
昨日は、診療後に大学同窓会主催のシンポジウムに参加してきました。
高齢者の歯科治療に対する問題提議と、今後どう取り組むべきか?という演題。
これって、相当切実な問題で、私も日々悩むところなんですね。
一例を挙げると、今までは「自分の歯を大切にしましょう」「できるだけ歯は抜かずに残しましょう」と言っていたところが、いわゆる「不健康期」(介助や支援が必要な時期)に、その残した歯が原因で様々な問題が出てくるわけです。
先を見据えて早めの抜歯に踏み切るべきか、迷わない日は無いと言っても過言ではありません。
もちろん、それだけでなく将来の健康状態を想像して対応すべきことはいろいろあります。
また、そういう現場の問題だけでなく、増え続ける医療費の問題もかんがえなければなりません。
簡単に解決策が見つかるものではありませんが、一つの方向性だけは見えた気がしています。
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