ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

カテゴリ: 豆知識

そうじ

あまり明るい話題ではありませんが、知っておくと役立つかもしれないまめ知識。

毎年、お正月には必ずと言って良いほどお餅を詰まらせてお亡くなりになる人のニュースを聞きます。
特に、嚥下機能が低下したお年寄りに多いのですが、そんな時に一番有効なのは掃除機で吸い出す。

ここまでは知っている方も多いでしょうが、問題はその使い方。

スイッチを入れてから口の中に突っ込んでも、舌を吸ってしまい、喉の餅を吸うことはまず困難です。

必ず、喉のそれもできるだけ奥に先端を挿入してからスイッチ・オン!


緊急ですし、突然ですし、焦るとは思いますが、お忘れなく。


これって、我々の手術の時にも似たようなことがあるんですが、一度舌を吸ってしまうとリカバリーにはテクニックが必要とされるので、意外に難しいんですよ。

願わくば、そんな知識が役に立つなんてことがないよう・・・。

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私のクセ、その2。

何でも、語源が気になります。
略語なども。

例えば、歯科のことを、英語でDENTALと言いますね。
でも、ちょっと考えてみると、英語で歯は TEETH 。

単数だろうが、複数だろうが、どこにも ”D” はからみません。
実は、DENTALの語源は、フランス語のDANT。

近代医療の父と言われる、ピエール・フォーシャルの母国だからと言われています。

ともすれば、医学用語はドイツ語や英語と思われ勝ちですが、意外なところで意外な言葉が使われているんですね〜。

17c385e5.gif今日は春分の日。

昨日の春の陽気から一転して、雨となってしまいましたが、それでも冷え込むという感じではなくなってきましたね。

ところで、春分の日には、いつも小学校の社会科で習った事を、思い出します。

それは、「日本地図の海岸線は、春分の日の満潮時で記載されている」ということ。
一年を通じて、干潮/満潮時の海岸線は、つねに変化しています。

ですから、どこかで基準を設定する必要があります。

それが今日なんですね。

でも、雨が降って増水したらどうなっちゃうんでしょう?
な〜んて細かいことが気になる今日のお天気です(笑)

ちなみに、

春分は、昼と夜が同じ長さになる日です。
昔の人は、自然に感謝し春を祝福する日だと感じていたようです。それは、長い間冬眠をしていた動物たちが動き始め、人々もやる気に満ち溢れている時期です。
また、この日の前後にご先祖様への感謝の気持ちを伝えるためにお墓参りに行く習慣もあります。

と、いう日でもあります。

b614f188.jpg昨日から突然寒くなりましたね。

ここまで季節がいっきに変わるなんて、ここ数年、記憶にないくらいです。

当然ながら、体がその変化についていけるのか?心配なところもあります。

ところで、春先と同じように季節の変わり目には、上顎洞炎という疾患が増える傾向にあります。
耳鼻科/内科では副鼻腔炎などと呼んだりする事もありますが、要するに鼻の両脇にある空洞部分の炎症です。

歯が原因で起きる事もありますが、鼻粘膜の炎症などから波及する場合も多いようです。

症状としては、上の奥歯がズーンと重い感じ、走ったりすると響く、頬が腫れぼったいなどと、まるで奥歯に問題がおきているかのような状態になりますが、食事には支障がないというのが特徴です(ちょっと乱暴な言い方ではありますが)。

