DSC_0578少し前の話になりますが、久しぶりに歯科医師会主催の講演会に出席してきました。

「全身的評価ができる総合歯科医を目指して」という表題のこの講演会は、内容が勉強になっただけでなく、多くのことを考えさせられました。

私が学生時代の頃から「全身を考慮した歯科治療」ということは言われ続けています。

例えば、高血圧や糖尿病。その他、脳血管障害や心筋梗塞に代表される循環器に問題を抱える患者さんは歯科治療の際に考慮しなければならないことが多々あります。

しかし、近年になってその知識と理解の必要性が年々高まっています。

その理由は、多くの新薬が用いられることにより、病気だけでなく病態を理解する必要が増した、ということ。
そして、高齢化が進んでいる影響で圧倒的にそういう「様々な医療機関に罹っている人が増えた」という2点が大きいと個人的には感じています。

病態というのは、同じ病名がついていても人によってその症状が様々ということです。

風邪を例にすると、熱が出る人、喉が痛くなる人、鼻水・鼻詰まりが主症状の人など同じ風邪でも症状の出方が異なるということです。
そして、市販の風邪薬でさえもその症状によって選択される時代です。

講演の冒頭で昨年の歯科医師国家試験の出題問題が提示されましたが、私が受験したころには影も形もなかったような分野の出題。

国家試験の問題は、厚生労働省が「必要としている歯科医師」を選抜する面もありますから、これから世の中に必要とされている人材になるために必要な知識を問われているとも言えます。

果たして自分はそういった「時代の要請」に応えられるのか?

う〜ん・・・、頑張らなきゃ。