具合の悪いところは調整しますね」という対応ではないでしょうか?
かく言う私も、十年ほど前まではそんな対応でした。
しかし、それでは使ってみて自分には合わないと感じたら、そのまま使わなくなる患者さんが出てきて当然。
入れ歯は作ったら終わりではなく、患者さんの経験値に合わせた慣れるためのプログラムが大切です。