歯が原因ではありませんよとお話すると驚かれることが多いのですが、ほとんどの場合、抗生剤の服用だけで治りますからご安心を。

また、顔面神経麻痺や三叉神経痛といった神経疾患が増えるのも寒くなるこの時期から。

エアコンの効いた快適生活に慣れている分、急な温度変化への対応力が低下している昨今、季節変動が惹起する疾患が増えている気がします。

どうぞ、お気をつけください。

e32f5787.jpg「夏休みに入ると、子どもさんが多くなって忙しいんでしょう?」

開業して以来、毎年この時期に患者さんから言われるこのフレーズ。


実は、夏休み期間は案外ヒマです。
子どもたちも、旅行や両親の実家へのお伴(?)や夏期講習、合宿などで、そうそう歯医者に来るヒマなんぞないようです。

ところで、夏休みとなると、部活や運動をする機会も多いようで、それもここ数日のように暑い日が続くと、水分補給がとても大切になってきます。
私は、高校の同級生を大学1年生の時に熱中症で失っているのですが、その時の経過を聴いて、水分補給のタイミングの大切さをおそわりました。
簡単に言えば、のどが渇いてからの水分補給では遅いということ。

意識して水分を摂るようにしなければ、体温が一定以上上昇すると、体が水分を受け付けなくなります。


そしてさらに、ここで歯医者として強調しておきたいのが、いわゆるスポーツドリンクの問題。
あえてここでは商品名は出しませんが、アルカリイオン飲料というのは、実はムシ歯を誘発します。

PHの関係からすみやかな水分補給には有効でも、ムシ歯が出来やすくなる大きな原因の一つです。

で、これが意外にも知られていないんですね〜。

私としては、(飲むタイミングを考えた)ただの水をおススメしたい。
これがやはり水分補給の基本ではないかと考えています。

ハミガキをする時間、回数などについて、質問を受けることがよくあります。

一時、毎食後三分以内に三分間以上歯磨きを行なう、いわゆる「3,3,3運動」が言われていたことがあります。
そのため、食後に歯磨きをする方が多いようですね。

ところが昔からの習慣で朝は起きてから朝食前に磨く方もいらっしゃいます。どちらが正しいのでしょうか?


ムシ歯は歯の表面にできるプラーク(歯垢)の中の細菌が出す酸により歯の表面が脱灰されてできますが、このプラークはただの食べかすではなく細菌の塊なので、口の中に糖質が入ってくるとそれを吸収・分解し、どんどん生育して増えていきます。
このプラークが歯に付着していなければムシ歯はできません。そのため食後に歯磨きをして食べかすやプラークを落とすほうが、ムシ歯予防に効果的であると考えられています。

しかし、朝食前の歯磨きは、寝ている間にできたプラークをあらかじめ落としておき、口の中に糖質が入ってきても新たにプラークが歯の表面に付着したり生育するのを防止する効果があります。

言い換えるとプラークがいっぱい付着しているところへ糖質が入ってくると、プラークが生育するための餌を与えているようなものというわけです。

そのため、食前の歯磨きも効果的であるとも言われています。

結論としてどちらも正しいといえます。今まで食後に磨いている方でも、かたくなに食後だけと決め付けず、食前にも時間があれば磨いてみてください。また食前に磨いている方も、もし食後にも時間があれば磨くというように、柔軟な対応をされれば良いと思います。

もちろん、食前食後ともに磨けば、ムシ歯予防効果は確実に大きくなるのは言うまでもありません。

子供の頃、歯が抜けたらどうしていましたか。

地方によっては多少、違うかもしれませんが、私が幼いころは、下の歯は屋根の上へ、上の歯は縁の下へ投げる。そうすると良い永久歯が生えると言われていました。

これは日本だけのことではないようで、中国、シンガポール、カンボジア、タイ、ベトナムなどでも同じように、また、韓国、台湾、インドネシア、インド、スリランカでは「抜けた歯を屋根の上に放り投げる」など、アジアではよく似た風習があるようです。

また、ブラジルやドミニカ共和国、カメルーン、ボツワナ、ギリシャなどでも同じような風習があるというから驚きです。

文化の交流があったのか、同じような思案をするのか、少し考えてみると不思議な感じがします。
そのほかの国では、エジプト、リビア、オマーンなど中東、北アフリカでは太陽に向かって投げることが多いようで、アフリカの人たちにとって大きく強い太陽に乳歯をあげる代わりに、強くて丈夫な永久歯をもらおうと願ったようです。


