2023年11月

2023年11月30日

腕よりも機材(?)

haisya11先日、とあるセミナービデオを視ていたところ、講師の「歯医者は腕も大切だけど、それ以上にどんな道具を使っているかで結果が左右される時代になってきた」という言葉が残りました。

もちろん、その道具を使いこなす知識と腕は必要ですが、それ以上にそもそもそういう機材を揃えていなければ、腕でカバーできるものではないわけです。

そして、そういう言葉に頷かざるえないほど、機材の進歩は過去にないほどの進化を続けています。

最近は、「もし、宝くじが当たったら?」という言葉に、欲しいものが自分のモノではなく、診療関係機材がすぐに思い浮ぶほど欲しい機材だらけですね。

fdo964 at 09:19|PermalinkComments(0)雑感 

2023年11月26日

基礎は、生活指導(?)

medical_doctor_stop今に始まった事ではありませんが、どうしても歯科医師と言うと「腕」という評価をされ勝ちです。

もちろん腕前は大切ですが、それ以上にその腕を発揮しなくても済むようにして差し上げることも大切です。

大学を卒業して最初の数年は、いかに自分の腕前を上げるか、知識を増やすかということが最優先課題でした。
が、予防の大切さ。
そして、「安定した予後」を求め突き詰めていくと、高度な知識と技術を要する処置ほど困難であることに気づきます。

さて、そうなるといかに来院者に病気に対する知識を持ってもらい、所謂セルフケアの習慣を身につけてもらうかが重要になってきます。

セルフケアというと、お口のお手入れ方法に発想が集中しやすいですが、長期に良好な状態を維持している方は、歯磨きだけでなく、食習慣/生活習慣といった「習慣」が良い傾向です。

日々の臨床の中で、そういった生活指導が占める割合が、年々増えています。




fdo964 at 09:21|PermalinkComments(0)雑感 

2023年11月19日

イノベーション

mark_network_status_benkyouchu昨日は、所属しているある学会に出席してきました。

まだ入会して日が浅いのですが、毎回物凄い衝撃を受けて、「自分はいったい今まで何をやってきたんだろう?」と反省させられます。

一生勉強とは言われていますが、ここ最近のイノベーションには卒倒もの。

しかもできるだけ早く知り・習得し・日常に落とし込むことができなければ、勉強する意味もありません。


さて、今日は大会2日目です。

いったいどんな衝撃が待っているのか?

楽しみ半分、怖さ半分です。

fdo964 at 06:23|PermalinkComments(0)休診日の活動 

2023年11月18日

本日、休診です

calender_shock_man本日11/18(土)は、学会出席のため、休診いたします。

予約が取りにくい中、大変申し訳ありませんが、ご理解の程お願い申し上げます。

また、12/2(土)も研修会講師を依頼されたため、休診いたします。

2023年11月17日

もし、無かったら…

DSC_2029以前は、数年に一回あるかないか?という原因で起きる症状を訴える患者さんが今年に入って既に5人程いらっしゃいます。

それは、加齢や虫歯治療後に歯髄腔といういわゆる「歯の神経が入っている空洞が小さくなった為に神経が死んでしまう」ことから起きる痛みや腫れ。

レントゲンを撮ればすぐにわかる場合もあれば、なかなかわかりにくい場合もあるのですが、いずれにせよ神経の入っている空洞が小さくなっているので処置が難しいケースが多いんですね。
特に奥歯は一本の歯でも数本の神経が入っている管(根管と言います)を確認しなければならず、複数本あるはずなのに、一本しか見つからないということがしばしばあります。


以前は、見つからない場合はそれ用のお薬を詰めて様子を見るという処置しかできませんでしたが、こういう時に特に威力を発揮するのがマイクロスコープ。

探し当てた時は、ホッとしますし、買って良かったと心から思います。


似たようなな症状を発現する、下の小臼歯(小さな奥歯)の中心結節と呼ばれる突起が折れたことから歯の神経が死んでしまって腫れるという病気もあります。
ただ、こちらは10〜20歳代の方に多く見られますし、根管も太いので全く別の難しさがあります。
珍しい病気ではありませんが。




2023年11月02日

器具の進歩

1E3CB5A3-81D2-44DE-9EF2-D192FD020A8B本年8/26のブログで紹介した新しい診療器具。

歯の根の処置に使用するのですが、これがもう過去最高に良さを実感しています。

歯の治療も様々な分野があり、(お医者さんで言えば、内科/外科など)その中で、歯内療法という歯の根の治療をする分野の機材はどんどん新型が出てくるので、今までにもっとも入れ替わりが多く、同時にお払い箱になった機材も多いという過去があります。

そんな機材の入れ替えで、これほど結果に満足できるのは初めてかもしれません。

もちろん、治療成績と言うものは長期で判断すべきですが、少なくとも届かないところに届く、詰めたい所に詰められる、という物理的なところができてこその長期予後観察。

教えてくれた勉強会仲間には本当に感謝です。

fdo964 at 06:51|PermalinkComments(0)診療紹介