「どうせ〜だから」と言って、こちらの提示する治療を最初からあきらめる方が、時々いらっしゃいます。

「どうせ、この歯はもたないから」
「どうせ、私はハグキが弱いから」。

それまでの治療経験から出てきた言葉かもしれませんが、それを言い出すと、結局のところ「どうせ、いつかは死ぬんだから」となり、何をやってもムダということになってしまいます。

人間が確実にいつかは死ぬというものである以上、医療は、その生きている間の生活の質を上げるということしかできないものです。

また、だからといって、現状以上の質を提供するものでもありません。

20年も歯科医療に携わっていると、医療の方向性が限られていること、また限界などをつくづく感じますが、あきらめることはなるべくしたくないものです。