どんな処置をするときでもそうですが、最終的にどうなっていれば良いのか、事前に必ずイメトレします。

と、いうよりも、イメトレって、意識せずとも浮かんでくるんですね。

たとえ、ちいさなムシバの治療でも、マージンライン(人工物と歯との境界線)がこうなって、噛み合わせのぶつかりがここにきて、外形はこうなって・・・、ということを思い浮かべながら削ります。

ハグキの治療でもそうです。

うちの場合、ハグキの治療はほとんど歯科衛生士が担当しますが、それでも私の中にはイメージがあり、毎回の処置後のチェック時に、そのイメージと現実のギャップから、次回の処置の予定日や処置内容を決めます。


大学を卒業したばかりのころ、総入れ歯の大家である故村岡博先生から、「入れ歯は、入れ歯らしい形をしているもの。そのイメージを掴むのが大切」と言われ、意識するようになってから、全ての処置に対し、「出来上がり」を思い浮かべながら取り組んでいます。

たまに、そのイメージがハッキリと思い浮かばないことがあるのですが、そういった場合がいわゆる「難症例」なんですね。


処置前に、最終の状態を思い浮かべられるかどうか?

自分の中で、重視していることのひとつです。