DSC_1687私は現在、あちこちで歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士さんを対象に「良い入れ歯をつくるための勘所」という題目(いや、もちろん演題としてはもっとちゃんとした演題)で講演を行っています。

でもだからと言って、患者さんをどんどん入れ歯にしたいとは思いません。
むしろ、できるだけ入れ歯にならないようにと、日々意識しています。
そして、残念ながら入れ歯にせざる得ない状況になってしまった患者さん、もしくはすでに入れ歯を使っている患者さんがそれ以上歯を失わないようにという診療を心がけています。

できるだけ歯を失わないような診療をするためには、予防の基本を守り、ムシバ治療、歯周病治療、歯の根の治療、噛み合わせ治療、顎関節治療などの全ての分野での知識と技術が必要で、さらに「良い入れ歯」を作製するためには、歯科技工士さんやスタッフとの良好な連携が必須です。

ですから、「良い入れ歯」を患者さんに提供するには、技術的なことだけを習得すれば良いわけではなく、歯科医師としての「総合力」が問われるわけです。

私自身、それほど高度な総合力を備えているとは思っていませんが、講演でお話していることをちょっとばかり連載してみようと思います。