頭よりも腕研修を受けるということ

2014年07月10日

東京で開業しているということ

私は、親が歯科医師ではないので、開業場所の選択という点での制約はまったくありません。

むしろ、選択の幅が広過ぎて、どうすれば良いのか勤務医時代はずいぶんと悩みました。


当初、とある無歯科医師村への誘いもありましたが、あまりの高額報酬にその大変さが想像され、お断りしたこともあります。
また、地方での開業は、やはりその地になにかしら繋がりがないと難しいことも解り、大都市周辺にどうしても目がいってしまいます。


そして、現在地で開業してつくづく感じているのが、この場所を選択して良かったということ。
地域の気風も合いますし、勤務医時代とはまったく異なる自分のペースについてきて下さる患者さんにも恵まれていますし。

しかし、そういったことに加え、やはり紹介できる医療機関が多いというのは、大きいですね。

残念ながら稲城市内でのご紹介ということはできない(医療機関がない)のですが、それでも電車で1時間圏内にいくつか選択枝があるというのは、とてもこころ強いことです。

そもそも、同じ歯科でもその治療内容によって得手不得手はありますし、万能な人など居ません。
特定の分野でのエキスパートの存在は、とても大切です。


時々、歯科医院や病院が非常に少ない地域の人と話すことがありますが、大抵地域での評判が悪いんですね。
でも、その原因は不得手な分野でもやらなくてはならないというところから来ていると、私は思っています。

私自身、誰の助けも借りる事ができない状況で自分では手に負えない患者さんに来院されたら・・・、と思うとゾッとします。

患者さん側からみても、上手な先生にやってもらった方が良いですし、歯科医師過剰と言われながら、私自身は多少過剰気味の方が良いのでは?と思う今日この頃です。



fdo964 at 07:41│Comments(0)雑感 

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