他に、イギリス、フランス、デンマーク、スペインなどのヨーロッパ、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、エルサルバトル、コロンビア、オーストラリアなどでは、枕の下に抜けた歯を入て寝ると、歯の妖精やねずみ、うさぎがやってきて歯を持っていき、その代わりにお金やプレゼントを置いていくと言う言い伝えがあるそうです。

ねずみやうさぎの前歯は、生え変わることはなく、折れても削れても次から次へと延びてきます。そのような丈夫な永久歯が生えるのを願ったのでしょう。

世界中どこでも我が子の歯が生えてきた時に感動し、それが抜けた時、次に生える大人の歯が強くきれいに生えることを願うのでしょうね。


自覚症状のない全身疾患が、歯科で発見されることは、時々あります。
白血病などは、その代表的なものですし、私自身も膵臓ガンの患者さんを見つけたこともあります。


ところで、拒食症という病気がありますが、この病気も、口の中で歯科医が見つけられる病の1つでもあります。

拒食症は、正確には過食症と一緒に摂食障害と呼ばれるもので、心の問題が根底にあって強い意志で食べまいとすることやストレスから始まり、それがだんだんと意志に関わらず食べられなくなったり、たとえ食べられても「太ってしまう」という恐怖心に駆られて、自ら指を口に突っ込むなどして吐く行為をつづけて激痩せする病気です。

拒食症の人は、治しても治してもムシ歯になる傾向がみられます。このことは、唾液がでないことが関係しているといわれています。
原因が何かは別として、生きるために必要な食べ物を拒むほど追い詰められているわけですから、不安、ストレスは相当なものと想像され、口の中は渇ききってしまっているわけなのでムシ歯ができやすい環境になってしまうのです。

また、食べてもすべて吐いてしまうのですが、これに関しては自然に吐きやすいものを選んで食べる傾向があるようです。
そして、飲み込んだものを吐くときには、胃液が混ざるのですが、胃液はご存知のように酸ですから、この酸によって歯の表面にあるエナメル質を溶かし問題を起こすことが多くなってしまうのです。

口腔の他にも、骨粗鬆症、内臓への障害、最悪の場合生命にもかかわってくることがあります。
しかしこの病気は心の病です、あせらず気長に見守ってあげることが大切です。

歯ぎしりがなぜ起こるかは、完全には解明されていませんが、ある統計によると、寝ているときに、歯ぎしりをしている人は、成人のおよそ70%くらいだそうです。

ただ、歯ぎしりと言っても、我々の言う歯ぎしりとは、いわゆる「キリキリ」音をたてるようなものだけでなく、ぐっと食いしばっていたり、かちかち上下の歯を合わせたりする行為も含みます。
そして、患者さんの歯のすり減り具合をみれば、おおむねその傾向がわかります。


歯ぎしりが原因としか考えられない症状を訴える方に、「歯ぎしりしてますね」と、お話すると、7割くらいの人が怪訝そうになさいます。

寝ているときのことですから、本人には自覚がないんですね。

歯ぎしりを止めることはできませんが、歯ぎしりによる症状や害を押さえることは、多少ならばできます。

ただ、終わりがないのと、症状に波があるので、経過観察が非常に大切です。

随分以前に、クルマの酒気帯び運転の検問で、酒臭くなければひっかからないだろうとかんがえたOLが、コロンを口に吹きかけたところ、呼気中のアルコール濃度の検出値が上昇し、泥酔と判定されたという新聞記事がありました。

ご存知のように、クルマの酒気帯び運転は、呼気中のアルコール濃度で検出するわけですが、口臭対策の製品には、アルコールが入っていることがあり、検問時には逆効果になることがあります。

たとえば、リステリンなども、意外にアルコール濃度が高く、原液でうがいをすると、15分程度は、りっぱに酒気帯び運転レベルになるそうです。

お気をつけあれ。

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