2020年08月

2020年08月30日

歴史に学ぶ

antenna_memo_man新型コロナウイルスの問題で、いったい何が有効なのか、
どうすれば、感染拡大や重症化を防げるのか様々な情報が錯綜し、正直混乱状態。

当たり前ですが、そもそも感染対策方法がハッキリしていれば、これほど世界を混乱に陥れることもないはずですしね。

PCR検査でも誤解が多く、陰性であれば安心という風潮がありますが、私自身は、そんな単純には考えられません。



感染制御の父と言われるイグナッツ・ゼンメルワイス先生が、細菌(やウイルス)が発見される前から、さらし粉の水溶液で手を洗うことが産褥熱に効果があるという提言をした際にも多くの否定論者に攻撃され、なかなか認められなかったという歴史があります。

その時点で有効とされるものが無効だったり、またはその逆だったりする事例はたくさんあるので、感染症の専門家でもない私としては、過去の事例から比較的信頼できると考えられる情報をもとに効果があるとされるものより、害のある可能性はあることは避けるべき、と考えています。

2020年08月27日

医科歯科連携

banzai_sagyou_hakui_people開業医は、自分が年を取るとそれにつれて患者さんの平均年齢も上がっていくと言われます。

だからでしょうか、以前に比べて服薬中の患者さんが増えた感じがしています。

高血圧症や糖尿病、骨粗相症、心臓関係や脳関係の既往歴がある方の場合、直接歯科治療で気を付けなければならない場合もあり、患者さんの体調把握などはとても大切です。

お薬手帳などがあると、その把握にとても参考になりますが、なんと言っても担当医との直接のやりとりが一番。

なので最近は、お医者さんに病状把握のためにお手紙で問い合わせる機会が増えています。



fdo964 at 05:30|PermalinkComments(0)診療紹介 

2020年08月22日

ようやく

DSC_1698日本歯科医師会の生涯研修修了証が、昨日届きました。

歯科医院によっては、研修会の受講証明書や修了証書などを待合室などに掲示してあるところもありますが、うちでは通称「Cの部屋」(お話するためだけの部屋)に一部を掲示しています。
(全部を貼っているととても貼りきれないので)

日本歯科医師会の生涯研修修了書も毎回届くと掲示しています。
これが2年ごとに届くのですが、今まで平成28年29年と記された修了書だったので、ちょっと気になっていたんですね。30年と31年はなにも勉強していないって感じですから。

なんとなく、ホッとして早速掲示しました。

当たり前ですが、私の職業では日々勉強が欠かせません。

わざわざアピールするこもありませんが、何もないと患者さんが不安かな?と思って片隅に掲示しています。




fdo964 at 05:10|PermalinkComments(0)雑感 

2020年08月16日

客観的評価の重要性

3kS5Hsgv0J9H今年の4月に大きな保険改訂があったのですが、そのうちの一つに口腔機能に対する評価が盛り込まれたことが挙げられます。

熱心に取り組んでいる歯科医師には朗報ですし、それほど熱心とは言えない私のような開業医でも、やはりうれしいところです。
今までは、患者さんのためにこういうことをしたいと思っていても「保険算定ができない」ことから自費をお願いするか、自腹を切るかというところでしたからね。

実施するためには機材を揃え、施設基準の届け出が必要になりますが、先々月に申請書が受理されたので、先月から早速実施しています。

今のところ、65歳以上の入れ歯を使用している患者さんを対象にしていますが、これがびっくりするほど客観的な評価ができそうな印象です。


そして、数字で結果がでますから、対処方法もより具体的に取り組めそうです。

う〜ん、買って良かった・・・。



fdo964 at 11:13|PermalinkComments(0)診療紹介 

2020年08月08日

平常診療時間&日

haisy_chiryo世間では、今日から連休の方が多いようですね。
さらに、そのままお盆休みで長い連休の方もいらっしゃるようですが、うちでは例年通り「お盆休み」はありません。

来週は、月曜日(山の日)と木曜日(定休診日)は休診しますが、それ以外は通常通り。

ただ、スタッフは交代でお休みしますので、急患の受け入れ枠は狭くなっています。

2020年08月06日

モニタリングをより充実

unnamed-3うちでは、抜歯や歯周病関係の手術などのいわゆる「観血処置」時には、血圧・心拍数・酸素飽和濃度・心電図波形のモニタリングを採っています。

平成8年からそうしているのですが、これはあるお医者さんから

「歯科治療って、全部外科処置だよね?その上、麻酔を頻繁に使うのになぜモニタリングしないの?」

と訊かれたことがあったから。

それまでは、患者さんへのアンケートで高血圧やその他の疾患があるという方の処置前に血圧を測る程度でした。

モニタリングの器械は40万円以上しますから、そうそう気軽に購入できるシロモノではありませでしたし、あまりそういう意識がなかったんですね。
それに当時は、モニタリングしながら処置する歯科医院は少なく、セッティングしていると患者さんから「却って緊張する」などと言われたりしていました(今でも言われますが)。

しかし、実際に使っていると隠れた高血圧を発見したり、術中の患者さんの体調の変化に気づけたりと「使っていて良かった」ということがあります(そうそう頻繁ではありませんが)。

そうすると、私も使うと安心。


なので、新型コロナウイルスの影響というわけでもありませんが、この8月から高血圧性疾患や糖尿病、てんかんや血管系の基礎疾患のある患者さんには、観血処置だけでなく、一般的な歯科処置時にもなるべくモニタリングしようと簡易型の器械を数台導入しました(これなら安価なので)。

今までやっていなかったことを始めると不安に思う患者さんもいらっしゃいますが、安心のためご協力をお願いいたします。






2020年08月05日

話題のポピドンヨード

bukubuku_ugaiイソジンによる新型コロナウイルス対策が話題になっていますが、賛否両論。
ある意味、大騒ぎになっていますが、個人的には下記の記事が私としても同意できる内容と感じています。

「ポピドンヨードによるうがいは新型コロナを改善させる」は本当か?医師が解説

注意点としては、
予防のために日常的にしないこと。
安全の為、長期間継続的に行わないこと。
でしょうか?

なんらかの症状がある、もしくは感染のリスクが高い時に1日4回最大限で4日間のうがいという意見もあります。

ただ、記事中にもありますが、口腔内を清潔に保つことが基本ですね。

歯医者だから言っているわけではなく、お医者さんたちのブログなどを読んでも皆さん書いてらっしゃいます。




2020年08月03日

足を運んで、

antenna_memo_man感染者の数がどんどん増え、終わりの見えない新型コロナウイルス問題(個人的には、終わりは無いと感じていますが)。

いろいろ出歩かない方が良いのかもしれませんが、そんなことばかりは言っていられません。

実は、昨日の日曜日は、歯科専門書籍を扱うお店に行ってきました。

新しい書籍の案内はどんどん来るのですが、安価とは言えない専門書ですから、そうそう安易に購入はできません。
できれば、実際に内容を確かめてから購入したいので、定期的にそのお店には足を運んでいます。
が、今回の騒動で定期的の期間が開いてしまったので、人が少なそうな時間を狙って行っってきました。
幸い(?)お客は私一人。

ネットの情報やオンラインセミナーも以前に比べれば信頼性も高まり、レベルアップしているのは理解していますが、書籍の重みは別。

それに、立ち読みだけでも多くの示唆が得られるのが、専門店訪問の利点。

もちろん、購入書籍もありますが、それ以上の学びを得られる専門店が存続してくれることを、切に願います。



fdo964 at 04:42|PermalinkComments(0)雑感